小1/算数:数字のイメージ
3月以後、娘の算数への取り組み方を分析していますが、大事なのは、数字のイメージなんだな、と強く思います。
例えば、こんな会話。
僕:「84÷21。これ、21が何個入る?」
娘:「これは4つはいるね。だから、84÷21=4・・・0、余りはないね。」
僕:「80÷21だったら?」
娘:「4つ、、、、は入らないね。じゃあ、3つしか入らないね。」
その通り。
他には、
僕:「110÷21は?」
娘:「110÷21は5だから、105なので、110-105は、、、えっと・・・。」
そんなの5に決まってるだろ、というのが大人の発想。恐らく娘の頭の中では、
「0で5だから5、1が0になって、0-0。1-1で0。だから5。」
と計算している様子。つまり、数字を量として見えていない。
恐らく、公文の無味乾燥な計算筋トレをするときには、
1) 数直線と、
2) 塊としての量、
で考えることが必要なのだと思います。一言で言うと、「数字が絵に見える状態」。
例えるならば、
・84+16
は僕の頭の中では、テトリスのブロックがはまる感覚で、100になります。
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↓
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ですよね?大人の感覚だと。しかし、この状態を、まだ娘は具備していない。大人だったら、
・70+30
は見た瞬間に、100となる。計算していない。これが大事。
・100÷30
の商が3であることは、大人は誰も計算していない。
日々の計算を単に合っているから丸を付けるのではなく、子供の頭の中でどのような処理をしているのか、これを突き止めて、教えていく必要があるのだと考えます。そんなの、親じゃないと無理。だからこそ、自宅学習の価値があるのだと思います。
さて、どうやって、身につけさせるべきか?
「線分図」とか「数字の塊」を、毎回書かせることに尽きるのだと思います。
・83÷25
を単に計算して5秒で終えるのか、それとも、丁寧に数直線を書いて、1分をかけるのか、そこに後々の学習効果の違いが出てくるような気がします。
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ディスカッション
コメント一覧
すごく前の記事にコメントを申し訳ありません。
一年生男子の母です。五月から筋トレとして公文を始めました。
それまでは幼児教育で数をブロック(正しくはドット)で数量としてとらえさせて来ましたが、公文で数字の羅列を見ていると数字に呑まれるようです。
Bの後半に続きCの後半で苦しんでいますが、タイマーは一旦引き、一問ずつ数の作法のようなものを感じるやり方に変えています。この記事を大きく頷きながら読みました。
大変論理的な記事に興奮しています。
なかなか追い付きませんが(^-^;現在まで辿り着いたらまたメッセージ致します。
その際は読者申請させて下さいね!
>みに子さん
少しでも我が家の「苦悶」が参考になれば幸いです!試行錯誤しながら進めておりますので、方向修正しまくりですが!
単なる計算モードだと左脳中心の情報処理になりますが、数字を図形的にイメージとして、右脳も使ってバランスよく、処理することだと解釈しました。
情報処理としては圧倒的に右脳型の方が早いですし、エラーが出た時も直感的に気付ける場合が多いと思いますので、両方使い分けられるようになるのが、ベストですね。