僕の学習:競争環境の把握、2022年2月1日のライバルはそもそも何人?
今日は金曜日の夜。ワイン片手に、超長期のことを考えてみました。
ちょっとしたフェルミ推定。2022年2月1日(火)の予想。データはすぐに見つかった、総務省の統計。2015年1月1日時点の人口。
(1)日本の人口
128,226,483名(ざっくり1億2,000万人)。
(2)首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の人口
35,973,253名(ざっくり3,600万人。日本の約30%が集中。ヤバイ国ですね)。
(3)首都圏の6歳児の人口
296,485名(ざっくり30万人)。総務省の統計は5年バンドなので、5年で均等割り。
(4)中学受験率
ざっくり12%です。東京都教育委員会の統計によれば、千代田区とかは40%を超えるようですが。つまり、30万人×12%=ざっくり4万人が首都圏中学受験のマーケット規模。
市場規模がニッチすぎて、塾としてはマクロとしては儲からないでしょうね。そりゃ、授業料が高いわけだ。
(5)男子女子比率
ざっくり、50%、50%とします。つまり、娘は2万人の中での競争となります。
(6)御三家の定員
『中学受験案内』から。
①桜蔭中学校:240名
②女子学院:240名
③雙葉中学校:100名
合計:約600名
(7)結論
600/20,000=300/10,000=3%
こうして数字を見ると、マスから見て3%っていう数字は高いですね。実際には、御三家以外にも魅力的な学校はたくさんありますので、もっと門戸は広い。
とはいえ、どの世界でも(受験でも、資格試験でも、年収でも、運動能力でも、貯蓄でも)、世の中には正規分布なんてものは存在せず、大体は右側にheavily skewしたlong tail。だから、トップ5%の戦いというのは、その中では凄まじい格差社会になっているものと想像します。だから、全く簡単ではありませんね。
そういえば、「偏差値別の定員人口ピラミッド」ですが、なぜ誰も統計とってないのだろう?その気になれば、3時間くらいあれば作れそうなものですが。意味が無いから、誰もやらないんだろうか?
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ディスカッション
コメント一覧
もう少し深く掘り下げてください。
あなたにしかできない分析をお願いします。
>コメンターさん
どんなことに関心ありますでしょうか?時間があれば分析してみたいので、深堀したい方向性があれば教えて頂ければ助かります。
「偏差値別入学定員ピラミッド」とか、「偏差値60以上のプールではロングテールになっており、そもそも正規分布からは程遠い」とか、面白いテーマではないかと考えています。
時代を問わず、常にトップ1%の層は、その内部ではものすごい格差になっているのではないか、という仮説を持っています。僕には見えない世界ですが。。。
トップ層での「格差」という意味の捉え方が統一されないと、書いても読んでも伝わりにくいです。
天才に近い子も混じる一方で、努力が結果に出た普通の子もいることでしょう。もっとも、その「普通」は、あくまで頭脳明晰の層の中での「普通」で、分かりやすい話が公立小では「優秀な子」になります。
上から下まで学力層はいくつかあり、その中でドングリの背比べになっていると思っています。上位層も、ごく一部以外、僅差ではないかと思います。
上これは、数字の根拠の出すことができない、私の仮説です。
話を乱してすみません。
>nnn-bbbさん
中学受験については、私も数字を持っておりませんので、推定しかできません。しかし、僕のこれまでの人生で学んだことは、「どんな世界にもトップ3%層の中にはその他大勢が努力では決して到達できない人たちがいる」ということでした。
一言で言うと、天才、でしょうか。上の層にいる方は聡明ですから、自分が天才ではないことに気が付いてしまいます。こういう意味での格差です。格差とは数字で認識するものではなく、自分がどう思うか、の主観に依拠するものだと僕は考えます。
トップ3%以外の層については、天才は含まれていません。努力が実る世界だと認識しています。なので、中学受験は、「トップ3%の一部にいる天才を除いた、その他の人間の努力の戦い」だと認識しています。