僕の中学受験:③/9 「なんで勉強ができるの?」
(続き)
6. どうやって這い上がるか
最下位クラスからのスタートとなった僕。そして、最下位クラスには、受験勉強をやってこなかった僕の目からしても、「ちょっとこれ、どうなの?」という世界が広がっていました。
授業中にふざける子供がいる。先生の説明が理解できないので取り残される子供がいる。宿題をやってこない子供がいる。
当時僕が思ったのは、「ここから絶対に這い上がってやる!でも、どうやって勉強したらいいんだろう・・・」。普通の生活から、いきなり小6の塾の勉強密度にぶち込まれたため、一気に消化不良。塾の教室から疲れて出てくると、模試の成績優秀者の名前が階段の踊り場に張り出してあった。燦然と輝く最上位クラスに所属する、僕が通っていた校舎の男子2人。
今でもフルネームで思い出せます。端正な顔立ちの「Y君」。そして、丸刈りでいつも短パン半そでだった「S君」。
塾のツートップ。そして、エース。性格もすこぶるよく、皆から好かれていた。当然、塾の先生からも可愛がられていた。
なんで彼らはそんなに勉強が出来るんだろう。同じ小学生なのに。なんでなんだろう。
自分は最下位クラスの「人間じゃない」人間だという認識は持っていたが、勇気を振り絞って、「君って凄いね!」と話しかけました。
僕:「なんでそんなに勉強ができるの?」
Y君:「小学校5年生から勉強頑張ってるから。それに、僕は開成に行きたいんだ。」
そういえば、「開成」っていう名前見たことがある。偏差値表の一番上にのっている学校だ。そして、そんなときから勉強頑張ってきたんだ・・・。
僕は理解した。
そうか、僕はもっと頑張らないといけないんだ。
(続く)
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