小1/語彙力:『言葉力1100』の例文コンテクスト
2016年7月18日(月・祝)、朝。
休日だろうが祝日だろうが、06:00からの勉強はスケジュール通り。ペースを崩すことはしません。
毎朝、①後ろ3日分の音読、②新規1日分、を進めている『言葉力1100』ですが、現在p.53のグループAの247-252。
1) [ひごと]に秋が深まっていく。
2) その国では、日本語は[つうよう]しない。
3) [のら]に出て野菜に水をやる。
4) 友人が困っていたので、[しんみ]になって相談に乗った。
5) 両親は、政治家が[とうろん]をするテレビ番組を見るのが好きだ。
6) 飛行機がどうして飛ぶことができるのかという[りくつ]について学ぶ。
を解いておりました。(正解は2問だけでしたので、あとは意味を考えて選ばせる)
親:「ところで、昔やったやつ、どれくらい覚えているかチェックしてみよう。」
ということで、ぺらぺらとページをめくり、p.17の文章を選択。
僕:「"わなにかかった子だぬきに、[xx]をかけて、山に放してやった"、の[xx]って何?」、と読んでみた。
娘:「なさけ、でしょ。」
僕:「ん?まだテキスト見せてないけど(=上にある単語を示していない)」
娘:「でも、なさけ、のはずだもん。」
僕:「うん、合ってる。」
・・・ということで、どうやら、文章ごと暗記しているようです。
僕:「じゃあ、"友人が、交通事故を[xx]にした"は?」
娘:「まのあたり、でしょ。」
ということで、これも、例文も選択肢も見ることなく、「まのあたり」という言葉が出てきた。
やはり、文章を暗記しており、その構成要素として、語彙を暗記している。つまり、語彙の意味を短文のコンテクストと同時に暗記している、ことが判明。頭のこりかたまった僕みたいな大人には、想像もできない形式で脳にインプットされていました。
つまりこれって、英語の世界における『DUO 3.0』に代表される単語帳のように、例文+単語、の組み合わせで勉強していることを意味します。単語の意味や定義を、無味乾燥な説明で覚えるより、活きた例文のコンテクストの中で単語の「雰囲気」も含めて理解するのは、とても有効だと思います。
例えば、
①「意固地」=つまらないことに意地を張って、自分の考えを押し通すこと。
って大人が読んでもピンときませんが、
②「あまり[xx]にならず、人の意見もよく聞くべきだ。」
という例文のコンテクストとともに理解すれば、「意」「固」「地」という漢字をまだ学習していない娘でも、意味を理解できる。
やはり、この『言葉力1100』のコンセプト、凄い。知れば知るほど、よく設計されています。
学習者が多く、市場規模が大きいので強い競争原理が働く「英語勉強市場」で培われたノウハウを意識して作られたのでしょうか?それとも、単なる偶然?それとも、語学学習における単語力強化方法としての当然の帰結なのか?
謎は深まります。が、筆者が相当に優秀且つ経験豊富なことは、疑いようもありません。
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