小1/登山:富士山に登頂(標高3,776m)

娘の登山


2016年8月第一週の週末。

 

家族3名で富士山(標高3,776m)に登頂しました。天候に恵まれたこともあり、小学校1年生女子でも楽しめる内容でした。備忘メモに残しておきます。

 

(1)背景

どちらかというと、アウトドア好きな家だと思います。

 

妻と僕は、共に、登山(海外登山や、アイゼンとピッケルを使う3,000m級積雪期登山を含む)や、サイクリング・バイクツーリングといったアウトドア経験を、多少積んでおります。子供が産まれたら自然に連れ出したいと考えていたので、娘が今年4月に小学校に入学してからは、週末の天気予報をにらめっこしながら、うまく時間を見つけて登山に連れ出しています。

 

娘の中学受験の基礎体力育成とか、経験の幅を広くしたいとか、精神力を養いたい、といった「実利」を追っているものではなく、「自分達(=妻・僕)が遊びたい、自分達の遊び相手を育成したい」ものです。結果的に、娘にとっての実利を達成できることにはなりますが。

 

(2)なぜ登山なのか

親子で同じ時間を共有できるからです。

 

アウトドアには種類はあれど、親子3人で一緒に歩き、会話をし、急登に苦しみ、山頂から同じ景色を楽しめる、のは登山しかないから。サイクリングだとバラバラになるし、高低差が少ないトレッキングだと達成感が低いし、バイクはまだ娘は乗れないし、カヤック系だと道具が複雑になりすぎるし東京だと実行困難。

 

(3)今回、富士山を選択した理由

分かりやすいからです。

 

小1子供が槍ヶ岳から北穂、そしてジャンダルムを縦走しても、また北岳を登っても、本人が理解できない。他方、「富士山の頂上に登ったんだよ!」というのは、大変分かりやすい。よって、今回の山行で富士山を選択。尚、夏休みの自由研究へのレバレッジが効くというメリットもあります(そして、秋のシーズンに向けて、その自由研究から更にレバレッジをかける効果も期待できる)。

 

(4)小学校1年生で富士山に登頂するという意義

娘の自己制御能力が分かるから。

 

娘の登山は今回で3回目。日本百名山では三座目となります。標高2,000m超は既に経験済みの娘ですが、標高3,000m超は初めて。そして、日本では3,776mの富士山の次に標高が高いのは、南アルプスの北岳(3,193m)。つまり、本格的に低酸素で高山病のリスクがあるのは、夏山では富士山山頂くらいしかありません(※積雪期の3,000m級の山小屋は密室で火気暖房使うので、低酸素という意味では夏山富士山と同じくらいかも)。

 

そんな低酸素環境に、毎日毎朝筋トレ(サピックス、漢字、公文、語彙、公文先取り)をしている娘をぶちこんだら、どうなるか実験してみたかった。勉強とは自己制御能力を試すものだから。低酸素環境では、無駄にはしゃいだら負け。たんたんとすべきことをして、限界を超えてはいけない。この自己制御能力を見たかった。

 

尚、今年2016年6月にエントリーした通り、基礎体力は塾で習うことよりも、下位にある土台の前提条件だと考えています。

 

=引用=

 

結論として、中学受験合格に必要なスキルセットは、以下ピラミッド構造になっているのではないか、と考えるに至りました。

 

こういうピラミッドを想像してください。

 

 

このピラミッドには層があり、上から順に、

 

①受験当日の「運」

②受験校対策の「過去問」テクニック

③「受験テクニック」

④「基礎力」(計算・漢字・社会や理科の暗記)

⑤「読解力」

⑥「語彙」

⑦問題の意味や背景を理解できる「生活上の実体験」

⑧受験勉強に耐えられるだけの子供の「体力」

⑨親子の「信頼関係」

 

となっているのではないでしょうか。これは、下の段を崩すと上が全部崩壊する、ピラミッド構造なんじゃないかと。

 

=引用=

 

(5)今回の登山での発見

①体力の更なる向上

共働きのため、小学校に入学してからは午後は学童。思いっきり体を動かしているからか、4月以後の体力増強には目を見張るものがあります。今回の登山でも、高度順応にも適合し、山頂でもピンピンしていました。そして、登山最中も愚痴をこぼすことはありませんでした。

 

②自信の獲得

小1での富士山登頂は、それなりに珍しいので、下山していると登ってくる方に驚かれます。

 

登山客:「お嬢さんすごいね!何年生?」

 

娘:「1年生です。」

 

登山客:「え?1年生?すごいね!頂上まで登ったの?」

 

娘:「はい!もう少しですから、頑張って下さい!」

 

という会話が見知らぬ人と数十回あるので、娘としても、「ああ凄いことをしているのだ」という実感を得ることができるようです。

 

③登山技術の向上

自分のことは自分でやる。これがアウトドアにおける原則ですので、自分のおやつ(行動食)の管理、ウエアの管理、水の管理、も娘にやらせました。当然、この次にどうなるのか、どうするのか?を考えて行動することになりますので、五感を使って次の数時間の段取りを考える。これは机上では学べない良い訓練になりますね。

 

そして、僕がかなり驚いたのが、登山技術そのものの向上。子供は登りは強いのですが(体重が軽いから)、下りは足が短いので苦手、というのが僕の理解でした。しかし、今回の長い下山においては、僕が選択した足の置き場の意味を理解し、自分の足の長さを考えて的確なルートを選択、僕の下山スピードについてきました。これには驚き。

 

登山を無理やり中学受験ネタにする意図はありませんが、「登るときに岩を見つめてホールドを探す」ことや、「下山時にどういうふうに足を岩においたら、安全且つ楽に下れるか」を考えることは、体全体をつかって「立体」を実体験を通じて理解することに繋がっている気がしました。特に、下山なんて、複数ある石のどれに右足を載せて、左足をどの隙間に入れて、右足をどこにおくか・・・と瞬間瞬間で考えることになりますので。

 

④父と娘の関係

父と息子、というのは厳しいのかもしれないと思いました。

 

富士山登山は、登山客の裾野が広い(まともな登山準備をしている人は半分くらい。残り半分は遭難予備軍)。しかし、だからこそ、いろいろな人を観察できるのも面白い。

 

娘、妻、僕で快調に下山していると、「父親+小学生息子」の組み合わせと良くすれ違いました。そして、その息子さん(小3から小6くらいが多い)が登りでへばり、登山道で突っ伏している中、息子よりも小さな女の子がニコニコ顔で快調に下山しているのをみると、父親の息子さんへの目つきが厳しくなるのが、僕は感じました。

 

仮に「娘」が「息子」だったら、父親として、適度な距離間を保ち、勉強や運動面でうまく一緒にやれるのだろうか、と考えてしまいました。同姓同士は厳しいのかもしれない。それは、「母」

と「娘」も同じ。

 

⑤五感

日本最高所からの、足元から湧き上がる火の玉のような御来光。虹色の雲海。ふわふわの雲の中で息をする。手がかじかむ空気の冷たさ。息苦しい気圧の変化。覗き込むのが怖い火山の噴火口。草木が生える、生えない、植生の変化。山小屋でのトイレの重要性。山小屋での雑魚寝。登山ウェアの調整の仕方。岩や砂利への足の置き方。

 

娘の脳みそに、自己の体験として、深く刻まれた模様。一次情報には意味があるようです。

 

(6)今後のAction Item

①更に筋トレを積み基礎体力を拡充させる(=僕の遊び相手にする)。

 

②本格的な岩場の登攀も入ってくる登山に挑戦する(=僕の遊び相手にする)。

 

③ボルダリングへの挑戦(=僕の遊び相手にする)。

 

 

 

 

 

 

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Posted by senki