僕の学習:NHKのオリンピックアスリート分析番組
2016年8月10日(水)、夜。ワインを飲みながら。
リオオリンピックは見ていないし、見る予定も今のところありません。
しかし、NHKの特番は面白い!録画してちょくちょく見ております。
①NHKスペシャル ミラクルボディー
第1回:世界最強の人魚たち シンクロナイズドスイミング ロシア代表
第2回:復活!日本柔道“柔よく剛を制す”の秘密
第3回:未知の能力を呼び覚ませ 義足のジャンパー マルクス・レーム
②NHKスペシャル 金メダルへの道「水の王者は俺だ~萩野公介と瀬戸大也~」
③NHKスペシャル 金メダルへの道 体操ニッポン復活の金へ~内村航平と日本代表
・・・世界で「数名」(%表示ができない)の競争の世界での話なのですが、以下がキーワードなのかと考えました。
1) 競争心。
2) 技術革新。
3) ルールを熟知すること。
4) 努力。
そこで思うのが、中学受験市場の特殊性。前の分析の通り、首都圏における中学受験市場のうち、女子は20,000人で、御三家は600人もいるので3%だ。同じようなランキングの学校も含めれば、5%、つまり1,000人くらいは満足のいく結果を出せることになる。トップ層といっても、「ものすごく頂上が平たい」競争市場。
なのに、なぜ、中学受験のBest Practiceが無いのだろうか?
教育本は多数あれど、なぜか、王道中の王道を語る本を見かけたことが無い。例えば、
小1の段階で算数[xx]を終え、漢字は[xx]まで制覇。体力面では[xx]や[xx]に取り組む。小2の段階では[xx]。同じく、小3では[xx]。・・・一部の例外を除きサピックス最上位コースを維持し、小6では[xx]をキープ、余裕をもって[xx]に合格。
といったストーリーライン。
なぜ、無いのか?そして、なぜ、これほど、塾というものが多いのか?一人でブレストしてみました。
a) 子供なので個性のブレ幅が大きい。よって画一的な教育方法というものはない。他方、スポーツ系は筋肉の世界なので、ブレ幅が小さい。
b) 子供の発達度合いは最後の1年が大きいので、それ以前のアドバンテージが通用しない。または決定的要因にはならない。
c) たかだか40,000人という小さい市場なので、誰も真面目に分析していない。王道が見つかれば塾の収益機会が減る。
d) 実はBest Practiceに近いものは存在するが、それを口外する意義が低いので、形式知になっていない。
e) Best Practiceは存在しない。
f) 子供のモチベーションの寄与度が高く、技術的要素は実は低い。
・・・かな?
たかだか、「先取り教育」の是非というテーマにしても、教育分野で著作がある専門家ですら、「意味がある」「意味が低い」で意見が分かれているのが現状。これは宗教論争に近い。
ひょっとして、誰も、中学受験の王道を科学的に研究していないのではないか、とすら思います。子供が長い時間を過ごす「家庭の中身」については、研究するのは困難だろうし。
だとすると、僕が娘(偏差値42発進)を人柱にして、いろいろと研究するのは面白い。自分の子供を実験台にするならば、誰の迷惑にもならない。そして、実験台となる娘は中学受験後の人生の方がはるかに長く、そして重要。ちゃんとブログで記録に残しておけば、娘の中学入学後にも役立つ可能性が高い。
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