小1/国語:読解視力を養うためのルール
なぜ、子供にとって精読は難しいのか?
そのヒントの一つが、文章の構成を理解できているかどうか、だと感じています。
僕自身が、オフィスで読む仕事関連の英文や日本語を読むとき、以下をしながら読んでいます(英文契約書、英語論文、英語新聞維持、英語雑誌、各種プレゼンテーション、と幅広い方だと思います)。
①初めて出てくる大事な主語→□(四角で囲む)。
②however, butなどの接続詞→/(斜線で区切る)
③重要な単語→○(丸をつけて囲む)
④重要な文章→___(下線を引く)
⑤列挙されるとき→1, 2, 3(数字を、1、2、3、と書く)
こういう風に書き込む、というのは誰から教わったものでもなく、これまでの人生でsurviveするために必要に迫られて自分でルール化してきたものです。だから、僕はこの方法を信じられる。provenなので。僕は読むのは速い方だと思いますので、A4で100ページくらいの英文ならば、3分くらいあれば、おおよその構成は理解できます。全体構成を把握してから、精読しています。
よって、娘の日本語での国語問題精読も、僕のルールに準じて、以下でやってもらうことにします。もっと他に良いルールがあるのかもしれないけど、僕のルールで指導しないと、見直しができないので。
①初めて出てくる登場人物→□
②しかし、など意味が変わるところ→/
③大事な単語(気持ちがでているところ)→○
④大事な文章→—
⑤列挙→1、2、3とかく
・・・現在は上記①しか教えていませんが、これは、簡単だから優先させたもの。
しかし、②③④の指導が難しい。やり方としては、娘がまずサピックス国語に書き込み、それを僕が違う色で線を引く、というのが良いかなと想像。②③④の判断が僕と一致すれば正解とします。
国語についても、単に読んで答えればよいのではなく、文章の「読解視力」(※計算視力と同じことで、文章を見て構成が見えるかどうか。僕の造語です)を養えるかどうか。これが大事ですね。
塾は正解不正解まではやってくれますが、「なぜそうなったのか?」というレベルまでは、必ずしも指導できないはず。だから、結局は、自宅での効率よい勉強により獲得するしかないという仮説を持っています。
サピックスも、1年生のいまのうちだと、「大事なところには線をひきなさい」という指導。でも、何が大事か分かることが大事なので、これはあまり意味のある指導になっていない。それは、読解視力を持つ大人が「ああ、これは大事だな」と思う個所を、子供は気が付かないから。学年があがると、サピックスの指導も進化するのだろうけど、待っている必要はありませんね。
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