小1/公文:『おにたのぼうし』に泣く(国語CI 111-120)
2016年9月19日(月・祝)、06:00-10:00で筋トレ中。
今週から、リレー選手は朝練があります。よって勉強時間が減るので、公文については宿題6日分のうち5日分を消化し、残り1日分の5枚から、毎日1枚ずつやる作戦を実行中。やらないとペースが崩れますので。
いつの間にか国語が進み、C I 111-120。
題材の『おにたのぼうし』ですが、子供を持つ親となった僕が読むと、朝から泣ける泣ける。余計な感情移入していたらキリがありませんが、涙が流れてしまう。
=quote=
へやのまん中に、うすいふとんがしいてあります。
ねているのは、女の子のお母さんでした。
女の子は、新しい雪でひやしたタオルを、お母さんのひたいにのせました。すると、お母さんが、ねつでうるんだ目をうっすらとあけて、言いました。
「おなかがすいたでしょう?」
女の子は、はっとしたようにくちびるをかみました。でも、けんめいに顔を横にふりました。そして、
「いいえ、すいてないわ。」
と答えました。
=unquote=
朝ごはん食べながら会話。
僕:「(涙を隠しながら)このおうちって、お金持ちだと思う?お金持ちではないと思う?」
娘:「お金持ちではないと思う。だって、お母さんが働いていないだろうから。」
僕:「そうだね。この文章の中で、言葉のヒントがあるよ。お金がないことを意味する言葉に丸を付けてみて。」
娘:「おなかがすいたでしょう、かな。ごはんが無いことを意味しているので。」
僕:「そうだね。まだ他にもあるよ。」
娘:「・・・うーん、わからないなあ。」
僕:「この家の中は暖かい?」
娘:「寒いと思う。外は雪だし。・・・あっ、ひょっとして、「うすいふとん」かな?お金がなくて、暖かい布団を買えないんだよ。」
僕:「そうだね。」
娘よ、本当は以下単語に丸をつけないといけないんだぞ。
=quote=
へやのまん中(→他に家具が無いことを暗示。空間に、ぽつんと、お母さんが床についているイメージ)に、うすいふとん(→病人なのに暖かい布団を買えない経済状態を暗示)がしいてあります。
ねているのは、女の子のお母さんでした。
女の子は(→父親不在を暗示)、新しい雪でひやした(→水道を止められていることを暗示。実際、次のページには「からからの台所」という表現が出てくる。そして、そんな中でも、少しでもきれいな雪、新しい雪を集めてくる女の子のお母さんを思う気持ちに涙)タオルを、お母さんのひたいにのせました。すると、お母さんが、ねつでうるんだ目をうっすらとあけて、言いました。
「おなかがすいたでしょう?」(→くぅぅぅ、泣ける。。。子供が空腹なことは知っている。しかし、自分のふがいなさも理解していて解決できない現実を把握している。だから、断定ではなく、疑問形にしている)。
女の子は、はっとしたようにくちびるをかみました(→僕の涙腺崩壊。おなかがすいていることを、うっかり母親に悟られてしまった、母親を心配させてしまった。自分は失敗してしまった。これをひた隠しにする姿勢)でも、けんめいに顔を横にふりました。そして、
「いいえ、すいてないわ。」(→きっぱり、いいえ、というのが素晴らしい。語感にも女の子の気丈な姿勢が出ている)
と答えました。
=unquote=
公文の問題は、上記のような精読を求めるものではありませんが、きっとサピックスだったら、キーワードに下線を引いて記述式で、答えを求めるのだろうな。
やはり、精読はテスト(練りに練った問題)を通じてでしか実現できないと再認識。おにたレベルのこの文章ですら、これだけヒントがあるのですが、これをいちいち自宅学習でやるのは効率が悪い。
我が家では、精読はサピックスに任せ、絶対量としての読書量は多読でカバーしようと思います。
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