僕の学習:NHK「歴史秘話ヒストリア」(日本人なのに通じナイ!?明治標準語ことはじめ)
親として娘の教育をマネジメントするようになり、早半年。
今回のNHK「歴史秘話ヒストリア」、「日本人なのに通じナイ!?明治標準語ことはじめ」は、大変面白かったです。
内容を3行で纏めると以下の通り。
・江戸時代に300藩に分かれ、また身分が分かれていたことにより、明治初期には当時の日本人が話し言葉で通じないことが多数あった。
・(欧米による植民地政策に対抗すべく・・・とはNHKは言っていないが)富国強兵にすすむ明治政府として軍隊内部で意思疎通ができないのは重大な問題。言葉は近代国家の重要なインフラ。
・日本初の言語学者である「上田万年(うえだかずとし)」はドイツが標準語をつくりあげた経緯を知っており、東京山の手の中流階級の言葉を母体にして「標準語」をつくりあげ、文部省が小学校教育の教科書や音楽をツールとして日本全国に広めた。
・・・というもの。
明治初期に、日本語ひらがな化計画とか、日本語ローマ字計画があったのは知っていますが、恥ずかしながら「上田万年」の名前は初めて知りました。
娘に、「言葉力1100」や漢字を学習させている親として、上田万年の功績について正確に把握する必要性を感じ、Amazonで本を購入・・・することなく、図書館でオンライン予約(笑)。
この番組は、娘にも見せたいと思います。
番組の最後に、上田万年の言葉が紹介されていたのでメモ。
=quote=
言葉とは、人生のうちで最も幸せな時とでも言うべき、子供の頃の思い出と深く結びついて成り立っていくものである。
思い起こしてみるがいい。幼い頃、一日の遊びに疲れ果て、眠りにつこうとした時、母はどんなにやさしい声で子守歌をうたってくれたことか。
=unquote=
番組では言及されていませんでしたが、「子供をターゲットにした」のではなく、実態としては「大人が言葉を変える可能性は低いので見限った」のだろうと僕は理解。そして、この捨てる部分に戦略性を感じますので、当時の文部省をはじめとした霞が関は優秀だったな~と思います。当時の、文部省、ね。
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