小1/登山:小学1年生での八ヶ岳最高峰赤岳登山(標高2,899m)の学び
八ヶ岳は、夫婦で愛している山。
そんな八ヶ岳主峰赤岳に、小学校1年生でピストン日帰りという難易度の高いルートで成功した娘。今年3月、小学校入学前にいろいろ計画を立てましたが、小1で実現するとは想定外でした。富士山は誰でも登れるが、赤岳ピストンは人を選ぶ。
娘:「(パーフェクトな天候なので槍ヶ岳がはっきり見えていた。北アルプス、南アルプスを遠望して)パパ、来年は北アルプスや南アルプスに挑戦してみたい。どんな景色があるのか、自分で登って、自分の目で見てみたい。」
以下、備忘メモ。
(1)結果
①登山時間:10時間20分
②獲得標高:1,754mアップ+1,754mダウン
③距離:18km
(2)天候
絶好の秋晴れ。風も弱く、理想的な登山日和。尚、この気象条件だからこそ、ピンポイントで登山しました。雨が降る秋山は危険なので。
(3)ルート
0330 八ヶ岳周辺の某所にて起床。
0530 美濃戸口から入り、赤岳山荘に到着。登山開始。気温は氷点下(水たまりが凍結)。
0720 北沢経由で、赤岳鉱泉到着。
0810 行者小屋到着。
0925 文三郎尾根から、阿弥陀岳への分岐に到着。
1005 赤岳山頂に登頂。赤岳頂上小屋などでのんびり過ごす。気温は10度。
1120 赤岳山頂を出発。
1200 赤岳展望荘到着。トイレなど。
1210 地蔵尾根到着。本格下山開始。
1315 行者小屋到着。
1330 行者小屋出発。南沢経由で下山。
1540 美濃戸山荘到着。下りはきつく、娘も僕も疲労マックス。
1550 赤岳山荘に駐車した車に到着。
2040 激しい渋滞を経て、自宅着。
(4)僕の装備
①登山靴:シリオ
②ザック:グレゴリーZulu 40リットル(娘の道具も背負うので丁度良かった)
③レインウェア:ノースフェイスゴアテックス
④アンダーウェア:モンベルゼロポイントミディアム
⑤ミドルウェア:モンベルウィックロン長袖Tシャツ
⑥アウターウェア:マムートライトダウン
⑦帽子:ノースフェイスフリース(防寒)→ティリーハット(日差し)
⑧グローブ:軍手(保温性弱いので要購入)
⑨水・食料:1リットルの魔法瓶、500mlペットボトル、行動食
⑩その他道具:ペツルヘッドランプ、ゴアテックスシュラフカバー(遭難時のツェルト代わり)、三脚、コンパス、時計、ホッカイロ、カメラ(Richo GR)、など。
(5)娘の装備
①登山靴:モンベルマリポサトレール(子供用登山靴の最高峰)
②ザック:モンベル20リットル(子供用ザックの最高峰)
③レインウェア:モンベルレイントレッカー
④アンダーウェア:モンベルゼロポイントミディアム
⑤ミドルウェア:モンベルウィックロン長袖Tシャツ
⑥アウターウェア:ノースフェイスダウン
⑦帽子:ノースフェイスフリース(防寒)→ノースフェイスハット(日差し)
⑧グローブ:モンベル(保温性弱く、もっと防寒対策すべきだった)
⑨水・食料:200mlのペットボトル、ポッキー
⑩その他道具:ぬいぐるみ、いつも持ち歩いている毛布
(6)娘が獲得しつつある能力
淡々と登り、淡々と下る。
そんな淡々とした中でも、自分で最も効率的なルートを見つけることに、喜びを感じていたようです。岩場のどこに足を置くのか。どの岩を掴むのか。自分で考える。よって、娘が先頭で僕が後ろから付いていく。これって、勉強でも同じこと。単調な公文算数も、自分なりにルートファインディングをして、一歩一歩、難所をパスしていくことには変わりありません。
地道な筋トレはつまらない。しかし、その枠組みの中でも、どう楽しむか。この能力を獲得しつつあるのかな、と僕は考えます。
(7)感動した瞬間
ゴールである赤岳山荘の駐車場に戻ってきて、出発をしようとしたとき、
娘:「あ!シカがいる!あの山の中!あれはメスだね!」
たしかにいる。しかし、良く見つけたね。最後の最後、シカと出会えました。
娘:「わたしが、パパよりも先にシカを見つけたのは、初めてだね!」
八ヶ岳から娘への、ご褒美だったのかもしれません。
今度はニホンカモシカに会ってみよう。八ヶ岳夏沢峠には、ヤマネとモモンガが棲んでいる小屋もあるよ。リアルな自然で、一緒に遊ぼうぜ☆
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