小1/公文:1年間継続しての感想(公文筋トレで腹筋割りたい方への参考になれば)

2016年10月(小1)

2016年10月29日(土)、朝。

 

記録を確かめると、娘が公文教室に通い始めたのが2015年10月20日。つまり、1年が経過しました。

 

本当は一周年、いや、、、一執念をお祝いしたかったけれども、娘の体調不良対応でそれどころではありませんでした。

 

今思うことを、あとで振り返られるように、簡単にメモしておきます。僕よりも遥かに効率よく公文マネジメントをしておられるご家庭から見たら、非効率なのかもしれませんが、娘という生身の人間の「特性」に合わせて試行錯誤した結果です。

 

(1)時間軸(Fact)

2015年10月20日→2016年10月29日

 

たった1年。終わってみると、あっという間ですね。

 

(2)1年間の進化(Fact)

①算数:4A1(=未就学児/すうじのなぞりがき1)→F15(=小6/小5の復習)

②国語:4A1(=未就学児/ひらがな)→CI200(=小3)

 

僕は比較的楽観的にものごとを考えるタイプですが、正直、1年前の時点で、「1年後に娘が小5の分数計算をマスターしている」とは、想像していませんでした。さすがに想像できる範囲を超えています。

 

1年間、毎日5枚のプリントに取り組むことで、小学校1年生の10月の段階で、小学校5年生分野(=分数の四則演算)もマスターし、小学校6年生の領域へ突入、というのがFact。僕がマネジメントをするようになったのは今年2016年3月からなので、実質6か月。この短期間、毎日の積み重ねでここまでこれてしまう公文は凄いと思います。

 

(3)これまで解いたプリントの厚さ(Fact)

①算数:21cm

②国語:16cm

 

B5の両面印刷。積み重ねたらこれだけの厚さになりました。学習の絶対量確保という意味において、公文は有効です。

 

(4)公文を活用するコツ(僕の私見)

①算数はプリントよりも少し先を、自宅学習にて先取りすること。例えば、公文で「引き算(=算数B)」を開始したのならば、先に「九九」を仕込む。また、公文で「掛け算(=算数C)」を開始したら、先に「割り算」を仕込む。こうすることで、「公文プリントは復習の場」にすることができます。公文教室は多人数の教室なので、おそらく、先生は生徒に対して丁寧には教えてくれない。また、教えずに考えさせるシステム。自宅でプリントをするにしても、先取りをしておかないと、子供がプリントで苦悶して時間がかかり、親としても苦悶します。だから、公文の先取りが有効。

 

②国語はプリントよりも1つ先の学年の漢字を、自宅学習にて先取りすること。漢字は知っているかどうかなので、公文教室でいくら粘っても、知らなければ進みません。なので、漢字は先取りしたほうが効率が良いです。

 

③自宅で丸付けをすること。公文教室で採点してもらい、間違いだらけだと、教室での滞在時間が長くなります。長くなると、普通の子供は苦痛になります。また、自宅で解いた直後に正誤が分かればすぐに直せるし、理解も深まります。なお、採点には「解答」冊子を貰いましょう。僕は約5か月間、自分でも公文の問題を解いていましたが、間違いも多く、結果的に公文教室での娘の直しによる滞在時間が長くなり、非効率でした。

 

③5枚/day(=30枚/週)のペースを維持すること。日々の積み重ねが重要。しかし、平日に5枚/dayだと時間捻出が難しいので、週末は10枚/day、平日は2枚/day、にすることで僕はマネジメント中。なぜ、30枚/週か?それは、公文の一学年が200枚から構成されており、30枚/週のペースならば、7週間あれば終わるから。スタックして1週間程度復習に費やすとしても、2か月あれば1学年が終わる計算です。

 

④必ず自宅学習にて復習も毎日1問で良いのですること。子供は柔軟に吸収しますが、その分、忘れるのも速いです。特に算数。僕の経験では、算数Bで引き算ばかりしていたら、足し算を忘れていたことが強烈なショックでした。その後は、必ず前に学習したことも、毎日数問ずつ復習。現在は分数含めた四則演算をマスターしましたので、足し算→引き算→掛け算→割り算、を2問ずつくらい毎日解いています。

 

(5)公文が向く、向かないの議論(僕の私見)

僕は他の教材をよく知らないので、公文の優劣については分かりません。きっと、もっと優れた教材が世の中にはたくさんあるのでしょう。

 

しかし、「公文」が向かない、というのは、「(地味に毎日筋トレする)公文」が向かない、と言っていることとほぼ同義なのかなと考えます。公文のような地味な筋トレをたんたんとこなせるようになると、サピックスの問題は娯楽の位置づけになり、楽しくて仕方がない!、というようになります。

 

サッカーに例えるならば、地味なリフティングや壁パス練習(=公文)をたんたんとこなせる子供にとって、創造性が発揮できる練習試合(=サピックス)は楽しくて仕方がない!、というかんじでしょうか。

 

繰り返しになりますが、僕は公文の教材としての優劣は良く分かりません。しかし、その「地味な筋トレ」スタイルは、娘の中学受験スキルセットの基本を鍛える上においても、有効であろうとほぼ確信しています。

 

=quote=

 

こういうピラミッドを想像してください。

 

 

このピラミッドには層があり、上から順に、

 

①受験当日の「運」

②受験校対策の「過去問」テクニック

③「受験テクニック」

④「基礎力」(計算・漢字・社会や理科の暗記)

⑤「読解力」

⑥「語彙」

⑦問題の意味や背景を理解できる「生活上の実体験」

⑧受験勉強に耐えられるだけの子供の「体力」

⑨親子の「信頼関係」

 

となっているのではないでしょうか。これは、下の段を崩すと上が全部崩壊する、ピラミッド構造なんじゃないかと。

 

=unquote=

 

公文の筋トレができる姿勢というのは、上記⑧の「体力」の中にある、「精神的体力」なのでは、という仮説を現在持っています。

 

 

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Posted by senki