僕の読書メモ:『小学生生活を犠牲にしない中学受験』(かずとゆか)

2016年10月(小1)


本屋で立ち読みしました。結論として、読む価値がある本でした。

 

著者は、共働きの夫婦(父親は外資金融の渡り鳥っぽい)。ビジネスマネジメントの観点で中学受験を捉えており、よって僕のスタンスとも似てきます。

 

2016年9月に初版なので出たばかりの本。

 

(1)書籍名

小学生生活を犠牲にしない中学受験』(かずとゆか)

 

(2)著者の主張

・受験勉強のマネジメントは仕事と同じ。

 

・必要なものは二つ。第一に、学力そのもの。第二に、答案作成能力。前者は、漢字、語彙、計算、毎日コツコツ。

 

・四五年生になるまでは抽象的思考が未発達。よって、方程式は辛い。抽象的思考が十分発達する前に受験しないといけないのが、中学受験のツボ。尚、もし子供の抽象的思考が発達していれば、中学受験は相当楽になるはず。

 

・過去問から開始すべき。何がゴールか把握しないと、対策立てられない。著者は2年生の時に買った。(→この一文を読むだけでも価値がある本だと思います。僕と行動パターンが同じなので、立ち読みしながら笑ってしまいました。僕は1年生の7月に買った(笑)。過去問を読まずに、塾や教材を論じる意味なし。あらゆる試験は、過去問から開始するのが王道。今度、詳細エントリーします。)

 

・漢字検定は上の学年をどんどん狙うよりは、満点を狙ったほうが良い。級が上がり続けて5級まで行ってしまうとモチベーションが無くなる。著者は一学年上の級を受け続けた。(→僕はこのやり方はベストではないと思います。合格する80%前提でどんどん上の級を狙う方がメリット多いと思う。詳細は下記。)

 

・塾への移動時間がもったいない。

 

・暗記のコツは繰り返す事。

 

・実体験。実物を見れば忘れない。

 

・勉強の主導権は親が握ること。塾ではない。

 

・睡眠時間を削るな。

 

・過去問は図書館でやり緊張感。

 

・模試は課題を見つけるためのもの。

 

(3)感想とAction Item

仕事もできる優秀な方なのでしょう。文章の論理構成が纏まっており、内容も簡潔。ビジネスの感覚を持ち込んでいるので、自然僕と行動パターンが似ており、内容面でも同意できる箇所が大半。

 

とはいえ、特殊な例かなと思います。

 

「大手塾のデメリットを回避するために、子供の小学生活の習い事を継続しつつ、プロ家庭教師と家庭学習で志望校(=筑駒だと想像)に合格した」という内容ですが、これを模倣する家庭は少ないんじゃなかろうか。

 

僕としては、娘には「中学受験のエコシステムの中での弱肉強食サバイバル経験」(=大手塾の競争環境に身を置き、自分が絶対に追いつけないような天才達の背中を見て悔しい思いをしながら死に物狂いで努力して、第一志望校に合格する・・・とはいえ僕のマネジメント下で効率的に♪)を積んでもらいたいので、著者のスタンスは取れないなあ。

 

尚、漢字検定について満点合格可能な一つ上の学年での受験をしていた、とのことですが、このスタンスだけは僕は完全に異なるスタンス。以下が僕の仮説。

 

①漢字の習熟には時間を要する。よって、とにかく先に仕込み、熟成時間を確保した方が良い。

 

②漢字検定の合格基準は80%。これは、「ほぼ読みは完璧にできるが、書き取りが弱い」というレベル。このレベルならば、対象学年の本を読めることを意味します。漢字についてはガンガン進め、80%基準点を突破する学年を進めたほうが、読書の選択幅が広がる。

 

③小3、つまり8級より上になると、漢字は熟語が多くなり、それは語彙を意味する。つまり、漢字学習が語彙力に直結する。なので、漢字だけがポイントなのではなく、概念や語彙も知っていないと点を取れない。よって、この分野でも上の学年に挑戦したほうが、読書や思考の幅が広がる。

 

・・・もっとも、上記は僕の仮説に過ぎず、今週末の8級の結果を見ながら、検証していくことになります。

 

 

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Posted by senki