僕の読書メモ:『峠』(司馬遼太郎)
僕は乱読なので、いろいろと読んでいますが、中学受験の観点で気づきがある本のみ、本反省録に記録。
(1)書籍名
『峠』(司馬遼太郎)上中下、で3巻
(2)内容
幕末の戊辰戦争で最大の激戦地となった北越戦争における、敗軍となった越後長岡藩の家老、河合継之助の伝記。
(3)感想
これまでに読んだ司馬遼太郎の本の中でも、一番好きかも!河合継之助、かっこよすぎる。長岡市に記念館があるので、ぜひ行ってみたい!
学びとしては、
①やっぱり、先生(福沢諭吉)は深いですね。本質を掴んでいた。「リバーティーおよびライトという言葉はどういう意味か、説明してくれ」、と市井の人々に質問して黙殺される。つまり、「それほど、普通の概念なのだ」。つまり、当たり前のことほど、人間は説明できない。そして、それが重要。
②「組」と「隊」。戦士の組織のことを幕藩体制では「組」といった。新選組がこれ。しかし、幕末に隊という言葉を日本語に加えたのは、長州人。未使用の漢語の中から、隊という言葉を探し出してきた。「長州にはタイというものがあるそうな」、というのは当時の評判。しかし、幕府が彰義隊。徳川が長州から学んでいる実体あり。そうか、小学校の「組」は戦闘組織由来なんだ。
③日本人の習慣では、一人の人間がおおぜいの人間にものをいうことがなかった。つまり、演説の概念が無かった。会津藩は、諸藩があつまった会合で演説することなく、「いま、会津藩代表は演説すべきであろう。しかしその習慣をもたぬために回状をもって必要なことを衆にしらしめようとした。ところがそのため一座のあちこちに私語が騒鳴し、会場が最初からみだれてしまっている。」。日本語の文化で、演説ってなかったんですね。
★現時点の取組状況:
①サピックス:小1最上位クラス【2016年7月組分けテストから】
②公文算数:F教材(=小6)【2016年12月16日に算数E終了テスト合格】
③公文国語:CII教材(=小3後半)【2016年11月11日に国語CI終了テスト合格】
④漢字検定:7級(=小4)【2016年11月6日受検で8級(=小3)に合格】
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