小1/読書:偕成社文庫は素晴らしい
2017年1月3日(火)、夜。
夕食後。
娘:「ごちそうさま。」
手を洗い、そのまま机へ直行。読書を開始。
僕:「(このノールックパスならぬ、いきなり机ってすごいな。よほど本が面白いのだな。)」
妻:「(何読んでるの?)」
僕:「(ホッツェンプロッツを書いた、プロイスラーの『クラバート』って本。これも、偕成社文庫。この文庫、サイズといい、文字の大きさといい、今の娘にぴったりなんだよ。)」
ネットで検索して、
僕:「(うーむ。『クラバート』は、「中学生から」って書いてあるな。。。)」
『クラバート』は、プロイスラー作品の中でも、傑作中の傑作と評されるようです。たしかに、語彙はちょっと小1には厳しいようですが、小4までの漢字はほぼカバーしている娘なので、普通に読んでいます。
娘:「ねえ、「人殺しの十字架」って何?」
僕:「ああ、それは、そういう名前の十字架があるんだよ、物語の中で。」
のような会話はありますが、まあ読めるからよしとしましょう。
それにしても、偕成社文庫は素晴らしいです。巻末にある、「偕成社文庫発刊に際して」の文章にも素晴らしさが集約されているのですが、なんと、ネット検索をしても出てこない!。公文の推薦図書もふくめて、偕成社には本当にお世話になっているので、一ファンとして全部手入力でテキストに起こしました(笑)。
=quote=
偕成社文庫発刊に際して 今村廣
文化は人類存在の唯一の記しであり、その根源はわたしたちひとりひとりの心の深奥に発する。本を通しての心の営みが文化を支える重要な柱であるとの認識は、児童出版をもって文化の進展に寄与しようとするわが社出版理念の原点である。
第二次世界大戦後三十年、わたしたちの生活はいちおうの向上を見た。テレビ、新聞、雑誌等のマスメディアは盛況をきわめ、教育の普及も世界の最先端にある。だが一歩内実に立ちいったとき、わたしたちはそこに真の精神の躍動と豊かな実りの芽を見いだすことができるであろうか。子どもたちも、テレビ、雑誌、マンガの氾濫と、受験競争との両極にはさまれて、たくましい知的好奇心をのばし豊かな心を育てる人間形成の基本に欠けるところが大きい。わたしたちは読書万能をとなえるものではないが、いまこそ声を大にして、本を通しての知的触発と精神練磨の重要性を強調したいと思う。
こうした見地からわたしたちは良書を入手しやすい形で常時提供するという出版社本来の義務をはたすため、偕成社文庫の発刊に踏みきった。すなわち戦後発表された日本の児童文学を主体に、ノンフィクション、外国作品にいたるまで現在および将来に読みつがれるべき秀作を幅ひろく刊行することを本旨とする。具体的には第一に埋もれた良書の再発掘をふくめて一定水準以上の作品を継続的に供給し、第二に印刷造本の簡素化により低廉な価格の実現をはかろうとするものである。とくに収録作品の質を高くたもつことによって本文庫の声価を維持し読者に適書選択の手がかりを供することも本文庫の大きなねらいである。わたしたちは偕成社文庫を一時的脚光をあびる出版でなく、地味ながら永遠に子どもたちとともにある事業として維持推進することをここに誓う。
1975年11月
=unquote=
地味な筋トレが大好きな僕の心を掴む決意文です。これからもよろしくお願いします、偕成社文庫さん。
★現時点の取組状況:
①サピックス:小1最上位クラス【2016年7月組分けテストから】
②公文算数:F教材(=小6)【2016年12月16日に算数E終了テスト合格】
③公文国語:CII教材(=小3後半)【2016年11月11日に国語CI終了テスト合格】
④漢字検定:7級(=小4)【2016年11月6日受検で8級(=小3)に合格】
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