小1:暗記技術について
2017年1月4日(水)、夜。
この反省録を始めたきっかけの一つが、情報は発信する者にあつまるから。そして、いろいろな方の学習方法のtry & errorを学ぶこともできるので、助かっています。
娘にはいろいろと暗記をしてもらっていますが、我が家が採用している暗記法は、「声のリズムでの暗記」です。つまり、語呂合わせなどは一切していません。僕自身の過去の経験からいうと、暗記スタイルは以下から構成されていると考えています。レベルの高い順に、
①「画像としての暗記」。教科書などを画像として記憶する。凡人でもたまに使えます。英単語とかを、単語帳の場所(例:このページの上から2段目は~だ)で覚えるのがこれ。
②「声のリズムでの暗記」。読んで、そのまま覚える。娘や僕のような凡人向け。
③「語呂合わせ」。これは一般的ですね。
・・・尚、上記③の語呂合わせは、②でも対応できない場合にのみ活用すべきと僕は考えており、小1の段階ではまだ脳みそが柔軟ですので、極力③は回避すべきだと固く信じています。
なぜか?
語呂合わせは筋トレにならないんですよね。また、語呂→本来暗記すべきこと、への変換速度がどうしても生じるので、特に算数の計算系では著しく不利になります。
例を挙げるならば、娘は、200未満の素数、すなわち、2,3,5,7,11,13,17,19,・・・197、とスラスラを言えますが、これを語呂でやっていたら、数字をパッと見て、素数だと判定できなくなります。
また、17,9,153、なども、語呂でやっていると速度が出ません。
・・・僕の高校時代の現代文のテストで、日本語の助詞・助動詞を丸暗記していたら答えが簡単に分かるということがあり、当時暗記しました。しかし、今でも不思議と、全部を言えます。
「が、の、に、を、へ、と、より、から、で、ば、と、ても、でも、から、ので、・・・」
と続きます。これは上記②「声のリズムでの暗記」なのですが、十分に戦えます。
結論として、娘には、今後も引き続き「声のリズムでの暗記」を基本線にしてもらおうと思います。この方法をなめちゃいけませんね。ホモサピエンスの歴史である10万年(=余談ですが天の川銀河の直径がちょうど10万光年である)のうち、文字の歴史なぞ、長くみつもっても1万年。文字が無い間、歴史などは口伝で語り継がれてきたはず。文字を持たなかったアイヌ民族の民話や、カナダ先住民族が伝えている諸伝説のように。日本の琵琶法師の平家物語だって、口伝ですね(盲目で文字が読めないから)。
今後の人生においても暗記すべきことは多いですが、「声のリズムでの暗記」技術を獲得していれば、たいていの試験でのシチュエーションで戦えます。
でも、かなわない戦いもあります。
それは、上記①「画像としての暗記」ができる人との勝負。妻がこよなく愛するBBCドラマ「シャーロック」に登場する、「マグヌセン」みたいなタイプの人間。たまに、いる。
凡人娘は、凡人なりの方法で技術を高めましょう☆
★現時点の取組状況:
①サピックス:小1最上位クラス【2016年7月組分けテストから】
②公文算数:F教材(=小6)【2016年12月16日に算数E終了テスト合格】
③公文国語:CII教材(=小3後半)【2016年11月11日に国語CI終了テスト合格】
④漢字検定:7級(=小4)【2016年11月6日受検で8級(=小3)に合格】
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ディスカッション
コメント一覧
声のリズムが、一番大変ですよ。
目に焼き付けるのが良いなあ。
語呂合わせは印象的なもの以外、限界があります。
というわけで、本年もよろしくお願いします。
>nnn-bbbさん
今年も宜しくお願いします。眼に焼くのは凡人娘には無理です^^。声で覚えるのが一番凡人向きですよ~。
はじめまして、ブログ楽しく読ませてもらってます。
低学年のうちって耳で覚えるのが特に早いですよね。
記憶に残っているのが、自分自身の経験なのですが、3年生で塾で地理を習った時のこと。
日本の川や山地山脈、平野などの名称を地図に当てはめて答えるテストだったのですが、私は地図を全く見ずに解答欄の並びだけで暗唱して全て覚えてしまいました。
テストは100点だったけれど、あとから場所が全然わかってないことがバレて怒られました(^^;
子どもの頃はその覚え方の方が全然楽だったんですよねぇ…、今じゃ考えられませんが。歌詞は子どもの頃に覚えたものは絶対忘れないですよね。
成長するごとに聴覚や視覚、指先の動きなどの触覚など、感覚を複合的に使って記憶するようになるのかもしれないですね。
>Rosalieさん
はじめまして!
低学年ですと暗唱がとくいですね。脳みそが柔軟なのだと思います。そして、江戸時代以後の藩校での教育も、論語の素読が基本。意味が分からずとも、ひらすら音読することは、学力の基本になると思います。我が家は、論語ではなくチーズにしましたが^_^
ただし、子供は、帰国子女の英語力維持にあるように、習得も早ければ、忘却も早い。だからこそ、親のマネジメント力が求められると僕は考えます。