小1/読書/106:『クラバート(上)』(プロイスラー)の冒頭

娘の読書・映画

僕の選書ミスで『クラバート』(偕成社文庫の区分では中学生から)を娘が読むことになりましたが、これはこれで、偶然にも良い実験になりました。

 

つまり、あまり年齢を気にせずに偕成社文庫を渡しても大きな問題はなさそう、ということです。読んで無理だったり、あまりにもつまらないようならば、公文国語C(=小3)の推薦図書である『徳川家康』のように、

 

娘:「この本、つまらない。」

 

と言ってくるでしょうから。

 

・・・反省として、『クラバート』の冒頭を引用しておきます。

 

=quote=

1. コーゼル湿地の水車場

 

元日から一月六日の主顕節(※)にかけてのあいだのことである。

 

当年十四歳の少年クラバートは、同じヴェンド人(※)のふたりの少年といっしょに門付けをして歩いていた。ザクセン選帝侯国(※)の君主である選帝侯殿下は国内で物乞いをしたり浮浪生活をしたりすることを法律で禁じていたのであるが、それにもかかわらず – さいわいにも、裁判官やほかの役人たちが目こぼししてくれることが多くて – この三人組の少年たちは、ホイエルスヴェルダの近郊を、東方の三博士のかっこうをして村から村へと歩き回っていたのだ。

=unquote=

 

ルビは、漢字検定8級(=小3)以上のには振ってあり、また上記「※」には脚注がついています。娘が「東方の三博士」がイエス誕生の話ということは知らない筈ですが、ともかくも意味が取れているようです。「門付け」には注がありませんが、文意から「物乞い」だとinferできますね(※TOEFLにそっくり)。

 

『クラバート』の下巻を読んだ娘の反応が楽しみです。

 

娘:「クラバートは、親方の魔法でカラスにされちゃうんだよ!魔法の勉強をするんだよ!」

 

と大盛り上がり。

 

 

★現時点の取組状況:

①サピックス:小1最上位クラス【2016年7月組分けテストから】

②公文算数:F教材(=小6)【2016年12月16日に算数E終了テスト合格】

③公文国語:CII教材(=小3後半)【2016年11月11日に国語CI終了テスト合格】

④漢字検定:7級(=小4)【2016年11月6日受検で8級(=小3)に合格】

 

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Posted by senki