僕の学習:合格発表とは?
2017年2月2日(木)、午後。
青空が眩しい。
風が冷たいが、人が密集しているので寒さはあまり感じない。
会場は緊張感で満ちている。今から1分後の発表に関係が無い僕ですら、緊張してくる。
僕の隣にいる受験生の母親が、手に持ったタオルハンカチを固く固く握りしめ、祈っている。
受験生たちの多くはマスクをしており、今か今か、と待っている。どちらかというと、緊張しているのは本人よりも保護者のようだ。
突然、
そう、突然に、
掲示板の左側にある扉が開いた。一瞬、声にならないどよめきが流れる。左前方に見える時計は、発表時刻を指していた。
目の前に高く掲げられた9枚の灰色の掲示板の前に設置された台に、職員の方が登り、群衆に向かって一礼した。深い一礼だった。
その後、3人がかりで、左側の掲示板から、大きな紙が貼られていく。受験番号が黒々と印刷された紙が、一枚一枚貼られていく。
最初の一枚の紙の上部がテープで固定され、丸まった紙が、、、一気に引き下ろされる。
その瞬間、
会場の張りつめた雰囲気を、小6女子の高い声が切り裂く。
「あった!」
その後、
「あ!あった!あったよ!」
が続く。
合格の喜びは、「やった!」でもなく、「合格した!」でもなく、「よっしゃー!」でもない。
「あった!」
なのだ。
合格者の受験番号が印刷された紙は5枚目まで。最後の6枚目は、補欠合格者の受験番号が印刷されていた。
最後の紙が貼られる頃には、会場は興奮のるつぼ。合格した受験生、、、いや、家族も、不合格だったのであろう家族も、涙をうっすら浮かべている。
僕の右側にいる父親が、地面に両膝を着き、涙をこぼしてうつむいてる娘を強く抱きしめていた。
「やったぞ!やったぞ!すごいぞ!」
お父さん、なんて良い笑顔をしているのだろう。これまでの人生で、最高の笑顔の一つに違いない。
・・・僕は1次情報しか信じない人間。今日の経験で、5年後のイメージを持つことができました。
完全なる傍観者である僕ではありますが、一つ言えることは、小6受験生がその学校に挑戦したこと、そして合格発表の場に立っていること、それ自体が凄いことだと思いました。結果に関わらず、凄い。お疲れさまでした。
(※入り口にいた関係者の方に相談したら、「どうぞ」と中に入れて頂くことができました。御礼申し上げます。)
★現時点の取組状況:
①サピックス:新小2最上位-1クラス【2017年1月組分けテストから】
②公文算数:F教材(=小6)【2016年12月16日に算数E終了テスト合格】
③公文国語:CII教材(=小3後半)【2017年1月31日に国語CII終了テスト合格】
④漢字検定:7級(=小4)【2016年11月6日受検で8級(=小3)に合格】
★ブログ村ランキング:
本ブログは娘と僕の「反省録」ですが、読者の方のお役に立てば嬉しく思います。お帰りの際に↓をクリック頂けると励みになります。
ディスカッション
コメント一覧
5年経った今でも合格発表の瞬間は忘れません。1枚目の紙が貼られたと同時にあちらこちらから悲鳴のような声が上がりました。娘もやはり第一声は「あった」でした。でも、かなり淡々としていたので、親の方が熱くなりがちなのかなと苦笑した記憶があります。
>oin-hahaさん
コメントありがとう御座います。僕も自分自身の合格発表には沢山立ち会ったことがありますが、親子で立ち会う、というのは中学受験位しかないのかなあと思います(高校はあるかもしれませんが、中学受験の場合機会無し)。
普段ビジネス世界で仕事をしていると、人間が本気で涙を流したりする場面に遭遇することはありません。良い勉強をさせて頂きました。
拙い反省録ですが今後とも宜しくお願いします。受験に辿り着けるだけでも凄いです。