小2/算数検定7級(=小5):まえがきの衝撃
2017年4月22日(土)。
早朝。妻と娘を自宅に残し、都内から某所へ向かう特急の中。
僕:「さて、算数検定7級(=小5)の予習でもしておこうかな。」
どんな参考書も、必ず「まえがき」から読む僕。
=quote=
数学検定問題集7級(2012年5月10日 第1版1刷発行)
まえがき
財団法人日本数学検定協会
ある会社の人から、とても興味深い話を聞くことができました。
その会社のある部署にいる社員に消費税の計算をさせたところ、5人のうち2人が間違った答えを求めてしまったというものです。
消費税の計算は小数を使ったものになりますが、その計算を間違ってしまうと、国に納めるべき税金が間違うことになりますので大変なことになってしまいます。だから、今の段階で小数の計算や文章題の練習をしっかりすることは将来にわたってとても大切なこととなります。
算数(数学)を理解していないために驚くべき話を聞いたケースは、ほかにもあります。
ある会社の課長が、自分の課のスタッフに簡単な百分率に関する問題を出しました。それはこんな問題です。「A、B、Cという3つの市には、それぞれ1万世帯があります。あるとき、車を持っている家庭が何世帯あるかを調査し、それぞれの市ごとの世帯数に対する割合を百分率で表したところ、A市は30%、B市は45%、C市は25%だったそうです。それでは、A市、B市、C市全体の世帯数に対する車を持っている家庭の世帯数の割合を百分率で表すと何%になるか」というものです。
この問題の答えは約46.7%となりますが、ある会社のスタッフは100%と答えたそうです。つまり、単純にそれぞれの割合を足してしまったということです。
本来であれば、答えが100%ということになると、すべての世帯で車を持っていることになるので答えが間違っていることに気付くはずですが、このスタッフは全く間違っていることに気付かなかったそうです。もしも、このような間違った数値を間違いとは分からずに仕事の現場で使っていたとしたら、会社に大きな損害を与えることにもなりかねません。
この様な問題を未然に防ぐためにも、算数(数学)の理解はとても重要です。今のうちにしっかりと算数(数学)スキルを身につけておきましょう。
=unquote=
僕:「ん?!おかしくないか?A、B、Cは世帯数が同じだから、(30% + 45% + 25%)/3=33.3%の単純平均になる筈だが、なんで46.7%?」
・・・翌、4月23日(日)昼に帰宅。
僕:「これ、間違えているよな。」
妻:「うん。どう考えても間違いだね。」
僕:「他の問題集のまえがきはどうなっているのだろう?」
・問題集6級(2015年12月1日 第1版4刷発行)
・問題集8級(2016年1月26日 第1版4刷発行)
上記問題集でのまえがきでは、「33.3%」に修正されていました。
日本数学検定協会が、まえがきで「(ちょっと上から目線で)数学感覚が無いのは困るぜ」と問題提起しているのに、その答えが間違えていたのは、気が付いた時に同協会内でちょっと恥ずかしいことになったのだろうなと想像。
尚、間違いは誰でもあることなので、気が付いたら修正すればよいこと。僕の関心は、何をどう間違えて46.7%になったのかということですが、思いつかない・・・。
★現時点の立ち位置:
①サピックス:小2最上位-1クラス【2017年3月度組分けテスト】
②公文数学:G教材(=中1)【2017年2月17日に算数F合格】
③公文国語:DII教材(=小4後半)【2017年3月17日に国語DI合格】
④漢字検定:6級(=小5)【2017年2月5日受検で7級(=小4)合格】
⑤算数検定:8級(=小4)【2017年4月16日受検、5月8日発表予定】
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ディスカッション
コメント一覧
A市は30%、B市は45%、C市は65%だったそうです。それでは、A市、B市、C市全体の世帯数に対する車を持っている家庭の世帯数の割合を百分率で表すと何%になるか」というものです。
この問題の答えは約46.7%となりますが、ある会社のスタッフは150%と答えたそうです。つまり、単純にそれぞれの割合を足してしまったということです。