小2/算数:世の中にある低学年算数問題集体系(続き)

2017年08月(小2)

(注:このエントリーは予約記事です。次回更新は8月20日(日)を予定しています。)

 

世の中にある低学年算数問題集について、以下仮説を持つに至りました。

 

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■仮説:

 

【応用】

(6)キッズBEE=思考力系に特化(難易度高)

(5)きらめき算数脳=思考力系に特化(難易度中)。

(4)低学年サピックス=思考力系に特化(難易度低)。

(3)トップクラス問題集=直球算数(難易度高)。

(2)算数検定=直球算数(難易度低)

(1)公文=計算に特化。

【基礎】

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本来は、先に体系的に理解をしてから、教材を選択し、そして学習段取りを決めるべきだと思います。

 

しかし、中学受験の低学年学習について、専門家の意見は、「低学年勉強は意味がある vs. 意味が無い」の根幹レベルですら未だに決着がついていないのが現状です。こんな状態ですから、「低学年算数教材の体系的整理」について、きちんと論評した資料は少ないと思われます。少なくとも僕は見たことがありません。そして専門家は自分の商売のタネですから、自分の教材が良いと主張します。公文はバッシングされることも多い。

 

よって、自分で考えるしかないのですが、これまで娘の学習をマネジメントした経験からは、一つの教材を選んでそれで網羅性を担保しているとは到底思えません。MECE感を感じません。

 

特に、「パズル系」という要素。なんでパズルなんだ?

 

・・・この「パズル系」というキーワードを頭に入れたうえで、上記(1)~(6)の全部の教材を手に取り、俯瞰してみて、ようやく気が付きました。

 

ひょっとして、こういうことか?

 

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■算数の本質:

論理的展開の帰結。つまり、「こうこうこうで、こうだから、こうなる」。

 

■低学年算数教材の体系:

縦軸を「論理性の見え易さ」、横軸を「学年」で体系化可能。

 

縦軸は、下から上に積み上げる体系となっている。つまり、「計算という明示的な論理問題から始まり、キッズBEEという論理が見え辛く複雑な問題が頂点」。

 

応用=論理性が見え辛い

⑦キッズBEE=思考力系

⑥きらめき算数脳=思考力系

⑤低学年サピックス=思考力系

④トップクラス問題集=直球算数

③きらめき思考力パズル=思考力系

②算数検定=直球算数

①公文=計算に特化=見て明らかな論理

基礎=論理性が見え易い

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・・・数学や算数の定義が気になったので調べてみましたが、各種定義で「中学受験を前提とした小1~3の算数教材」をみると、うまく当てはまらないようです。

 

しかし、算数を「論理的展開の帰結」と定義し、そして、教材のレベルを「論理性の見え易さ」で示すと、しっくりきます。公文とは見て明らかな論理問題を処理する練習であり、キッズBEEとは「論理性が見え辛い」問題の論理性を見つける練習のこと。

 

しっくりきます。

 

この観点で考えると、僕の2016年12月の認識は不正確だったし(パズル系は意味が無いとは断言できない)、専門家の主張も正確とは言い難いと考えます。計算という最も簡単な論理問題を解く練習を軽視する主張も、どこかおかしい。計算ができない状態で、より見え辛い論理力を見つける能力が育つようには思えません。

 

 

★現時点の立ち位置:

①サピックス:1番目クラス【2017年5月確認テストから継続中】

②公文数学:G教材(=中1)【2017年2月17日に算数F合格】

③公文国語:EII教材(=小5後半)【2017年7月25日に国語EI合格】

④漢字検定:5級(=小6)【2017年6月18日受検で6級(=小5)合格】

⑤算数検定:8級(=小4)【2017年7月23日受検で8級(=小4)合格】

 

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Posted by senki