小2/47都道府県の旅:宮城県、山形県、岩手県、秋田県、青森県(2017年8月)
2017年8月。
夏休みの前半は「東北ツーリング」に行ってきました。妻と僕はBMWバイクを駆っていたライダー上がり。使う道具を、バイクから車に替えただけ。宿泊費はキャンプで極限まで切り詰め(今回の最安値は1泊0円)、その代わりご当地グルメには投資を惜しまない。宿泊予約をしないのが原則なので、天候をみながら、柔軟に訪問先を決めることができます。
コンセプトは「中学受験社会をネタにして楽しむ」。それだけ中学受験の地理が、大人目線でも面白いということなんですけどね。
(1)レンタカーでの走行距離
1,334km
(2)宿泊数
①テント:4泊
②ホテル:2泊
(3)天候
概ね曇り、小雨、ガス。「やませ」という気象現象を、体を濡らしながら理解。
(4)行程(赤字は博物館等)
①1日目
・東京から新幹線はやぶさにて宮城県の仙台入り。たったの1時間30分。
・仙台はいきなり雨。レンタカーで山形県に移動。奥羽山脈を越えると、晴れとなる。
・「山寺」(立石寺/りっしゃくじ)の1,000段を登る。松尾芭蕉の俳句で有名ですね。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名ですが、なぜ「岩」に着目したのかは、行ってみないと分かりませんね。新生代第三紀の凝灰岩がポイント。妻は御朱印集めをしているのですが、奥之院の僧侶の方から解説をうけたのが面白かった。
・山形盆地のさくらんぼとラフランスの畑を横目に、仙台方面へ移動。奥羽山脈は山深い。
・岩手県へ移動。平泉の「中尊寺」。中尊寺金色堂は大人になってから見ても楽しいですね。奥州藤原氏の4代のミイラが安置されています。奥州藤原氏についても学習しましたが、大事なのは経済力の源だと思いました。他、覆堂などを見学。
・秋田県の横手盆地へ移動。ご当地グルメである焼きそばを堪能。焼きそば四天王の一つ。
・キャンプ場を楽しむ。後三年の役の古戦場。
②2日目
・横手盆地から、大潟村へ移動。小学生が地図帳を見たら、絶対行きたくなる場所の一つだと思います。この八郎潟の干拓地は、実際に歩かないと土木工事のコンセプトが分からないことが多い。
・道の駅にてローカルフードを物色。
・「大潟村干拓博物館」は行く価値がある場所です。地学、地理、歴史、は関連性を理解すると更に面白くなる。鳥好きの娘は生態系の展示に夢中。
・日本海に出て、海水浴。娘にとっては、水着をきて泳ぐ初めての海水浴。塩辛さに驚いていた。
・白神山地方面へ移動。僕にとっては懐かしい場所。道の駅でご当地グルメ。売店で農家が売っているグルメが楽しい。
・青森県の八甲田山。妻と僕にとって、とても懐かしい酸ヶ湯へ。混浴である千人風呂へ妻も来てもらったが、男性30人に対して、女性は妻1人。かなりの勇気。
・八甲田山の遭難の話を娘にする。これも明治時代という時代背景を知らないと理解できない。
・途中から土砂降り。しかし、十和田湖はなぜか雨無し。八甲田山中は天気の変化が大きい。
・十和田湖のほとりにキャンプ。5m向うが湖。
③3日目
・起床。雨は降らず。テントの入り口から湖を展望しながら、朝の紅茶を楽しむ。
・カヌーをしているご夫婦とアウトドアを語る。
・乙女の像。
・白鳥ボートで十和田湖の小島を一周。
・東北をテーマにしたクラフトショップを楽しむ。
・奥入瀬渓流へ移動し、星野リゾートでスイーツ三昧。幸福林檎のミルフィーユは絶品だと思う。他にも森の神話というチーズケーキなども頂く。散財した。
・奥入瀬渓流を歩く。小雨なので問題無し。
・発荷峠で十和田湖を遠望。
・岩手県盛岡市へ移動。南部鉄器で著名な店を訪問。我が家の鉄瓶はここのである。
・新渡戸稲造先生。
・盛岡冷麺を堪能する。涙が出るほどうまかった。
・小岩井農場方面はどしゃぶり。標高が低いキャンプ場へ避難。
④4日目
・朝、風呂に入る。
・「小岩井農場」を堪能。3,000ヘクタール。民間で最大の農場。朝から夕方までいました。ツアーにも2回参加し歴史背景を学ぶ。羊飼いのショーは、これはここまでこないと見れない。僕は人生初のアーチェリー、とても面白い。娘も気に入った。巨大ボールの中にはいり転がる遊びなど。
・じゃじゃ麺を堪能。懐かしい。テレビで、「やませ 低温と日照不足」が放送されていた。やませの真っただ中。
・今日は宿に宿泊。3名で1万円。なんにもない素泊まりの和室。これが一番楽しい。
⑤5日目
・遠野へ移動。道の駅でグルメ。プリンが秀逸。
・「遠野市立博物館」。ここは訪問する価値あり。歴史背景もふくめて良くわかります。サピックス地理に出てくる曲がり家も良くわかる。
・遠野は馬の産地。桜バーガーのランチ。
・カッパ淵でカッパ釣りを楽しむ。カエルをつかまえる。
・「遠野ふるさと村」。曲がり家に入れます。妻も僕もこれは初めて。岐阜県の合掌造りは経験しているが。案内係のおばあちゃんの説明も面白い。気候と風土、当時の経済事情を理解しないと、曲がり家の設計思想を理解できない。
・陸前高田市へ。奇跡の一本松。家族全員で、黙祷。
・なんと北辰一刀流の千葉周作は、気仙沼生まれだったとは。。
・気仙沼にあるマグロはえ縄漁業組合の直営店でマグロを堪能。僕ができる復興支援とは、地元経済にお金を落とすことである。妻も娘も、人生史上で最高のマグロでした。
・三陸リアス式海岸の先端にあるキャンプ場を選択。
⑥6日目
・日本三景のひとつ、松島。ここでも松尾芭蕉。
・「国宝瑞巌寺」。朝一なので、ほぼ独占。
・米国留学時代の友人家族とランチ。牛タンを堪能。
・「青葉城」へ。ふもとにある駐車場から、きちんと登る。本丸北壁石垣に感動。
・仙台市内でレンタカー返却。
・仙台駅にある書店で中学受験コーナーを物色。
・ホテルチェックイン。屋根があり、ベッドがあるのは快適である。
・仙台市内の郷土料理の店。ミシュランにも掲載されているらしい。これほどおいしいお店にはそうそう出会えない。四季めしの、あなごめし、感動できるレベル。
・妻はお友達とバーへ繰り出したようだ。
⑦7日目
・ホテルでのんびり朝食。
・東北新幹線のはやぶさで東京に戻る。車中で娘は公文を終わらせる。
(5)感想
帰宅する新幹線の中で、思いついた順にメモ。
①娘
・おいしかったもの:魚屋、小岩井農場のソフトクリーム、ホテルの朝ごはん
・楽しかったこと:ボールコロコロ、羊ショー、昔の冷蔵庫
・勉強になったこと:八郎潟干拓地が日本で二番目に大きかったこと、
②妻
・おいしかったもの:星のリゾートの林檎のミルフィーユ、仙台市での郷土料理、仙台カフェのコーヒー
・楽しかったこと:友達とのおしゃべり、大潟村、山寺
・勉強になったこと:大潟村の歴史、遠野の歴史、青葉城は大きい!
・反省点:移動距離が長すぎた。
③僕
・おいしかったもの:仙台市の郷土料理、盛岡の冷麺、星野リゾートのミルフィーユ
・楽しかったこと:小岩井農場のアーチェリー、日本海での海水浴、酸ヶ湯
・勉強になったこと:津波、やませ、時代背景(大潟村、小岩井農場、遠野)
・反省点:キャンプ道具の整備
■写真集:
■47都道府県の旅:
①小1/2016年8月/北海道ツーリング
01)北海道
②小2/2017年3月/春の京都・大阪・神戸
02)京都府
03)大阪府
04)兵庫県
③小2/2017年4月/前方後円墳に登ろう
05)群馬県
④小2/2017年5月/信州ツーリング
06)長野県
07)富山県
08)山梨県
⑤小2/2017年8月/東北ツーリング
09)宮城県
10)山形県
11)岩手県
12)秋田県
13)青森県
★現時点の立ち位置:
①サピックス:1番目クラス【2017年5月確認テストから継続中】
②公文数学:G教材(=中1)【2017年2月17日に算数F合格】
③公文国語:EII教材(=小5後半)【2017年7月25日に国語EI合格】
④漢字検定:5級(=小6)【2017年6月18日受検で6級(=小5)合格】
⑤算数検定:8級(=小4)【2017年7月23日受検で8級(=小4)合格】
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ディスカッション
コメント一覧
戦記さんの47都道府県を実体験で学ぶといったコンセプトはよく理解できるんですが、楽しみ方が爺婆視点で若干残念賞かなと感じました。
>うーんさん
僕が遊びたいだけです(笑)。