小2/トップクラス算数徹底理解編:小1~4の俯瞰
2017年9月3日(日)。
「小2/算数:世の中にある低学年算数問題集体系(続き)」で、低学年向けの勉強方法を体系的に整理しましたが、まだ検証していない視点が一つありました。それは、以下にある、横軸の「学年」の視点です。
=quote=
■算数の本質:
論理的展開の帰結。つまり、「こうこうこうで、こうだから、こうなる」。
■低学年算数教材の体系:
縦軸を「論理性の見え易さ」、横軸を「学年」で体系化可能。
縦軸は、下から上に積み上げる体系となっている。つまり、「計算という明示的な論理問題から始まり、キッズBEEという論理が見え辛く複雑な問題が頂点」。
【応用=論理性が見え辛い】
↑
⑦キッズBEE=思考力系
⑥きらめき算数脳=思考力系
⑤低学年サピックス=思考力系
④トップクラス問題集=直球算数
③きらめき思考力パズル=思考力系
②算数検定=直球算数
①公文=計算に特化=見て明らかな論理
↓
【基礎=論理性が見え易い】
=unquote=
一言でいうと、「上の学年向け問題集の中身はどうなの?」ということです。
『トップクラス問題集算数徹底理解編』は小1~小4までのラインナップですが、このたび、小3と小4を購入して内容を俯瞰してみました。
(1)小3
①内容
1章:大きい数、かけ算
2章:わり算
3章:時間、重さ、長さと面積
4章:小数、分数
5章:整理のしかた
6章:図形
7章:さらに進んだ算数
ド直球算数です。素晴らしい。
②文字の大きさ
小2で4mmくらいだったものが、小3になると3.5mmくらいになります。しかし、比べると小さく見える。。
③問題
文章題も長くなりますね。p.53にある問5は、東京学芸大附小金井中の実際の問題のようですが、なんと17行もあります。
(2)小4
①内容
1章:数
2章:小数、分数
3章:平面図形、面積
4章:立体図形、体積
5章:量と測定、数量関係
6章:さらに進んだ算数
②文字の大きさ
小3から変わらず。
③問題
体系的に整理されている印象です。これはいいですね。
サピックスがあまりにも体系的ではない為に算数検定を受検しましたが、トップクラス問題集を解かずしても算数検定8級(=小4)は合格してしまったので、算数検定はあまり役に立たないことが確定。体系的に勉強するならば、トップクラス問題集>算数検定過去問、だと思います。
・・・結論として、我が家では「低学年算数(=小4まで)の体系的理解はトップクラス問題集徹底理解編で行う」こととします。徹底理解編が終われば、トップクラス問題集(=無印。難問編、とでも名付けたい)に移行すれば良いし。
尚、小1~4までのトップクラス徹底理解編を俯瞰して思ったことですが、結局のところ、小学分野の計算を先に完璧にしておく、つまり公文算数F(=小6)までを先に抑えておいた方が効率が良いですね。トップクラスにある計算問題は「解けることを確認するためのもの」であり、これを解いても計算力は上がりません。
計算基礎をドリルで固めている段階の子どもが、トップクラス問題集を解いても、①計算が遅い→本質的ではない部分で時間取られる、②計算が不正確→無駄に間違える、ということが発生するのではないかと想像。一言でいうと、サクサクと進まない。
サクサクと進まないから子供も算数が嫌になり、親もストレスが溜まる。
そういう構造になっている気がしてなりません。
★現時点の立ち位置:
①サピックス:上位8%【2017年7月組分けテスト】
②公文数学:G教材(=中1)【2017年2月17日に算数F合格】
③公文国語:EII教材(=小5後半)【2017年7月25日に国語EI合格】
④漢字検定:5級(=小6)【2017年6月18日受検で6級(=小5)合格】
⑤算数検定:8級(=小4)【2017年7月23日受検で8級(=小4)合格】
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