僕の学習:ご質問への回答(「難易度調整」と「時間制」)
2017年9月26日(火)。
ご質問を頂戴しました。つまらない反省録なのに読んで頂いて恐縮です。
=quote=
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はじめまして。同じ年の男の子を持つ母親です。
(一部割愛)
うちは、住まいが田舎なので、塾や中学受験には縁があまりないのかなと感じております。
が、勉強に対するお嬢様の取り組む姿勢、何より楽しそうに問題をとき、読書も楽しそうです。どうにか、息子にも勉強、読書の楽しさを教えたいのですが、どのようにしたらお嬢様みたいに嫌がらずに毎日の勉強を取り組むことができるのでしょうか?何か秘策があるようでしたら教えてほしいそうです。
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いつも楽しく拝見させていただいてます。同級生男子の母です。
見習って朝勉強を取り入れているのですが、朝はダラダラして公文を国算終えるのが精一杯、それすら夕方取り組むより間違いが多いです。
朝はぼんやりして能率が悪いです。
8:30には寝させているのですが、全体の勉強時間や効率は上がっていない印象です。朝6時から一生懸命やる気が出るために親子でどのような取り組みをされていますか?よほど本人がやる気を出さないとその勉強量はこなせないですよね。
(性格もあるのでしょうか。)アドバイスよろしくお願いします。
=unquote=
娘は2016年3月時点では偏差値42でしたし、今でも最上位層(=余裕でサピックスでメダル獲得し、キッズBEEのファイナルに行ける層)とは言えない状態です。よって、あまり参考にはならないと思いますが、以下を御参考に供します。
①難易度
娘は勉強へのモチベーションが高いと思います。
辛い勉強に耐えている、ような感覚はないはずです。理由は簡単です。なぜならば、「実力で解けるギリギリのラインの問題」に取り組んでいるからです。解けない問題は渡していません。公文はもちろん、きらめきも。解けない問題は華麗にスルーしています(=先送り)。できる問題なので、解いていて、楽しいはずです。
なので、子供が勉強を楽しめない様子が出てきたら、簡単に解けるレベルの問題にまで撤退するすることが大事かな、と思います。これは公文のプロセスと同じなのですが、スラスラとできるからこそ、子供は自尊心も保ち、親も楽だし、楽しめるのではないかと。
尚、撤退は、親としてはプライドもあるはずなので、難しい問題です。しかし、過去1年半試行錯誤した結果としては、勇気ある撤退、、、というよりは後退かな、をした方が、親子共に満足する可能性が高いと思います。
②時間制
僕は残業が大嫌いです。
同じことを子供に強いたくないので、勉強は時間制にしています。できても、できなくても、一定の時間がくれば終わり。ノルマ制にしていませんか?[xx]の教材の、[xx]ページを終わらせるよ、みたいな。僕も娘が年長のころにいろいろためしましたが、「この教材をここまでやること」と言われると、子供は萎えるようです。
それよりは、「[xx]時間勉強します。それを達成したら、問答無用で勉強はおしまいです」、とした方が、子供は安心感があるようです。低学年の問題は、サピックスやきらめきのように、試行錯誤して考えることに主眼があるものもありますので、ノルマ制はそぐわないと思います。
・・・以上、御参考になれば幸いです。
低学年の勉強方法については、専門家ですらも「勉強が意味が無い」「勉強は意味がある」という根源レベルで、決着がついていません。
しかし、世の中の現実としては、確実に低学年化が進行していることは間違いありません(サピックスの低学年でのクラス数増加をみれば一目瞭然)。
低学年の子供は、高学年に劣らず個性があるので、普遍性のある勉強方法は無いのかもしれません。しかし、僕としては、「難易度の調整(=できることをやる)」、「時間制(=not ノルマ制)」によるマネジメントは、汎用性が高いと感じています。
結局のところ、子供の進度や成績による親のプライドよりも、①(簡単に解けるから)子供が楽しめる→②親も楽しい→③子供が更に楽しむ(難易度の高い問題を)、という好循環をつくることが大事かな、と思います。
楽しむ。
これが、鍵だと思います。
★現時点の立ち位置:
①サピックス:上位8%【2017年7月組分けテスト】
②公文数学:G教材(=中1)【2017年3月24日から】
③公文国語:FI教材(=小6前半)【2017年9月24日から】
④漢字検定:5級(=小6)【2017年6月18日に6級合格】
⑤トップクラス算数徹底理解編:小2【2017年8月4日から】
⑥きらめき算数脳:小2【2017年6月29日から】
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ディスカッション
コメント一覧
早速のお返事ありがとうございます。
解けない問題を出すのではなく、解ける問題をこなしていくことで、お嬢様のように楽しいと思えるようになるんですね!ぼんやりとですが、分かりました。確かに、解けた時の達成感や喜びのときは親子ともども、満足度が高いです。まずは、その楽しい、好きを子ども自身に定着するようにサポートしていきたいと思います。
熱心に関わり、丁寧な分析、サポートにより、お嬢様の勉強とりくむ姿勢があったのですね!!
親として今後も見習わせていただきたいと思います。
わかりやすいご回答ありがとうございました。
ギリギリ解ける問題を与え、時間制で終了させるんですね!
…21時現在、20時過ぎに解説した問題を「もう一度自分で解いてごらん。」で、うんうんうなっている息子にため息をついていますが、20:30には切り上げて寝かせるのが正解だったという訳ですね。
ありがとうございます。
参考にさせていただき、楽しく毎日勉強に取り組めるよう親も精進させていただきます。
本当にありがとうございました。
>chi-irunrun0411さん
解けるギリギリのライン、という塩梅が難しいのですけどね。低学年は楽しくやることが最も大事だと思いますので、ご検討ください!
>めいさん
ため息、よくわかります。でも最悪なのは「教えてしまうこと」なのですよね。。その誘惑に抗うのは親として難しいように思います。
なので解ける問題が良いと思います。解けない問題をうんうん、と言うのは意味がある場合もありますが、実のところサピックスでも四谷大塚でも日能研でも、うんうん系は最後の大問だけです。他のをきっちりと取り切れば、上位10%には余裕でいられます。上位1%に入るにはうんうん系も取る必要がありますが、そればっかりやっても仕方がないかな~、と最近おもいます。
我が家も試行錯誤の連続なので、ちょくちょく、この反省録を覗いて頂ければ幸いです。