新小3/算数:どこまで自力で解かせるのが良いか?

2018年02月(新小3)

2018年2月4日(日)。

 

コメントを頂戴しました。

 

=quote=

思考力が必要な問題でなかなか答えが出せない時や、先取り的な問題を解かせる時、どのように勉強させていますか?

 

塾では、兎に角子どもの力だけで解かせるように、何日かかっても構いません、との事でノーヒントで問題に立ち向かわせているのですが、なんだか時間の無駄なような気がしてきております。確かに自分1人の力で解けた時の喜びや自信は必要だとは思うのですが。(以下割愛)
=unquote=

 

受験を終えた保護者でないと回答資格が無さそうですが、現在進行形で新小3をみているからこそ書けることもあるかな、と思います。小6の2月から見て、新小3の2月なんて遠すぎる昔なので忘れているでしょうし。

 

以下の通り考えます。

 

(1)自力で解かないと意味が無い問題がある

低学年の算数体系については、2018年1月に整理してみました。抜粋すると以下の通りです。

 

=quote=

【応用=論理性が見え辛い=難易度が高い】

⑩スピカ=思考力系(「論理そのもの」を考える)

⑨キッズBEE=思考力系(「論理を使って」考える)

⑧四谷マンスリー=思考力系(仲間と「論理を使って」考える)

⑦きらめき算数脳=思考力系(ルールに従って「処理」する)

⑥低学年サピックス=思考力系(ルールに従って「作業」する)

 

<↑どちらかというと、非パターン問題>

 

<↓どちらかというと、パターン問題>

 

⑤フォトン=パターン解法系(仲間と切磋琢磨しながら先取りにして「習熟」する場)

④トップクラス問題集=パターン解法系(基礎的な算数「技術」)

③きらめき思考力パズル=思考力系(難しめの「クイズ」)

②算数検定=基礎概念系(「学校教科書レベル」のまとめ)

①公文=計算系(見て明らかな論理であり、算数ではなく単なる「処理技術」)

【基礎=論理性が見え易い=難易度が低い】

=unquote=

 

このうち、⑥~⑩は、自力で考えないと意味が無いと思います。パターン学習ではないことがその理由です。解けなかったらそれでも良いと思います。3回くらい挑んで解けなければ、そのまま放置するか、またはヒントを与えて前に進めるか、いずれにせよ、最後まで教えてはいけないような気がします。

 

他方、①~⑤はパターン学習だと思います。よって、分からなければ、即教えても良いように思います。親と子が一緒に解いても良いかもしれません。一人で解かせることなしに。

 

(2)娘の場合

上記(1)を原則にしています。正確には、原則にしています、というよりは、いろいろ試行錯誤した結果、そのかたちが一番意味があるだろうという結論に至ったので、その「原則に落ち着いた」というのが正直なところです。

 

新小3の2月までのサピックスで僕が教えたことはほぼありませんし、きらめき算数脳については、僕は問題すら読まないようにしています。娘の解答が間違えて入れば、突っ返すだけです。3回くらいこれを繰り返したら、ヒントを与えることはしますが、教えたことは一度もありません(たぶん)。

 

他方、トップクラス3年は直球算数のパターン問題です。初見で解けない場合は、考え方が間違えていたり、技術そのものが無い場合があるので、がんがん教えてしまいます。公文と同じで、何度も解いていれば自然と分かりますから。

 

(3)もっと具体的に言うと

今週末にやったことを具体的に記録しておきます。

 

トップクラス3年。p.134の(2)。いわゆる、つるかめ算。初見で解かせたら、線分図を書いてうんうん唸りだしたので、つるかめ算の図を教えました。すぐに納得。その後、p.135までノーヒントで解き切りました。これは教えてしまった方が早くて意味がある問題です。

 

反対の例。

 

きらめき算数脳3年。p.8の「お花畑を作ろう(二つ星)」。今日の夕方に解いた問題です。

 

図形問題で山折りと谷折りが混在する問題です。似ている問題としては、キッズBEE第3回トライアルの(2)。当初、娘はうんうん唸りながら手を動かさずに解き、2回連続で後半の問題と間違い。僕が教えたことは、「裏面の色を記入したら?」だけです。

 

これで、

 

娘:「あ!そういうことね・・・。」

 

ということで間違えた問題を解いて、正解に辿り着いていました。

 

(4)まとめ

結論として、以下かなと思います。

 

①パターン問題:初見で解かせて詰まったら、すぐ教える。浮いた時間で類似問題をたくさん解く。

 

②非パターン問題:解けなくても教えない。ヒントを与えても解けないならば、その問題は一旦パスする。解けたかどうか、ではなくて、「本人が真剣に考えた時間の密度」が力になると考えます。

 

・・・何分、まだ新小3で試行錯誤中の身なので、ご参考程度まで!

 

 

★現時点の立ち位置(塾以外):

①公文数学:上位0.5%/H教材(=中2)【2018年1月19日から】

②公文国語:上位2%/GI教材(=中1前半)【2018年2月2日から】

③漢字:漢字の要【2017年12月9日から(2017年10月漢検5級合格済)】

④計算:マスター5年【2017年12月22日から】

⑤直球算数:トップクラス算数徹底理解編小3【2017年12月10日から】

⑥思考算数:きらめき算数脳小3【2017年10月1日から】

 

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Posted by senki