新小3/公文:低学年学習で公文を選択肢から外すには積極的理由が必要

2018年03月(新小3)


2018年3月20日(火)。

 

世の中にいくらでも選択肢がある、低学年向け(年長~小2終わり)教材。

 

僕は広く教材は見ていますが、それでも全てを把握しているとは思えないくらい多い。子供の個性は千差万別、また家庭学習環境や家庭経済事情も異なるので、唯一絶対解となる教材や方法は無いと考えます。そもそも、通塾や家庭学習にしても、要不要は個々の家庭で判断すれば良いこと。通塾したからといって、学力は担保されないので。

 

しかし、リアルタイムで娘の成長を観察し分析する限り、低学年学習において公文という選択肢があるのに、これを選択しないというのは積極的理由が必要と思われます。尚、娘が年長時代に公文を選んだのは偶然の産物なので、僕は全く偉そうなことは言えず、幸運に恵まれただけです。年長当時、もっとストラテジックに僕が公文を捉えていれば、また違った2年間を楽しめたのだろうと思います。少々、勿体無かった

 

・・・ということで、恥をさらす形にはなりますが、僕の娘マネジメント実務の観点からの気付きを纏めておきます。

 

1. 公文の強み

(1)算数と国語が用意されている

同じフォーマットで算数と国語ができます。これ、案外大事なことで、市販のドリルをいくらかき集めても、どうやっても同じになりません。特に国語は厳しい。

 

(2)未就学児から高校レベル卒業まで用意されている

市販のドリルとか教材では、小学校分野は良いとしても、中学分野に入るともうお手上げです。

 

(3)子供にとり最適な教材から開始可能

小2ならば算数Bの引き算が学年相当。これが厳しければ、算数Aの足し算に戻ればよい。この戻ることができるのが強い。娘も算数Fまでは徹底復習のために戻りましたが、こういう動きは公文は可能。

 

(4)教材の大きさ

公文公氏による最大のイノベーションの一つが、A5の紙を使うことだったのではないでしょうか。紙幅を限定することで、物理的制約を産み出し、子供に一度に大量の情報を与えない。つまり、集中できることになります。市販のテキストはこうはいかない。

 

(5)プリント枚数を柔軟に調整できる

毎日5枚/dayが厳しくなれば、3枚に減らせばよい。それこそ、子供が公文を嫌がり始めたら1枚/dayにしてしまえばよい。このような量の調整が可能なのは公文くらいだと思います。

 

(6)他者と比較しやすい

もともと娘は年長時代に、仲の良い友達が公文で頑張っているのを見て(当時、その友達は算数BかCをしていたので高進度だった)、私も頑張りたいと自発的に開始。年長から見ても、算数や数学がスラスラできる子供はかっこよく見えたようです。低学年における公文進度なんぞ、所詮はどんぐりの背比べであり、大した意味は無いのですが、子供に対して良い意味での刺激になります。

 

(7)上には上がいることを体感できる

3学年先に到達してのオブジェ獲得、6学年先に達しての未来フォーラム参加、そして進度一覧表で見る同学年公文エリートの存在。上には上がいることが良くわかり、謙虚な気持ちで、明日も頑張ろうというマインドセットが産まれます。

 

娘:「去年夏の未来フォーラムで同じ机に座った[xx]ちゃん、今頃、何やっているのかなあ。今年の夏もまた会えると思うけど、楽しみ!」

 

(8)頭を使わない大量演習であること

公文に対して否定的なスタンスを取る方の中には、「公文をやると頭を使わなくなる」という意見もあります。

 

僕としてはこの意見に大賛成です。頭なんて使わなくて良いです。公文の小学生分野ならば、そもそも頭を使わなくて良い、というよりも頭を使ってはいけない、レベルの問題なので。

 

年長から小2の低学年のうちは、頭を使わない大量演習が極めて重要だと思います。まずは、正しい型できちんと正確に処理できるようになることが大事。公文算数Fまでが扱うのは単なる計算処理であり、公文国語Fまでも単なる書き抜きです。この基本動作すらできないのに、子供に対して「頭を使う」ことを期待しても仕方がない。正しい型で大量に練習した結果として、論理が獲得されると思います。

 

本当に頭を使うような時間は、自宅学習では、きらめき算数脳・キッズBEE、塾を活用するならば四谷マンスリー講座、にて確保すれば良いだけのことです。

 

尚、小2終わりまでの大手塾の公開テストを見ていると分かることですが、頭を使わない計算や小問題で点を落としているお子さんが多すぎる。一般には「ケアレスミス」とか「計算ミス」とか「書き間違い」として処理されることが多いようですが、単に演習不足だと思います。低学年のうちに基礎を固めておかないと、高学年で悲惨なことになると思います。

 

親:「なんでこんな簡単な計算ミスするのよ?」

 

子:「・・・。(いつも、ミスするな、ミスするな、ばっかりで煩いなあ)」

 

2. 公文の弱み

(1)競争を煽られる

オブジェ獲得や未来フォーラム参加などが目的化すると、とにかく早く進めなくちゃ、となりがちです。12月くらいになり3月末の落着点が見えてくると、進度が目標になるのは自然なことだと思います。

 

尚、子供の定着を考えるとじっくりやるべき、、、というのが定説のようですが、僕はこれには反対。ある程度穴があっても進めてしまっても良いのではないかなと思います

 

100%の完成度は無理。よって、99%を目指すことにするか、90%程度を目指すかの選択となりますが、90%の完成度を達成した時点で次のステップに進むべき。なぜか?99%まで達成しても、1か月もしたらどうせ忘れます

 

子供って単純です。きらきらと輝くオブジェを獲得したら机に飾りますし、未来フォーラムに行くと奮起します。子供に学習者としてのプライドが芽生え、自己肯定感を持ちます。子供のモチベーション管理を考えた場合、大変に意味があることです。「自分は算数と国語が得意だ」、と思わせたら、もう親としてはゴールを達成したようなものですから。

 

また、本当に穴があったり積み残しがある場合、進めようにも全く進まなくなりますので、これがストッパーになります。例えば、算数C(=小3)の掛け算まで完成していないと、算数D(=小4)を終わらせるのは、ほぼ無理です。また、算数E(=小5)の分数を完成していないと、算数F(=小6)なんて絶対に無理です。数学に入ってからは、数学G(=中1)が100%の正解率に近くないと、数学H(=中2)の連立方程式なんて絶対に無理です。

 

・・・進め無くなったらどうするか。前のプリントに戻ればよいだけです。

 

(2)教室先生の指導方針がバラバラ

娘の場合は、先生の指導方針に従っているだけです。いろいろと相談したら、自宅採点制度の活用も提案されましたし、実際に娘の学力をたった2年間でここまで引き上げてくれたのは先生の力無しでは無理でした。

 

しかし、画一的な方法を先生が要求するとしたら、やめていたかもしれませんね。公文はそもそも個々の子供に最適な方法を柔軟に採用できることが強み。この強みを生かせないのならば、公文を採用する意味が半減すると考えます。

 

例えば、僕の場合は算数C(=小3)の一桁掛け算のプリントをスキップさせて貰いました。小1の5月くらいだったような記憶。完璧に暗記しているのに、スカスカなプリントを2週間くらいかけてやる意味は無いからです。先生としても、2桁×2桁掛け算のプリントをスラスラと解くのをみて、スキップに賛成でした。

 

(3)自宅採点は不可欠

間違えた直後に見直すからこそ、意味があります。公文最大の弱点は、週2回の教室にプリントを持っていき、そこで間違いを指摘されて直す、という段取りを基本にしていること。昭和の暇な時代はこれで良かったかもしれませんが、最近の小学生は忙しいので、これはちょっと厳しい。

 

公文学習の主戦場を公文教室にするならば、全部先生にアウトソーシングする方法が良いかと思います。自宅での宿題は最小限にして、週に2回の教室日にそれぞれ2~3時間やるイメージでしょうか。そうすれば先生も内容把握できますから。

 

しかし、平成の終わりともなると、こういう優雅な時間の使い方は厳しい。公文教室の滞在時間は、「新しい単元」や「子供による先生への解法の説明」に活用したい。1週間前に解いた公文プリントの間違い直しを教室でやるのは、時間をドブに捨てるようなものだと思います。

 

3. まとめ

僕が現在考えることは上記の通りですが、教育方法に絶対的解が無いことから分かる通り、いろいろなアプローチがあっても良いと思います。僕は公文はアウトソーシング先の一つとしてポートフォリオに組み入れているだけですが、進めば進むほど、その価値が分かってきました。

 

公文は噛めば噛むほど味が出る、するめのような存在。良く考えられています。Jフレンズまで到達すれば、また新たな世界を見せてくれるのでしょうか。

 

 

★現時点の立ち位置(塾以外):

①公文数学:上位0.6%/H教材(=中2)【2018年1月19日から】

②公文国語:上位1.4%/GI教材(=中1前半)【2018年2月2日から】

③漢字:漢字の要【2017年12月9日から(2017年10月漢検5級合格済)】

④計算:マスター5年【2017年12月22日から】

⑤直球算数:トップクラス算数徹底理解編小3【2017年12月10日から】

⑥思考算数:きらめき算数脳小3【2017年10月1日から】

 

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Posted by senki