新小3/公文:公文数学H(=中2)で連立方程式を学ぶことの弊害
2018年3月31日(土)。
貴重なコメント頂戴しました。多角的な議論が可能になるので、いつも感謝しております。
=quote=
つるかめ算
byエルモ
03月30日 22:19
個人的にはこの手の簡単なつるかめ算でも中学の方程式を知ってしまって、それを使って解くというのが先取りの弊害な気がします。方程式の本質をある程度理解してるならまだしも、公文で作業として解ける(りっしきだけ出来る含む)だけなら、、、
=unquote=
結論として、僕自身の現時点での仮説は、中学受験算数を方程式で解いてはいけない、と考えています。理由は簡単で、方程式だと時間がかかるから。算数的アプローチの方が、速くて、確実だと考えます。
よって、公文数学H以後に連立方程式を学び、文章題に含有される論理を文字式に落とし込むことができたとしても、方程式で解くことはないだろうと思います。塾からもそのような指導は無いでしょう。
・・・難易度の「種類」が全く違いますが、「算数 vs. 方程式」という観点では、「中学受験算数 vs. GMATのMath」の比較は参考になると考えています。GMATはGraduate Management Admission Testのことで、詳しくは海外留学におけるこちらの予備校が詳しいです。http://www.agos.co.jp/test/gmat_test/)。
①最初の数問を間違えたらおバカさんモードに入るプレッシャー。
②キツイ時間制限。
③紙とペンが使えないので、プラスチック板と中太マジックペンしか使えない為に小さな文字が書けない。
Mathは方程式でも解けますが、上記制約があるので、算数的アプローチの方が有効。よって、大の大人がGMAT予備校でつるかめ算を習うことになるのは面白い光景でした(笑)。
・・・娘に聞いてみました。
娘:「公文数学で方程式で解くの面白いね!(※今、H96~97をやっているので、文章題です。」
僕:「なんでそう思う?」
娘:「なんで面白いかというとね、問題に書いてある文章を方程式に書き換えるところが面白い。」
公文は国語も数学もG(=中1)以後になると、その内容は、論理解析トレーニングに近くなると考えています。算数的アプローチで特にせよ、文章題の論理構造は視えていなければなりません。そのための「論理視力」を養うのが公文だ、と解釈しています。基礎的な計算を九九の延長として暗記することで、数字の分解能力に強くなる「計算視力」と似ています。
本格的な塾カリキュラムが開始する前のまだまだ暇な低学年ですので、寄り道しながら進めていきたいと思います。この種の実験をすることで、娘の適性も分かってきます。
★現時点の立ち位置(塾以外):
①公文数学:上位0.6%/H教材(=中2)【2018年1月19日から】
②公文国語:上位1.4%/GI教材(=中1前半)【2018年2月2日から】
③漢字:漢字の要【2017年12月9日から(2017年10月漢検5級合格済)】
④計算:マスター5年【2017年12月22日から】
⑤直球算数:トップクラス算数徹底理解編小3【2017年12月10日から】
⑥思考算数:きらめき算数脳小3【2017年10月1日から】
★ブログ村ランキング:
本ブログは娘と僕の「反省録」ですが、読者の方のお役に立てば嬉しく思います。お帰りの際に↓をクリック頂けると励みになります。
ディスカッション
コメント一覧
新三年の今の段階で、方程式で覚えてしまうと、後々困るかもしれません。
でも、代入する方法は小学生でも習いますよね?
典型題だとしても、面積図書くのは時間が
かかると思いますし、高学年で方程式を使うのはOKだと思います。
>nnn-bbbさん
本当に困ることになるのか、娘には実験台になってもらいます(笑)。方程式で解こうとするのは問題があるのですが(記事の通り)、方程式で得た論理視力をベースとして、算数的アプローチで解くのは意味があると思います。
キッズBEEが既にそうですからね。なにしろ、模範解答では□と〇のオンパレード。
娘さんと同じような進度で、小3の終わりにJフレンズ生になり、新小4年生から中学受験塾に通って一年たちました。
連立方程式も因数分解も、三平方の定理も一通り終えて、、、まだ結果も出てない状態の一年通塾した感想ですが、、、決して害にはなっていないです。
あくまでも娘の場合ですが、数学H~Jの分野は、公文をやらなくなるとすっかり忘れました。なので、通塾してから鶴亀算、面積図など中学受験ならではの解き方を教えてもらうと、素直にその方法で解いています。
消去算の時は私から見るとまさに公文のHって思いましたが、娘はなぜかすらすら解けちゃうんだよね~といった具合でした。一度忘れてしまっても、その分野をもう一度教えてもらうと手が覚えているという感覚が公文をやっていた子にはあるように思います。
>ケセラセラさん
記事にさせて頂きます。