小3/基礎体力:「かけっこ」をプロのコーチに学ぶ(Sun Light RC/細野史晃トレーナー)
2018年7月15日(日)。
娘は足が速い。日々、小学校や学童で男子相手の激しい鬼ごっこで遊んでいることが、かけっこに代表される基礎体力の下地になっていると考えられる。
しかし、ぶっちぎりで速いわけではありません。娘の運動会の動画を分析すると、素人である僕から見ても、「ぶっちぎりでかけっこが速い選手」とは動きが違う。特に上半身の動き。ここまでは僕でも分析できるのですが、問題は僕には指導できないということ。
・・・という悩みを抱えていたところ、フルマラソン愛好家である友人が起用しているプロのトレーナーを紹介頂きました。
大人向けのみならず、子供向けのかけっこ教室も開催している、Sun Light RCの細野史晃トレーナー。『マラソンは上半身が9割』の著者。おお、上半身。これはビンゴである。
今回、1時間のパーソナルトレーニングを依頼しましたが、最初の準備体操から、課題の洗い出し、具体的な練習方法など、目から鱗でした。
①軽くジャンプ。重心を上げていく。片足立ちで重心の位置を把握する。
②走るという行為は、バランスを崩す行為である。前に倒れるだけの重心移動だと下方向への力がでてくるので、下方向への力を打ち消すように前方上方に重心を持ち上げるような動きを意識する。そうするとスムーズに前に身体が移動する。
③スキップという動作は、リズムを取る訓練として良い。
④細野トレーナーが面白いのは、複数選手の走りを真似られること。「末續慎吾」のフォームの模倣と解説は、至近距離で見ると実に参考になりました。アイススケートをしているように、すーっ、とスムーズに移動していくので、見ていると若干不気味(笑)。同選手は、重心移動の天才、だとのこと。
⑤「自分で理論的に考えて練習をする」ことができるようになるのは、中学生以後の話。小学生の場合は「何も考えずに走る」くらいでも良いのだが、コツに気が付き始めると成長が早い。
・・・1時間のパーソナルトレーニングの結果、娘の走りは明らかに変化。全力疾走中の体の軸の横ぶれが無くなり、姿勢も改善。同じ速度で走っていても、楽に走っている。
娘:「ただ頑張るだけでは、ダメなんだね!」
定期的にトレーニングを受けることで、かけっこのフォームが更に改善していくとのことなので、また依頼しようと考えています。
尚、暑い中でのトレーニングでしたが、日陰を選んで且つ水分補給の休憩を入れれば、全く問題無し(汗はかくけど)。トレーニング密度と休憩タイミングも、細野トレーナーから教わったので勉強になりました。
どこの小学校でも運動会があり、かけっこ競争があり、リレー選手への選抜は狭き門。日常生活での基礎運動量がある程度あれば、あとは正しいコーチについて学ぶことが効果的だと痛感。細野コーチによれば、量だけで頑張ってしまうのがスポーツにありがちな罠、だそうです。勉強でもそうかもしれないが(冷や汗)。
スキー学校の非効率な集団レッスンに投資するよりも、日常的な運動であるかけっこに投資した方が、体力の底上げになると思いました。
有意義な連休を過ごせました。
★現時点の立ち位置:
・塾アドバイスに従い現学年カリキュラムを深堀りしつつ、夏休みは公文を進める。
①公文数学:H教材(=中2)/上位0.5%【2018年1月19日から】
②公文国語:GII教材(=中1後半)/上位1.1%【2018年4月19日から】
③思考算数:きらめき算数脳2年の復習【2018年6月30日から】
④直球算数:四谷ジュニア予習シリーズ3年上【2018年6月30日から】
⑤漢字:3年生を総復習(漢検・Z会・学研)【2018年6月15日から】
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ディスカッション
コメント一覧
校風、教育理念の話に進めると、実は従来から女子校は比較的、校風で選ばれる傾向にありました。これが男子だと、男の教育は競争に勝つこと、競争に勝つには偏差値が高いこと、となってしまい、学校も校風云々いう前に偏差値で輪切りにされがちです。
それでも、昔は男子御三家、校風それぞれで並び立ってるところがあったのですが、今やトップは筑駒、筑駒に入れないと開成、開成に入れない子が麻布、麻布のビリの次が駒東と、かなり明確に序列化されてしまいました。
その点、女子は偏差値さえ高ければいいと考える親が少ないこともあり、女子御三家の個性も健在な感じがあります。
>四谷もサピックスもさん
御指摘の切り口は面白いですね。
スキーのようなエンタメ性ないですから
>四谷もサピックスもさん
運動会でのリレー戦を観戦するのは、親にとってこれ以上ないエンターテイメントですよ^_^