僕の学び:「タワマン上層階の子「成績は低迷」の理由」→公文広告並みにミスリーディング

「僕」の学び


2018年9月10日(月)。

 

プレジデントオンラインの記事の話。

 

=quote=

タワマン上層階の子「成績は低迷」の理由
家庭教師が気づいた、住まいの弱点
2018.9.7

西村則康
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表 西村 則康

 

アクセスがよく、見晴らしがいい。そして、何より特別感がある。大人にとっては最高のタワーマンション上層階だが、「子供の学びにとっては、いい環境とは思えない」と言うのが、プロ家庭教師集団「名門指導会」代表の西村則康さんだ。年々、タワーマンション住まいの顧客が増えているなか、上層階に住む子供たちのある特徴に気づいたという。

=unquote=

 

中学受験業界の「プロ」はそれっぽいことを書くし、読み手としても(暇じゃないから)「合っているだろう」と思いながら流し読みするので、あまり疑問に思わないかもしれない。

 

しかし、良く読むと、滅茶苦茶なことを書いているか、または説明が不足している。

 

①「Aくん(小5)の家は、都心にある55階建ての高級タワーマンションの最上階。玄関は大理石、リビングに続く廊下はふかふかのじゅうたんで、歩いても足音ひとつ聞こえない。」

 

Aくんは産まれてからこれまで、ずっと最上階暮らしだったのでしょうか?小4まで一戸建て暮らしで、最近引っ越した可能性は無いということでしょうか?もしそうならば、なぜ、居住年数を記事に書かないのでしょうか?産まれてから現在まで、タワーマンション暮らしである、と書けばよいだけなのですが。

 

また、記事の書きぶりからして、小5になって初めてクライアントになったようですが、小5のタイミングで呼ばれたということは、もともと成績が低迷していることが理由ではありませんでしょうか?仮に、成績上位者のお子さんが更に加速するために家庭教師を呼び、その家がタワーマンション最上階の家庭でゴージャスな雰囲気だったら、真逆の印象を持った可能はありませんでしたでしょうか?

 

②「別のタワーマンションの上層階に暮らすBくん(小2)も、外に出ることを億劫がる。母親は教育熱心で、幼少期から早期教育に走っていたが、Bくんの成績は常に低迷。母親はBくんを男子御三家のひとつに入れたいと思っているが、今の成績ではとても叶わない。Bくんは、計算問題は速く解けるものの、文章問題がまったくできない。」

 

早期教育の機会が与えられながら、小2という早い段階で成績が低迷しているならば、もともと適性がなかったのでないでしょうか?タワーマンションの影響だと言い切るのは厳しいのではないでしょうか?尚、「早期教育に"走る"」という用語の選択が、執筆者として早期教育に否定的な価値観を持っていることを意味しています。

 

③「タワーマンションの上層階で暮らしていると、風や雨の音、太陽の光が感じられないため、四季を感じにくい。国語には情景をイメージし、それを人の心に喩えることがある。でも、四季が感じられない子には、それを人の心に喩えるなんてことは到底できない。「初夏のような清々しい気持ち」と書かれていても、初夏がどんな景色でどんな匂いがするのかイメージすることができない。」

 

すいません。良くわかりません。タワーマンションと学校が地下通路で繋がっているのでしょうか?または、タワーマンションから学校まで、毎日、自動車での送迎であり、また校庭で遊ぶことはないお子さんという理解で宜しいでしょうか?

 

③「高層タワーマンションのキッチンは、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターが多い。生まれたときからIHのキッチンで育ったDくんは(小4)は、間近で火を見たことがない。家には仏壇もないので、ろうそくに火を灯したこともない。」

 

驚きました。誕生日のケーキにろうそくに火を灯さないご家庭なのでしょうか?だとしたら、家庭に別の問題をかかえていませんでしょうか?また、外で花火とかバーベキューをしたことがないご家庭なのでしょうか?少なくとも、保護者は煙草は吸わないようですが。

 

④「そういう家庭は、子供の教育にも熱心なはずだが、大人の欲望を優先してしまう傾向にある。タワーマンションの上層階のつくりや間取りは、都会を楽しむ大人向けにできていて、子供が伸び伸びとすごせる場所とは言い難い。伸び伸びできないということは、物事に興味・関心を持ちにくく、学びのスイッチが入りにくい。」

 

低層マンションの一室ならば伸び伸びできて、タワーマンション上層階の一室だと伸び伸びできない、ということのようですが、イメージが持てません。これはどういう意味でしょうか?体を動かして遊べない、ということでしょうか?卓球台を置けるくらいの広さが無いと駄目なのでしょうか?

 

⑤「タワーマンションの居住者に限らないが、子供を意識的に外に連れ出したい。都心にも自然が残る公園はあるし、少し郊外に行けば畑もある。そしてできるだけ自然や生活を感じさせるといい。小学校で学ぶ勉強も、中学受験の勉強も、学びの根底にあるのは「自然」と「生活」だ。小学生の学びにそこが欠けていると伸び悩む。成績の伸び悩みは、子供自身の能力よりも環境によるところが大きい。あまり表に出ない、子供をめぐる環境の実態を伝えていくのも、家庭教師の役目だと思っている。」

 

これは正論だと思います。

 

・・・しかし、この段落より前は全てバイアスがかかりすぎています。

 

約40年の指導経験があるプロ中のプロであり、世間相場以上のチャージを課す西村氏。そんなプロをしても、相関関係と因果関係をごっちゃにしていることが、この業界の闇の深さを暗示していると思います。

 

西村氏は気が付いていないが、氏が観察した事実は、「子供の成績低迷を親が自力で解決しようとせずに、金任せでアウトソースするようなタイプの富裕層に属する保護者は、住居としてタワーマンション最上階を選択することが増えてきた可能性がある」ということだと思います。

 

家庭教師のプロとしての指導力(日本でも最高レベルの方なのだと思います)と、ビジネス的な物事の分析能力は、直接の関係に無いのだと思います。

 

 

★現時点の立ち位置:

・低学年最後の年なので、公文を進める。

①公文数学:I教材(=中3)/上位0.5%【2018年8月31日から】

②公文国語:HI教材(=中2前半)/上位1.0%【2018年7月20日から】

③思考算数:きらめき算数脳3年【2018年7月31日から再開】

④漢字:3年生を総復習(漢検・Z会・学研)【2018年6月15日から】

 

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Posted by senki