小4/公文:国語J65でそろそろ限界か?(通りすがりの人さんからの御指摘)

2019年07月(小4)

2019年7月10日(水)。

 

「通りすがりの人さん」からコメント頂戴しました。過去にも、高いレベルのコメントをして頂いたことのある方です。いつもありがとうございます。

 

以下、■SO1:にて回答させて頂きます。尚、プリントを公文に出してしまい原文が手許にないので記憶を頼りにです。すいません。。

 

=quote=

1. 「措いて」は本文にルビ付きで出ているため、読めないはずがありません。それは本文を読んでいないことを意味します。

 

■SO1:本文にはルビがついていましたが、①解答書に無い(ので探さないといけない)、②また「おいて」という意味が取りづらい、と思います。「物語を措いてなかったから」という文章だけ見て、「物語の他に存在しなかったから」という意味が分かるのは、大人でも難しいかと。せめて、「「物語を措いて無かったから」ならば分かりますが。

2. 「筆者によれば」という限定での解答作成なので、③の考察はむしろ解答として記入してはいけないと思います。そのようなことは本文には記載されていません。
(センター試験などでは典型的な「思い込み」の誤答例だと思います)

 

■SO1:原文が無いので読み返せないのですが、「なぜ物語を措いてなかった」(物語の他に手段が存在しなかった)のか、理由が書いていなかったように思います。理由が書いてあれば誤解答になりますが、書いていないのならば、解釈の範囲内で小4に教える分には良いと僕は考えます。文章の内容も、読み手が時代背景(そんなこといちいち言わないでも分かよね、という意味での)を理解していることを前提としたものですので。

3. ③の考察ですが、道綱母は紫式部などより少し前の時代の人、物語「しか」ないのでそこに逃げ込むしかなかった、というのはいささか見当違いではないでしょうか?他にも没入できる可能性のあるものはあったが、物語以上にのめり込めるものはなかった、だからこそ「物語を措いて」という表記を用いたのではないでしょうか?

■SO1:上記解釈は、私と同じロジックです。筆者は理由を書いていない(と記憶)ので、行間を読むしかない。よって、「通りすがりの人さん」のように「他にも没入できる可能性のあるものはあったが」という前提条件に立って批評することもありですし、僕のように「他に存在しなかった」という前提条件に立つことも、読み手の自由だと思います。面白いのは、「通りすがりの人さん」が、「平安時代の貴族女性には趣味や楽しみといった様々な選択肢があったが、その中でも物語こそが道綱母にとっては没入できるものだった」という明るく開放的な時代観を持っていることに対して、僕は「平安時代の貴族女性は自由に外出もできず、人間関係も限られ、御簾の中で没頭できる娯楽としては物語くらいしかなかった」という暗く閉鎖的な時代観を持っている、ということが判明した点です。

通りすがりで失礼しました。

 

■SO1:いえいえ。有難うございます。批判的なコメントほど歓迎しますので、これからもツッコミお願いします!結果的に僕も大変勉強になります。公文Jのタイトルは、「資料と論評ですし(笑)。

=unquote=

 

・・・尚、角川まんが『日本の歴史』第3巻のp.92抜粋は以下の通り。藤原道綱母の屋敷にて、道綱母のことば。

 

「平仮名はいいわ。妻問婚のさびしさも、夫にはほかに山ほど女がいることへのうらみつらみも、やまとことばでなら、そのまま表せる・・・。恋敵の産んだ赤ちゃんが死んだのを喜んでしまった気持ちすら・・・。全部書いちゃう。いいよね・・・。そう思っちゃったんだもん。」

 

『蜻蛉日記』。

 

 

★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学J(=高校基礎)/上位0.2%【2019年01月29日から】

②公文:国語J(=高校基礎)/上位0.5%【2019年05月07日から】

③公文:英語D(=小4)【2019年06月25日から】

④算数:塾カリキュラムでオントラック

⑤語彙:言葉ナビ上下+ことば1200+漢字の要

⑥漢字:小4を深堀り完了、宝物を探す日々

 

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Posted by senki