小4/国語:有名中の国語(③有名中を2冊用意し一緒に読むのがベスト)
2019年8月8日(木)。
昨夜の話。
2018年聖光学院中の国語の大問3、「彼女の中の絵」を娘が読み、後追いで僕も読みました。
僕:「これ、古賀さんと吉川さんは、最後どうなると思う?」
娘:「(手でハートのマーク)、これでしょ?」
大問4。『モラルの起源 – 実験社会科学からの問い』。これも僕は後追い。
僕:「著者の主張は何?」
娘:「人間だけが集団意思決定をするのではなく、ハチも同じような集団意思決定をすること。そうして、その結果は、個別の意思決定よりも良いということかな。」
・・・さて、今朝の話。
2019年有名中は手元に2冊あるので、僕と娘で同時に読むことにしました。
2018年浅野中。大問2の『来福の家』。僕と娘で同時に読む。そして、意見交換。
僕:「これ、人間関係が読み取りづらいね。」
娘:「たしかに。」
僕:「まあ、結婚式のシーンはなんか泣けるな。。」
そして、大問3の『孤独の価値』。
僕:「これは、読みごたえがあるね。浅野中の先生のセンスに感謝だね。では、この著者が言いたいことは何?」
娘:「孤独とか寂しさも、大事なんだよって、ことだね。これは、応援メッセージなきがする。」
僕:「誰に対する?」
娘:「うーん、、、大人じゃないね。中学生くらいに対するメッセージだと思う。」
良い文章でした。
=quote=
さて、もう少し深く考えてみよう。そもそも「楽しさ」と「寂しさ」というのは、光と影であって、どちらかだけが存在するものではない、ということが、自分や他者の観察からわかってくるはずである。それは、波のように揺れを繰り返す運動の上のピークと下のピークでしかない。楽しさがあるから、寂しさを感じるのだし、また、寂しさを知っているから、楽しいと感じるのである。
=unquote=
昨夜から今朝の経験から、小4女子の読書の一環として、以下を実行することにします。
①有名中は2冊用意する。切断しない。
②僕と娘で、一緒に同じ文章を読む。
③読後、意見交換をする。
・・・各中学校の先生が、1年かけて用意してくれた文章です。面白くないはずがありません。また、実際の中学受験に求められる文章レベルに触れることができますので、この観点からもお勧めです。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス50%、中学入学後50%
①公文:数学J(=高校基礎)/上位0.2%【2019年01月29日から】
②公文:国語J(=高校基礎)/上位0.5%【2019年05月07日から】
③公文:英語E(=小5)【2019年07月23日から】
④算数:塾カリキュラムでオントラック
⑤語彙:言葉ナビ上下+ことば1200+漢字の要
⑥漢字:小4を深堀り完了、宝物を探す日々
ディスカッション
コメント一覧
最近の有名中の国語の文章を読むという方法、なるほどなあと思って拝見させていただいています。
うちはまだ娘が小さいので、将来的には採用してみたい方法です。
効果のほどは中長期的時間軸のなかで現れるのだと思いますが、楽しみにしております。
本一冊、入試程度、公文程度の各長さの文を読んでそれぞれの読む意義を使い分けるという点に目を向けているあたりすごいなあと思いました。4年生あたりで始めるというタイミングも参考になりました。
>博士さん
コメントありがとうございます。実行してみて分かりましたが、実に良い「プチ読書」になります。有名中は過去分も含めて沢山もっておりますので、娘の気分転換の読書にぴったりです。
恐らく、令和時代の中学受験は、小4くらいから本番入試問題レベルの読解くらいはお楽しみとして触れる層が増えていくのでしょうね。都内だけで、公文国語Jで娘は30位にすぎませんから。