小4/博物館/093:「正倉院の世界」(東京国立博物館)
2019年10月14日(月・祝)。
午前中は小4サピックスオープンテスト。午後は、うん?、雨が降っている。
ということで、今日が初日の「正倉院の世界」(東京国立博物館)。朝一では500名が並んだそうですが、しとしとと雨が降る1500くらいに到着したので人は少な目、待ち時間はゼロでした。
僕は「保存や記録が大好き」という人間なので、萌えるポイントが多数ありました。
結論として、お勧めできる特別展です。
以下は僕の学び。
1) 校倉造に関する、僕の誤った理解が修正された。僕の中学受験の際、先生から「通気性が高い」と言われたので百葉箱のような通気性(=穴がある)をイメージしていたが、実際には内側から見たら、平面じゃないか!つまり、ログハウスである。そして、ログハウスの木が薄い部分があるから、通気性というよりは「調湿性」が高かったことを理解。
2) 娘:「入口の階段が無いね」。これは娘に指摘されて理解しました。保存目的なので入口の階段がありません。
3) どうやって1,200年間保存されてきたのか、良く分かった。箱に収められていたのね。
4) 正倉院といえば五弦の琵琶(螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ))ですが、これなぜか国宝でも重要文化財でもないことに驚いた。そして、実物を見て驚いたのは、正面よりも裏面の螺鈿が凄いということ。これ、主役は裏面ですぜ。
5) 一番見ごたえがあったのは、「黄熟香(おうじゅくこう)」。香木である。「蘭奢待」(らんじゃたい)という名で有名ですが、その文字の中に"東・大・寺"の名を隠した雅名であることは知りませんでした。足利義政、織田信長、明治天皇の切り口があることで有名です。尚、僕の中では「蘭奢待」と言えば、あの美味しい焼き鳥屋である。
6) 正倉院の保存に関しては、時の権力者が支援してきたということが本当に面白い。特に江戸幕府の徳川家。蘭奢待にも手を付けていない(とされる)。
7) 保存性の観点からは、やはり、布系は厳しいらしい。最後の展示に「塵芥」がありましたが、崩壊した破片も全て保存していて、今も宮内庁職員が繊維1本ずつえり分けているそうな。他方、和紙は保存性が驚異的に高い。「国家珍宝帳」にも驚くが、この年号が「天平勝宝8歳」って凄い。
8) 最後に、日本古来の文化の伝承には、女性が大きな影響を与えていることが、一番大きな学びだったかもしれません。第45代聖武天皇の遺品を中心に「as isで永久保存」しようとした、光明皇后。そして、伊勢神宮は、第40代天武天皇の妻であった第41代持統天皇無しでは語ることができない。こちらは、「式年遷宮で技術をas isで永久保存」しようとした。共に、発想したのは女性である。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス50%、中学入学後50%
①公文:数学J(=高校基礎)/上位0.3%【2019年01月29日から】
②公文:国語J(=高校基礎)/上位0.3%【2019年05月07日から】
③公文:英語GI(=中1前半)【2019年10月08日から】
④算数:塾カリキュラムでオントラック
⑤語彙:パス単5級+言葉ナビ上・下+ことば1200
⑥漢字:小4を深堀り完了、宝物を探す日々
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