小5/博物館/118:鈴ヶ森刑場跡(東海道)
2020年4月26日(日)。
昨日の夕方サイクリング。
僕:「江戸の北端にある、日光街道沿いの小塚原刑場はなかなか凄かった。今日は、江戸市中の南端にある東海道沿いの鈴ヶ森刑場跡に行こう。」
娘:「・・・。何か、最近、処刑場ばっかりじゃん。もっと楽しいところに行こうよ。」
僕:「まあ、そういうなよ。"楽しいところ"の裏側には、その社会を維持するための"コスト"が存在することになる。例えば、江戸城の美しい城郭の裏側には、たくさんの人足と事故死が存在する。君がかつて見たことがある黒部ダムは171名の命を犠牲にしている。物事をみるときには、暗い側面を見る必要があるんだよ。」
娘:「たしかに。。」
僕:「僕が君に持ってもらいたい最も重要な歴史観は、新型コロナでちょっとおかしくはなっているが、この平和な世の中を享受できているのは、先人たちが支払ったコストがあったからなのだよ。だから、負の側面にも目を向けないといけない。
そもそも、僕らが普通に日本語を話せていること自体も奇跡なんだぜ。極東の島国である日本が明治維新で同胞の血を流し、かつ日清・日露という莫大な人的コストを支払い、欧米列強による白人支配に楔を入れた、ということだ。ロシアに支配されていたら、言語レベルで殲滅されていた可能性があるからな。日本もそうだが、他のアジアもね。
これは、仮に新型コロナで日本が全滅したとしても、この一点において、日本という国は世界に存在した価値がある。新型コロナで多様性とグローバリズムは一旦収斂を迎えるけど、多様性の原点は明治38年、1905年の日露戦争での勝利なのだよ。」
・・・娘が資料で学んだことは以下の通り。
・鈴ヶ森刑場跡は、東海道の隣に存在する。
・当時は東京湾沿いにあった。つまり、海岸線はここ。
・現在、「火炙台」が残されている。丸い鉄柱を刺し、罪人を縛り付け、回りに木を置いて点火。
・また「磔台」も残されている。これは穴は四角であり、つまり木材を刺した。上に罪人を縛り付けて、槍で刺す方法。
・江戸時代、東海道を旅する人は、その近さから絶対に目にする光景。犯罪抑止力としての効果は高かったものと思われる。
■写真集
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HI/上位45%【2020年3月10日から】
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