小5/歴史:明治の「改造紙幣10円」と神功皇后
2020年5月8日(金)。
我が家は同じ雑誌が毎月2冊、同一住所に届く不思議な家庭です。
そんな家庭環境ということもあり、娘に対する金融教育の一環として、娘には『日本貨幣カタログ 2020』を、10分/dayのペースで繰り返し読んでもらっています。貨幣の歴史を紐解くことが、インフレなどの理解にもつながりますからね。
娘がp.206の、「改造紙幣10円」(神功皇后10円)を見て、
=quote=
旧紙幣と交換のため、イタリア人エドワルド・キオソーネに図案、原版作成を委嘱し、従来の欠点を改良し、印刷局最高の技術を駆使して、華麗なる紙幣を製造した。
発行:明治16年9月9日(1883)
図案:神功皇后
=unquote=
(画像ソース:国立印刷局の1円)
娘:「この女の人、誰?。ずいぶんと綺麗なひとだけど。」
・・・ということで、神功皇后(じんぐうこうごう)について一緒に調べました。正直、僕も全く知りませんでした。
・史実かどうかはさておき、『日本書紀』に登場。
・14代仲哀天皇の皇后。西暦200年の仲哀天皇崩御後、摂政となり、ヤマト王権の全国制覇を完了。
・子供を妊娠しながら(15代応神天皇)、朝鮮半島に渡り新羅を攻めて勝利。高句麗と百済も朝貢を約束し、「三韓征伐」を達成。新羅からは「七支刀」が貢がれる。
・約70年摂政としてヤマトを率いて、100歳で死去。
・幕末までは15代天皇として名を連ねていたが、徳川光圀の『大日本史』にて摂政に格下げされ、歴史の表舞台から消された。
・明治になり、初の紙幣肖像画として採用。イタリア人キオソーネがデザインしたので、西洋風になっている。
娘:「おー、あの七支刀が貢がれた人物なんだね。。」
僕:「それにしても、スーパーウーマンだな。戦前では、誰もが知っている存在だったらしいな、神功皇后は。現在では、八幡様(=誉田別命(ほんだわけのみこと)=応神天皇)の母なので、武家の崇敬の対象だったわけだな。戦前は誰もが知っていたようだが、戦後は、その存在も含めて喧伝されなくなってしまったようだな。」
娘:「こうやって、権力者の都合のいいように、歴史は書き換えらえていくんだね。」
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HI/上位45%【2020年3月10日から】
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