SenkiChat:国語長文読解と記述についての考察

2020年05月(小5)


2020年5月30日(土)。

 

今朝のSenkiChatでのクライアントさんとのチャット。記事にしても良いとのことでしたので、纏めておきます。

 

クライアントさん:「国語の記述について。『カレーとにんじんとぼくのね顔』で、お姉さんは僕を「可愛がっている」のですが、どこにもその言葉がありません。両親がいない時、一緒に寝てあげる、料理を作って嫌いなものを皿に移されても知らん顔で騙されたような顔をして食べるなどの表現があり、そこから 「愛情」「可愛がっている」というワードを引き出す必要があります。これは、訓練してできるようになることなのでしょうか?書いていないことを書くようにもなりますので。しかし、書いていないことを書く場合、自分の考えで突っ走ってしまうこともあります。どのようなアプローチが有効なのでしょうかね。」

 

・・・僕自身の勉強にもなるテーマなので、この種の本質的な議論を歓迎しております。

 

まずは、「サピックス + 記述」などで検索して、過去の僕の記事を読み直してみました。このブログは反省録なので記録に基づき、過去の失敗を将来に活かすことができるので、僕も便利です。

 

以下が再読して意味のある記事でした。国語で悩んでいる方は、読むと僕の失敗経験を活かすことができると思います。

 

・2016年10月29日:小1/サピックス:後期保護者会に参加

・2018年04月19日:小3/公文:ついに国語GII(=中1後半)の縮約に突入

・2018年06月20日:小3/サピックス:国語の記述対策(これまでの反省)

・2019年04月19日:小4/公文:国語III135の記述

・2019年06月20日:小4/リブログ:”小3/サピックス:国語の記述対策(これまでの反省)”

・2019年07月12日:小4/公文:国語J81『枕草子』

・2019年07月13日:小4/サピックス:記述力(てんさく教室)

・2019年07月19日:小4/サピックス:日常会話と国語の記述力

・2019年09月22日:小4/SenkiChat:サピックスが求める記述力と家庭での会話の関連性

・2020年02月22日:新小5/社会:「土倉」について

・2020年05月19日:小5/雑考:親子で国語の日本語が通じない悲劇

・2020年05月30日:小5/リブログ:”小3/公文:国語GII113の「今夜は星がきれいですね」”

 

以上を読んだ後に、小5の5月断面で考える国語長文読解と記述への対策法は以下の通りです。この順序という「段取り」が大事だと考えます。

 

①日常生活において親子でたっぷりと意味のある会話をすること。舌足らずな子供の発言を、親の理解力を働かせて理解するのは厳禁。子供に対してきちんと状況説明をさせること。

 

②まずは基礎的な漢字と語彙力を知っていること。語彙を知らないと、表面的な文意を読み取れません。このような状態では、いくら塾で国語の指導を受けても、解説すら理解できない可能性が高いです。

 

③文章を黙読する絶対量を確保すること。バラバラの「漢字と語彙力」ではなく、文章としてスピード感をもって読む力が必要となります。「とにかく文章を読みまくる絶対量」が大事になります。新聞を長時間没頭して読むのは厳しいので、通常は、読書になります。

 

④音読ができること。サピックス国語の先生も口を酸っぱくして言っていますが、音読が大事です。音読をすることで、登場人物のセリフで抑揚をつけて感情移入することができます。平坦な音読しかできない場合は、そもそも内容を理解していない可能性が浮上します。尚、日本人の伝統として、少なくとも明治時代までは読書も「音読」が基本でした。ブツブツと呟きながら読んでいたんですよ、本を。音読しなくなったのは、昭和以後ではないでしょうか。

 

⑤演劇ができること。これは上記③の発展版です。大げさに音読して、登場人物の演技をできることができれば、きちんと読解力が付いていることを可視化可能だと思います。娘が小1~2のとき、サピックス国語を音読させると共に、一人三役くらいで、娘に演劇をよくさせていました。しかし、、、なぜかブログでの記録には無いんですよね。当たり前すぎて書いていなかった、のだと思います。

 

⑥行間を読めること。つまり、直接的な記述は無いが、著者が伝えようとしていることを文脈から読み取ることです。文章にはいろいろヒントがあります。これは、上記⑤ができていれば、達成可能だと思います。少し注意が必要なのは、「深読みのしすぎ」は蛇足になったり、勇み足になります。長文に書かれている事実をもとに客観的に読み解くことが大事となり、読み手である読者(この場合は解答する子供の視点)の主観は排除する必要があります。よって、直接記述されてないことを読み取って記述する場合、必ず、「なぜそう判断したのか」を子供は具体的な文章の箇所を指定して説明できる必要があります。

 

⑦記述で沢山書けること。線枠の弁当箱をそもそも書き尽くすレベルでの、絶対量を書ける記述力が必要となります。書けないと、話になりません。これは、公文国語を真面目に継続されたお子さんは、苦労しないと思います。縮約でとにかく書きますので。

 

⑧記述で問の本質を「一言」で言えること。このポイントでサピックスの配点は50%が決まります。この本質は、英文で言うと「動詞」です。日本語での記述の場合、一番最後にくる「動詞」が決め手となります。

 

⑨記述の解答だけを見て、元の長文を読んでいない人でも状況を把握できるかどうか。上記⑧の要素で50%が決まりますが、残りの50%は、状況説明の記述で配点が決定します。つまり、記述の解答とは、「採点者が何も原文を読んでいない前提で、解答者として問に対する解答で全体像を伝えきることができるかどうか」が問われています。

 

⑩記述の字が綺麗であること。これは印象を決定します。行が揃っていなかったり、文字の大きさが異なるようでは、読み手の心象が悪くなります。「書写」の訓練をすると、白紙でも整った文字を書くことができるようになります。

 

・・・以上、御参考になれば幸いです。

 

娘も、年長の10月(=2015年10月)は、ひらがなからのスタートでした。小5の5月で有名中国語に対応できているので今のところ国語は順調ですが、単に、公文先生やサピックス先生の言っていることを僕が咀嚼し、忠実に実行しているだけです。「国語は秘訣が無い」のが最大の問題であり、日常生活の影響が大きいと思います。

 

壁にぶち当たった場合は、上記①ができているか、確認すると良いと思います。案外、親子間の会話はテキトーだったりしますので。「ヤバイ」「ウザイ」「キモイ」「マジ」といった言葉を使っていないか、注意すると良いと思います。

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単3級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki