スタディアップ:スタディアップの戦略分析①(『中学受験は社会で合格が決まる』)

2020年07月(小5)


2020年7月5日(日)。

 

日本で唯一の社会専業塾であるスタディアップの野村氏の存在を知ったのは、この反省録を開始したちょうど4年前、2016年7月(=小1)です。当時、「僕の読書メモ:『「社会」の後回しは危険です』」という書評で記録が残っています。

 

小1ということもあり、その時点では1冊立ち読みしただけですが、小5の夏前というタイミングで僕の仮説の穴が何か確認するために、これまでに出版されている3冊全てをじっくり読むことにしました。

 

 

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背景として、娘の成績が野村氏の理論通りの展開になってきた、ということが大きいと思います。娘の場合、算数のvolatilityが高いのですが(基礎問題である大問1-3を落とすと算数が凹む構造)、社会が安定しているので、4科になると不思議なことにそれなりの水準に達するという構造です。実際の数字を見ると、分かりやすいと思います。

 

 

 

 

バランスが良いのですよ。小5の7月の偏差値なんぞなんの意味も無いのですが、サピックスの「2021年度用 中学入試日別偏差値一覧 女子」をみると、高い順に、①渋幕65、②慶應中等部64、③渋渋63、④桜蔭62、と書いてあります。ということで、仮に明日入試が行われたら学校選択の自由度はかなり高いことになります。

 

尚、現時点のサピックス社会の偏差値には、既に娘が中学受験本番の歴史を完成させているという事実は反映されていません。歴史は早期に完成させ、有名中の社会を一時期ごりごり解いていましたが、最後の記事は2020年5月の「小5/有名中の社会:2018年早稲田大高等学院」です。たぶん、現時点で小6のサピックス生と同じ問題を解いても、互角以上の勝負になると思います。現小6で有名中社会歴史を解いている方は少数派でしょうから。

 

・・・とまあ、前置きが長くなりましたが、「娘のような凡人はさっさと社会を固めた方が良かろう」という方針を再確認すると共に、穴が無いかをチェックするために、野村氏の以下3冊を精読しました。

 

①『中学受験は社会で合格が決まる』(野村恵祐/講談社/2011年6月30日初版)

 

②『中学受験社会合格への家庭内戦略』(野村恵祐/小学館/2013年7月24日初版)

 

③『社会の後回しは危険です』(野村恵祐/ダイヤモンド社/2016年7月14日初版)

 

まずは、1冊目の分析です。

 

 

(1)書籍

中学受験は社会で合格が決まる』(野村恵祐/講談社/2011年6月30日初版)

 

 

(2)僕が気になった記述と意見

記述内容と、僕の意見、過去のアクションをまとめておきます。

 

 

=quote=

・p.17: 中学受験において社会こそがまず最初に固めるべき科目であり、いかに社会を早めに仕上げるかこそが合格につながる戦略になる。

 

→正しい。

 

・p.26: 社会の成績を上げるには、この3ステップのサイクルを授業20%、暗記60%、問題演習20%程度の時間配分で行うことが大切になってきます。

 

→正しい。

 

・p.31: つまり、社会に関しては、生徒個々の学習センスをまったく必要とせず、覚えたか、覚えていないかの違いがそのままデキる、デキないに変わる科目なのです。

 

→正しい。

 

・p.36: 社会に関しては、塾で伸ばすものではなく、家庭学習の中で伸ばすものだという認識を強く持ってください。

 

→正しい。

 

・p.55: これはいちばん危ないパターンです。なぜかというと、社会の中にも、暗記すべき重要度というものが当然存在しており、そういったものを最適化せずにやみくもに覚えていっても時間の浪費となってしまうからです。

 

→正しい。尚、娘は膨大に無駄知識を覚えていますが、これは暗記スキルそのものを鍛えるためであり、中学受験社会で点数を取ることを目的にしていません。無駄知識リストは以下の通り。

 

小5/社会:「徳川将軍15代一覧」の暗記(元号を追加/2020年6月13日改訂版)

小5/歴史:戦後の歴代内閣の暗記(実績を1つ暗記)

小5/社会:小1から暗記すべき地理を発見(アトラスの「都道府県の県章・マーク」)

小1/暗記技術の筋トレ:フランス産ナチュラルチーズ

 

・p.62: 社会の公式。すべての問題を解くために必要な知識=日本の都道府県&白地図をインプットすること。

 

→正しい。サピックス生は、さっさと白地図と歴史年表を暗記完成すべきだと思います。

 

小5/社会:歴史年表トレーニング(完成→年表と白地図を共に終了)

新小5/社会:白地図トレーニング(全部を完成)

 

・p.79: 地理の頻出ランキングを覚える

 

→正しい。僕のスコープから漏れていました。娘はまだ対応していないので、開始しました。

 

小5/社会:「日本のすがた2020」でランキングを暗記開始

 

・p.105: そういうお子さんほど、日本地理の部分に時間を割いて覚えようとするのですが、日本の都道府県&白地図→基本単元→日本地理という正しい手順を踏んでいないため、非効率に暗記しているだけになってしまいます。

 

→正しい。基礎知識が無いと、暗記効率悪くなります。

 

・p.131: 歴史の定着度をチェックしてみる。どの程度、歴史の流れが頭に入っているのか、これからその手順を説明していきます。手順その1。まずは、全体の時代の流れを再確認する。

 

→正しい。

 

小4/社会:歴史年表(暗記完了→毎日やって維持モードへ)

小4/社会:歴史年表の開始

 

・p.140: はっきりいって、「社会は暗記が命」です。

 

→極めて正しい。尚、「では、どうやったら暗記スキルそのものを高めることができるのか?」についてはこの本では深掘りされていません。

 

・p.147: 年号を覚えるときは、ゴロ合わせを活用する。ここで年号を暗記していく上で、是非とも活用していただきたい方法があります。そう、歴史の年号を学習していく上で、とても役立つテクニック、「ゴロ合わせ」です。これに関しては、講師によって賛否両論の、なかなか奥の深いテクニックです。

 

→僕は反対派。というのも、最初からゴロ合わせに頼ると、暗記スキルそのものが向上されない為。尚、書籍は短期的に歴史をなんとかしたい、と考える層向けに書かれているので、その意味では正しいと思います。娘も、最終的にはゴロ合わせを使うことになると予想します。

 

・p.165: 歴史の勉強の正しい手順。①歴史の全体像を把握する。②大まかな時代ごとの流れをその時代の重要なキーワードを踏まえて、しっかりと確認し、土台をつくる。③時代の中の重要な出来事には、必ず年号を一致させて、より具体的に時代のつながり、流れをぴたっと頭に入れる。特に時代のはじまりと終わりの部分はしっかりとインプットしておく。④その上で、必要な事項をしっかりと細かい部分まで暗記し、知識に枝付けをしていく。

 

→正しい。江戸時代は詳細ストーリーラインをつくりました。

 

小5/社会:「徳川将軍15代一覧」の暗記(元号を追加/2020年6月13日改訂版)

 

・p.182: その上で、5年生のうちは、志望校の選択肢を広げるという意味でも、早めのうちに漢字で書けるようにしておくことをお勧めします。

 

→正しい。

 

・p.188: 公民という分野の秘密、それは、「一般的に地理や歴史に比べて、難しい問題が出題されにくいという秘密」です。

 

→正しい。

 

・p.201: 公民を攻略するための戦略は、「公民=数字とキーワードの対比を攻略すること」なのです。

 

→正しい。これは僕は認知していませんでした。

 

・p.207: やはりちゃんとスケジュールを組んで、時間をみつけては週に1回でも通常授業の公民と平行して、地理・歴史の復習をしたほうがよいです。

 

→正しい。復習サイクルを確立しないと、かたっぱしから忘れていきます。

 

・p.217: しかし、突発的に地理、歴史の問題をいくら解いても、その前の知識を頭にしっかりと入れる時間を先に取らなければ何の意味もありません。

 

→正しい。

 

・p.219: ここで、生徒の推移をみていると、非常に興味深い現象が起きます。この範囲なしの模試で社会の偏差値が高い(一般的に偏差値60以上)、好スタートを切る生徒ほど受験を自分の希望する形で終えていくのです。いったいどうしてこんな現象が起きるのでしょうか。答えはいたってシンプルで、社会ほど、一度しっかりと固めて適度に復習しておけば、成績が極端に落ちない科目は他になにからなのです。

 

→正しい。

 

・p.223: しかし、一般的に塾に通われる場合は、まず算数・国語を固めるような指示をする塾がほとんどで、社会を固めるような戦略をすすめるようなところはありませんので、間違ってもこのような声は表には出てこないでしょう。

 

→正しい。サピックス保護者会での1次情報を聞く限り、むしろサピックスは、社会の先取りについては否定的です。

 

・p.237: お子さん自身も自発的に世の中に関心を持つことができる方法としては、一般的には小学生新聞を読むことがいちばん有効な方法だと思います。

 

→正しい。2017年3月の「小1/語彙力:毎日小学生新聞に決定」にて実施。

=unquote=

 

■追記(2020年7月6日):
当日のアメブロ「教育・お受験」ジャンルの記事ランキングで2位の記事になりました。

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単3級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki