小5/算数:算数男子と「敗者のゲーム」
2020年7月27日(月)。
サピックス外のお話しです。
娘は同学年算数男子の強豪たちを相手に、良く戦い、良好な結果を出すことができました。女子としてはなかなかだと思います。
僕:「凄いじゃん。ろくすっぽ、算数に時間使っていないのに。凄いと思うよ。」
妻:「おめでとう!」
娘:「パパの言う通り、算数はミスをしたら負け、というゲームだね。」
・・・どこかで聞いたことがある言葉です。本棚から引っ張ってみました。
『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス/日本経済新聞出版社)
=quote=
p.21
機関投資家の証券運用を「勝者のゲーム」から「敗者のゲーム」に変えたものは何なのか?それについて分析する前に、この二つのゲームの本質的な違いを検討してみよう。
TRW社の著名な科学者であるサイモン・ラモは、「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」の決定的な差を、『初心者のための脅威のテニス』という本の中で明確にしている。すなわち、テニスには二種類のゲームがあり、一つはプロ及び天才的アマチュアのゲームであり、もう一つはその他大多数のゲームである、と。
どちらのゲームでも、プレーヤーは同じ道具、服装、ルール、得点計算方法、そして同じ作法と慣習に従うが、この二つはまったく異質のゲームである。両者の統計的分析の結果、ラモ博士は次のように要約している。「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う」
エキスパートたちのテニスでは、最終結果は勝者の行動によって決まる。プロのテニス・プレーヤーは長いラリーの末、強力で正確なショットを放ち、敵の手の届かない所へ打ち込んで勝利をつかむ。こうした一流のプレーヤーはめったにミスを犯さない。
アマチュアのテニスは、これとはまったく異なる。素晴らしいショットとか、エキサイティングな長いラリーといったものはなかなか見られない。ボールはしばしばネットにかかり、ラインの外へ出る。ダブル・フォールトも珍しくない。アマチュア・プレーヤーは敵をやっつけることなどめったにできず、いつも墓穴を掘って終わる。得点のほとんどは相手のミスによるものだ。試合に勝つのは、相手の失点が多いからだ。とすれば、私たちはミラクル・ショットを決めようとするのではなく、とにかくミスの少ない、確実なテニスを目指すべきである。
=unquote=
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。最初のきっかけは、『公文』で検索し、たどり着きもう何年も読ませて頂いています!息子は市立小学校に通っている3年生です。公文はJを狙って毎日頑張っています。全統小の偏差値も悪くはないです。しかし、学校の成績が3年生になり下がりそうです。今年度からAを取れる子が学年に1人から2人となる様です。学校の成績は、どの様に維持されていますか?いつかブログに書いて頂けたら嬉しいです。
>nyankoさん
学校の成績はKPIとして採用してないのであまり気にしていませんが、ほぼall Aだったように記憶しています。全てをきっちりと仕上げさせています、、、というよりは、僕と同じく「不得意が無いが何一つとして突き抜けない」かんじです。
本人も学校が大好きなので、それでいいかな、と思っています。宿題もサクサクやっており、特に負担感はありません。