スタディアップ:社会専門塾「スタディアップ」と対談①(2007年からの中学受験市場の変化)

2020年08月(小5)


2020年8月12日(水)。

 

(※ブログ引越しの為、8月15日(土)に掲載日時を変更します。)

 

僕が社会専門塾「スタディアップ」(https://www.studyup.jp/)の野村恵祐さんの本を読んだのは、今から4年前、娘が小1だった2016年7月です(「僕の読書メモ:『「社会」の後回しは危険です』」)。

 

その後、僕は野村さんの本に書いてある通りのことを実行したのですが、そうしたら、娘の社会が小5の夏前にほぼ完成しました。

 

一体どんな方なのだろうと関心を持ち、野村さんに対談取材を申し込んだところ、「ブロガーさんからの取材は通常受けていないのですが、戦記さんの場合はアクセス数が多くてOwned Mediaに近いのでお受けします」とのことで機会を頂きました。

 

取材時期は2020年8月某日、都内某所にて、1時間20分取材させて頂きました。

 

全5回の連載記事として記事にさせて頂きます。社会を得点源として、中学受験で良い結果を出したい方へのヒントになれば嬉しく思います。

 

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戦記:「どうもこんにちは!」

 

野村さん:「こんにちは!お会いして、ブログの雰囲気と違い、優しそうな方なので安心しました!」

 

戦記:「(笑)。本日は取材の機会を頂き、ありがとうございます!」

 

野村さん:「こちらこそ、よろしくお願いします!」

 

 

(1)2007年からの中学受験市場の変化

 

戦記:「野村さんは、2007年に日本初の社会科専門塾としてスタディアップを創業されています。その後、2020年の現在まで、どのように中学受験市場が変化したとお考えでしょうか。」

 

野村さん:「私は社会科という一つの教科を専門にしていますので、中学受験市場の全体像は正確には掴めていないかもしれません。スタディアップは私が大学生の時、2007年に創業しましたので、もう13年ですね。2007年当時は、サピックス・早稲アカ・四谷大塚・日能研といった大手塾に通って中学受験をする、というのが当たり前で、大手塾に頼らず家庭学習教材を中心に社会を固める方法は今ほど認知されていなかったように思います。しかし、最近は家庭学習を中心に据えて、CDやオンライン学習などを活用する御家庭が増えてきています。特に、2020年2月以後のコロナショックでは、この流れが加速した印象です。」

 

戦記:「僕の娘は現在小5の2022年中学受験組なので、小1の2016年当時からの市場の変化は、中学受験生の保護者という視点で把握しています。僕の見方としては、より低学年化が進んでいる印象を受けるのですが、野村さんはどうお考えでしょうか。」

 

野村さん:「私は戦記さんとは少し異なる見方をしています。あくまでも社会に絞ったお話になりますが、低学年化は一部の上位層はしているかもしれないけど、まだ全体的にはそれほど低学年化は進んでいないかな、と思っています。もちろん、偏差値帯別に傾向が異なる、というのが正しい認識かもしれません。サピックスは最上位クラスであるα1から、最下位クラスであるAまで同じ教材を使うスタイルですので、下位クラスのお子さんがサピックスの授業についていけない、という状態が深刻化しているように思います。この場合、保護者の方がどういうアクションを取るかというと、サピックス頼りにならず、他の手段も上手く取り入れて自衛することなんです。」

 

戦記:「大手塾をメインにしながらも、強化すべき点については専門塾の力を借りるという方が、実際に増えているように思います。これは驚くべき事実なのですが、娘のサピックスのαクラスの様子を聞いていると、小5の夏前の時点で、なぜかクラスメイトの大半が歴史を終わらせているんですよ。」

 

野村さん:「おかしな話ですね(笑)。サピックスが歴史を開始するのは小5の秋なのに、それよりも前に歴史が終わっているのですから。皆さん、ご自宅でサピックス以外の教材も活用しながら、先取りでやっているのでしょうね。」

 

戦記:「2007年当時は、そのような社会先取りの風潮ってありましたか?」

 

野村さん:「当時は、そこまで歴史を早期に完成させてしまう小5は、本当に稀だったと思います。最近ですと市販されている教材も豊富にありますし、色々な学習手段が増えたことにより、保護者の方の意識が早まっているのでしょうね。」

 

戦記:「僕が運営している匿名チャットであるSenkiChatで、低学年のクライアントさんからレポートを受けるのですが、皆さん何だかんだ言って、小1くらいから地理の都道府県の勉強を開始していますね。僕の経験としては、本格的に地理をやるのは小6までの漢字を完成させた後の、小4以後で良いと思います。とはいっても、僕自身も娘に対して地理に触れる機会は積極的に作ってきましたし、やはり同じような発想で先取りを進める保護者の方が多いのは自然なことかもしれません。」

 

野村さん:「社会を早期に固めた方が、中学受験で良い結果が出るのは当然ですからね。」

 

戦記:「僕も2016年に野村さんの本に出合わなかったら、娘の社会を現在のレベルまで引き上げることはできなかったと思います(笑)。娘の場合、B4白紙に書いた実際の入試問題の解答を僕が公開しちゃいますので、ブログの読者の方から「採点が甘いよ!」とお叱りを受けることもありますが(笑)、とはいっても小5の夏前の段階で社会の実際の過去問を解けるという事実には変わりません。地理、歴史、公民、全部大丈夫です。2016年に拝読した野村さんの本を、2020年に読み直して思うことは、極めて普通で当たり前なのに、多くの受験生が実践できていないことが書かれているということです。」

 

野村さん:「そうですよね、社会という教科は当たり前の事を当たり前にすると得点源にできる教科なのですが、それができていない御家庭が非常に多かったので、再現性の高く、実践してほしいことを凝縮してあります。1冊目が2011年の出版ですので、社会を最初に固める戦略をうったえて約10年になりますね。」

 

戦記:「2011年当時、社会を先に固めてしまえ、というコンセプトは中学受験業界に存在しましたか?」

 

野村さん:「なかったです。2011年当時は、とにかく算数ばっかりをやる風潮でしたね。そういった意味でも「社会を先に固めよう」というコンセプトは、その当時、斬新だったのではないかと思っています。」

 

戦記:「エッジが立っていて面白いですよね(笑)。」

 

野村さん:「おかげ様で、これまでに出版した社会の戦略や学習法を書いた3冊は、とても反響をいただいております。やはり、社会という教科に特化した本になっているので、保護者様がお子さんの時間の使い方や大手塾の方針に迷いが出たら、手に取って頂けるようです。」

 

(続く)

 

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■追記(2020年8月13日):
当日のアメブロ「教育・お受験」ジャンルの記事ランキングで4位の記事になりました。

 

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語II/上位45%【2020年8月5日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単準2級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki