スタディアップ:社会専門塾「スタディアップ」と対談④(スタディアップの教材について)

2020年08月(小5)


2020年8月17日(月)。

 

社会専門塾「スタディアップ」(https://www.studyup.jp/)の野村恵祐さんへの取材記事です。

 

全5回連載の、本日は第4回です。

 

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(4)スタディアップの教材について

野村さん:「弊社の教材は、全部私が一人で作っています。例えば、「暗記の極意777 アウトプットシリーズ」はサピックスのコアプラスとは違う軸でキーワードを整理、収録しています。全国の中学入試で実際に出題されている良問を集めた、コアプラスのようなイメージです。」

 

戦記:「(実際にテキストを拝見して)これは、、、スマートですね。凄い。。全て実際の入試問題ですね。。」

 

野村さん:「はい。実際の入試問題です。日本全国の入試問題を、地理、歴史、公民の出題形式ごとにエクセルで分類し、そこから相当な時間をかけて良質な問題を選別し、テキストにしています。ここまでの編集をしている教材は他に存在しないと思います。特に地理は毎年データ変わりますし。偏差値55~60以上のお子さんは、これをやった方が、早く合格水準に到達することができると思います。

その他の教材も簡単に紹介しますと、「コンプリートマスター歴史」という教材を制作しているのですが、この教材に付いている合格講義CDにしても、時代の流れと音声で、記憶に定着するようにしています。歴史は流れが大事なので、講義を耳で聴くことがとても大事です。」

 

戦記:「そういえば、サピックスは社会のCDは無いですね。耳で聴く方が、理解はさらに膨らむでしょうね。」

 

野村さん:「そう思います。耳で聴くことは、暗記においてプラスに働くことは間違いありません。そして、スタディアップとご縁の出来た受験生に対しては、とにかく社会の負担を減らしてあげたい、効率よく社会の偏差値をアップさせてあげたいという強い思いを持っています。

私が作っているのは、最高に効率よく社会を得点源にする、ひいては合格につながるための教材です。大手塾だと、社会の先生は、どこどこ学校の過去問を解きなさいという指示と、量を与えるだけなのが一般的です。これは、先生はとっては簡単です。指示すれば良いだけですから。しかし、私は実際に入試に出る問題だけを厳選してお子様に提供してあげたいんです。」

 

戦記:「娘はまだ小5ですが、最近のサピックスα上位陣は、白地図も年表もコアプラスも全部暗記しているので、その中の教材では差別化が出来ないように思います。違う教材を使わないと、点差がつかないのが実態ですね。ですので、娘が背中を追いかけているトップ層は、メイン塾の物量をこなしつつ、他のこともしていますね。社会の1問、2問で5点差は簡単につきますしね。」

 

野村さん:「はい、社会においては、取りこぼしは危険です。私は社会のプロとして、例えば「暗記の極意777 アウトプット歴史」という教材では、聖武天皇という1つのキーワードに対して、あらゆる角度から、入試に出題されやすい頻出の問われ方、パターンを13問くらい続くような編集をしています。この作業は本当に大変なのですが、入試で聖武天皇がどんな問われ方をしたとしても、お子さんが点を取り切れるような構成にしています。こういった点からも社会を得点源にする最短距離を提供している自負があります。」

 

戦記:「サピックスは物量作戦なのですよね。全てを暗記できるお子さんがいるとは、思えません。娘にも不可能だと思います。」

 

野村さん:「サピックスで社会の偏差値が低いお子さんはデイリーを役立てられていないし、上位層のお子さんにしても、全て消化するのは厳しいのではないでしょうか。質より量になっています。コアプラスにしてもある程度のキーワードは絞ってくれてはいますが、中級から上級向けの内容になっています。私が作っている「暗記の極意777 インプット」では、どんな中学でも絶対に必要になる重要知識のベースが身につくような構成になっています。サピックスで社会偏差値50~55くらいまでは、この1冊を使い込んでいただければ、ほぼカバーできると思います。」

 

戦記:「リアルタイムで小5サピックスをやっていて思うんですけど、サピックスのコアプラスは最後にやるもののような位置づけになってますけど、本来は最初にやるべきものではないですかね?だって"コア"なわけですから(笑)。」

 

野村さん:「はい、そうなんです!授業を受けて、その後すぐに、こういったコアプラスのような重要キーワードの暗記をやらないとだめなんです。でも、大手塾は、基本的に一人一人の本当に意味での定着度合い迄は見切れないのですよね。これは仕方がありません。集団塾としての先生のキャパシティがありますから。今は、御家庭もこの問題を分かっていますので、大手塾に通いつつも、社会については「塾に任せない」御家庭が増えてきたように思います。

 

振り返ってみると、2007年から2020年ヘの変化で大きいのは、大手塾の社会の夏期講習を休んで、スタディアップの社会ライブ講義に来る方が年々増加傾向にあることです。今日、ライブ講義に参加された20名のうち、半分以上は大手塾の夏期講習を休んできています。理由は明確でして、大手塾の小6夏期講習では、問題演習ばかりやるからです。でも、そんなことよりも、入試に出るキーワードを知りたい、覚えたいという人が多いですね。知識が入っていないのに問題演習をしても、全くと言ってよいほど意味が無いですし、保護者の皆様も、その事にどんどん気が付いてきているように感じます。」

 

戦記:「どきっ!娘が心配になってきました(汗)。娘は1年前倒しで、有名中で実際の入試問題を解いていますが、覚えていない所や、弱いところは、見事なまでに点が取れません!」

 

野村さん:「スタディアップを利用される御家庭は、塾に任せるだけの社会の取り組み方に限界を感じ、自分たち親子のペースで社会を再構築したい、という方が非常に多いですね。社会さえ頑張れば、合格にぐっと近づくことはお分かりになっていますから。夏のこの時期には、大手塾では消化しきれないほどの問題演習の宿題が大量に出ますし。」

 

戦記:「重要キーワードを覚えていないのに、問題を解いても意味が無いのに、ですよね。」

 

野村さん:「そうなんですよ。」

 

戦記:「とある大手塾の保護者会で、理科の先生が言っていたことなんですけど、例えば家庭教師を雇って1時間、酸性・中性・アルカリ性の各種試薬の色を覚えた場合、保護者からクレームが来るそうです。そんな一人でできることに、わざわざお金をかけて1時間家庭教師を呼んだのではない、と。

 

でも、このクレームに対して、その大手塾の先生は否定的な立場でした。覚えていないのに、問題を解けるわけがないと。しかし、一緒に暗記しようとすると、家庭教師にお金を払う立場にある保護者からクレームが来て、その家庭教師も困ることになるから、つい問題演習になってしまうと。

 

もう、これは悲劇ですね。」

 

野村さん:「悲劇ですね。点数に繋がらないです。社会も全く同じですね。大手塾の小6の夏期講習の社会の問題演習の時間を有意義に使えるのは、偏差値60以上のお子さんなんですよ。それ以外のお子さんには、なんの意味も無いです。しかし、最近は塾に任せても結果が出ないという現実に気が付き始めた保護者様が増加しています。特に、社会が本当に手つかずの状態で、最初に何から取りかかれば良いのか相談されることも多いですね。」

 

戦記:「社会が手つかずの方には、どのようなアドバイスをされるんですか。」

 

野村さん:「本の中でも書いているのですが、わたしが「社会の公式」と定義している、白地図と都道府県を覚えることから始めてくださいとアドバイスをしています。白地図とは、山地名、山脈名、川の名前、平野の名前などで、都道府県は、47都道府県の名前・県庁所在地・位置・形を覚えることからはじめてもらいたいですね。この社会の公式は、算数で言えば四則計算、国語でいえば漢字のようなイメージです。

 

尚、私自身も、「白地図ピース」という教材を出しています。この教材は楽しみながら、日本の白地図と都道府県を暗記できるように作ってあります。都道府県の位置を覚えさせるパズルはチラホラあるのですが、この白地図を覚えることに特化したパズル教材は他に存在しません。低学年時の社会に取り組み始めた段階でやってもらうと、小4になった時に、入試本番でも出題されるレベルの白地図を全部覚えている状態でスタートダッシュできると思います。もちろん、低学年だけではなく、小5~6で白地図がなかなか覚えられない方にも活用いただいています。」

 

戦記:「でも、自分で白地図チックな教材を作ろうとする方が結構いらっしゃいますよね。アメブロにはたくさん、そういう自己満足ブログが沢山ありますよ(笑)。」

 

野村さん:「いえいえ、自分で作られることも良いことだと思っています。その場合は、次の2つに注意していただければと思います。

 

1つ目は、作っている過程に満足せずに、作りきった後が本当のスタートで、自作の教材に愛着を持ってしっかりと継続して使い込んでいただきたいこと。

 

2つ目は、白地図の場合、市販の参考書ですと、学年や出版社によって覚えるべき内容がだいぶ異なっていますので、そこは注意してください。ものによっては簡単すぎてしまうか、その逆に、入試に出にくい細かいものまで覚えさせようとするものもあります。白地図に関しては、出来る限りお子様の負担を最小限にするためにも、入試に出る最重要レベルに絞って、早い時期にまとめて一気に覚えてほしいということです。白地図の暗記には色々な方法があると思いますが、どんな方法でも良いので、白地図で社会に苦手意識を持たずに、ひとりでも多くの方が社会で良いスタートダッシュをきって貰えれば、本当に嬉しいですね。」

 

(続く)

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語II/上位45%【2020年8月5日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単準2級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki