ヨンデミー:現役東大生開発の「AI司書」への取材(⑤東大のみ受験)
2021年1月15日(金)。
「AI司書」サービスを展開するヨンデミーの代表取締役/笹沼颯太さん@東大経済学部3年への取材記事を、全9回で連載させて頂きます。中学受験→筑駒時代→東大経済学部でヨンデミーを起業→ヨンデミーで何を目指すのか、といった流れの連載になります。
⑤東大のみ受験
戦記:「そういった本質を考える時間をたっぷりと6年間味わって大学受験をされていますが、どういった大学を受験されましたか?」
笹沼さん:「東大しか受験しませんでした。」
戦記:「・・・なるほど。」
笹沼さん:「高3の時に筑駒の文系で1位だったのですが、塾の東大模試でもずっと1桁順位でした。たまに浪人生に負けることもありましたが、現役生で全国1位だったこともありました。これが高3の夏くらいの状態で、既に最悪1科目くらいの点数がまるまる無くても合格できるような状況だったので、他の大学を受験することはやめました。」
戦記:「はぁ。。大学受験では、塾って行かれましたか?」
笹沼さん:「筑駒のクラスメイトは、鉄緑会に通っている方が多かったですね。あとはSEG。中1から通っている同級生も結構いました。私は例のごとく宿題が苦手というか嫌いでしたので、最初は行きませんでした。ただ、中3の夏に友達から、お前は英語が出来なさすぎると心配されまして、ついにSEGに行きました。SEGは面白いんですよ。英語にしても単語帳とかは使わずに、文法とかも教えない塾です。これが、私の暗記嫌いにマッチしました(笑)。英語で絵本から読み進めて、最後はハリーポッターのような分厚い本を読めるようになるという内容なんです。私は高2までは理系でしたが、そこから文系にしました。そこから社会をやり、数か月後には文系1位になれました。文転した理由なんですが、もともと航空宇宙とか情報とか統計にも興味はあったのですが、一番大事なのは、、、大学院に行きたくなかったんです。」
戦記:「(爆笑)」
笹沼さん:「大学院に行くと、その分野を深堀りしていくことになります。しかし、その研究結果が世の中の役に立っていくスピードが遅くて、私が生きているうちに社会に還元されるかどうか、怪しいと思いました。多少は還元されるのかもしれませんが、自分の1回しかない人生として実感を持ち辛いと思います。それで、自分の手で、もうちょっと肌感覚のある形で社会に貢献したいと思いました。つまり、ビジネスという形態が頭の中に浮かびました。それで、経済学部がいいなあと考えて、文IIにしました。理Iからでも経済学部は行けるのですが、理Iのカリキュラムの問題は、実験の時間が結構長くて、忙しいんです。でも文系だと自分が自由に使える時間が多いことに気が付いて、あまり迷わずに文系を選択しました。」
戦記:「たしかに、可処分時間って大事ですよね。特に大学時代は。」
笹沼さん:「はい。その時間を使って、大学2年生の終わりから起業準備を初めて、大学3年生の頭である2020年春に起業しました。それまでにも、文系で時間があったので、いろいろなことを経験できました。バイトや大学外での活動も。とはいえ、もともと起業をしようと思って活動していたわけではありません。今も休学することなく、在学中のままでヨンデミーのCEOをやっているのですが、それでも大学と経営を両方できるのは、経済学部のカリキュラムが緩い御蔭です。」
戦記:「まさに、可処分時間の賜物ですね。起業につながり、なぜか戦記君から取材を受けているというのは面白い展開です。」
笹沼さん:「まさか、こうなるとは思っていなかったですね(笑)。」
(続く)
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JI/上位10%【2020年12月8日から】
③算数:塾カリキュラムでオントラック
④語彙:パス単準2級+言葉ナビ下巻
⑤漢字:小5の深堀り中
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