『おいしい日本地理』(中学受験用の漫画):1st travel 東北その1 冷気耐え抜く朝市の一杯

2021年04月(小6)

2021年4月4日(日)。

 

おいしい日本地理 ~まんがでわかる中学地理&ご当地グルメ~』(ぷぇんすく・くじょう/講談社)

 

が、中学受験の観点から面白いので、僕から講談社さんの編集者さんに対してダメモトで「企画書」を持ち込んだところ、前に進むことになりました!。KADOKAWAさんともご一緒させて頂いたことがありますが、出版社さんと一緒に何かできるというのは嬉しい限りです。中学受験生の社会への関心が高まると、受験生も楽しくなるし、出版社としても書籍が売れるから良いと思います。

 

ということで、『おいしい日本地理 ~まんがでわかる中学地理&ご当地グルメ~』の全16編を、毎週末に僕がレビューする連載を開始することにします。今回、講談社さんから漫画の画像提供と掲載許可を頂くことができました(凄いです!)。

 

 

■1st travel 東北その1 冷気耐え抜く朝市の一杯

 

主人公は八戸の朝市にいます。

 

 

 

この漫画で学べることは、以下の通りです。

 

(1)やませ

サピックス生ならば誰でも知っている「やませ」。社会コアプラス176でも、「夏にやませがふくと」とは出てきますが、やませの発生メカニズムについては、あまり解説されてないように思います。

 

僕もやませが「親潮の上をふいてくる北東の風」であることは知っていたのですが、実際に2017年7月に「小2/47都道府県の旅:宮城県、山形県、岩手県、秋田県、青森県(2017年8月)」で娘が体験したやませは、「概ね曇り、小雨、ガス。「やませ」という気象現象を、体を濡らしながら理解。(割愛)仙台はいきなり雨。レンタカーで山形県に移動。奥羽山脈を越えると、晴れとなる。」なんですよね。知識として、やませが冷たい風というのは知っているが、なぜガス(霧)になるのかが、漫画を読んで理解しました。

 

漫画には以下プロセスが書いてあります。

 

暖流の黒潮=水蒸気が多い → 黒潮が寒流の親潮とぶつかることで潮目ができる → 黒潮と親潮の寒暖差で低層雲が発生する → 北東の風がその低層雲を太平洋側側に運ぶ → しかし標高1,500mの奥羽山脈を越えられないので太平洋側に留まる → 太平洋側は稲作には不利な条件になる → 現在ではレタス、ホウレンソウ、カブ、ゴボウ。

 

潮目とやませの関係は、僕も知りませんでした。どうりで、ガスになるわけだ。

 

 

(2)水稲からの転作

太平洋側ではなくなく米を生産していたのですね。流通が発達した戦後になり、水稲からの転作が拡大していった。リンドウは水稲の転作作物として知られる。岩手県では冷涼な高地で自生もしていたため、1977年に登録された「いわて」をはじめとして品種改良が進み、現在でも生産量は日本一。

 

 

(3)いちご煮

妻と僕が20代のころ、バイクで東北地方一周ツーリングをした際、青森で頂いたことがあります。しかし、、、ウニはウニとして食べた方が良いのではないかと。。それとも20代には理解できないお味だったのか。。これはまた試さないといけませんね。

 

 

 

 

 

 

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Posted by senki