『白村江』(荒山徹/PHP文芸文庫)のレビュー
2021年5月27日(木)。
書店で平積みにされていた、『白村江』(荒山徹/PHP文芸文庫)。
読んでみましたが、なかなか面白いので小6中学受験生にお薦めです。
娘は早速読み始めていますが、
娘:「蘇我入鹿ってこんなにカッコよかったんだっけ(はーと)」
と夢中です。小説としての構成も優れており、「開戦二十一年前」から「開戦」までの東アジア史の流れが良く分かります。歴史の授業で、「大化の改新」とか「白村江の戦い」とかを学ぶわけですが、当時の国際情勢を流れを追って理解できる小説です。天皇家がどうやって地位を確立し、律令国家をつくっていくか、その過程を理解できる良書です(大胆な仮説が提示されています)。
それにしても、蘇我入鹿がかっこいいです。娘は、飛鳥寺・飛鳥宮跡を訪問していますが、あの時の経験をもとに読み進めていくことになると思われます。
スタディアップの「暗記の極意 アウトプット 歴史」には、白村江は以下の通り出ています。
=quote=
083:[xx]天皇は、蘇我入鹿を倒して天皇中心の国づくりをめざしたが、すぐには天皇にならず、唐と新羅の連合軍に敗れた[xx]の戦いの後に即位した。
天智、白村江
東京都市大学付属中学校
=unquote=
・・・なかなか、奥行きがある問題選出です。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JII/上位6%【2021年4月9日から】
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