『平城京』(安倍龍太郎/角川文庫)のレビュー
2021年6月5日(土)。
『平城京』(安倍龍太郎/角川文庫)
先週末には読み終えましたが、余裕が無く記事にできませんでした。結論として、サピックス小5-6生で歴史が好きなお子さんにオススメです。
そして、この本は『白村江』を読んだ後に読むと良いですね。蘇我氏の隆盛→645年大化の改新で天皇家に権力→663年白村江の戦い→唐との関係修復のために遣唐使再開→672年壬申の乱(天武天皇派閥と天智天皇派閥の対立)→707年元明天皇(女帝)→710年藤原京から平城京に遷都、という流れが良く分かります。
娘は、2020年10月に平城京跡を訪問していますが、あのだだっ広い空間は、人工的な土木工事の結果であることが良く分かります。『平城京』には、藤原不比等、行基、吉備真備、阿倍仲麻呂、などの中学受験社会で抑えておく人物も活き活きと登場しますので、楽しめると思います。
尚、平城京の土木工事もさることながら、平安京の土木工事については、最近NHK「歴史探偵」で放送した「平安京ダークサイド」をみると雰囲気が分かります。平城京にも川の付け替え工事については、労力を割いていることが分かります。平安京の場合は、右京が度重なる洪水で使い物にならず、左京に人口がシフトしていったことが、都市の発展を理解する上でのポイントになると思います。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JII/上位6%【2021年4月9日から】
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