小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (6) 2019年開成中学校社会より 豊臣秀吉⑦

2021年09月(小6)

2021年9月21日(火)。

 

歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!

 

しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。

 

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2019年開成中学校社会

 

問13 下線部⑫について、豊臣秀吉が行ったことについて述べた分として正しいものを、次のア~エから1つ選び、以後上応えなさい。

 

ア 刀狩り令を出して、刀や鉄砲などの武器を農民から取り上げた。
イ 小田原の上杉氏を倒し、天下統一を完成させた。
ウ 朝鮮戦争に出兵したが、李舜臣(イスンシン)率いる水軍や、清の援軍に苦戦した。
エ 本能寺の変の後、明智光秀を桶狭間の戦いでやぶった。

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=quote=

■朝鮮出兵ってなんだったの?

 

さて、北条氏を倒し、天下統一を果たした秀吉。もう部下に分け与える土地がない。そこで秀吉が行ったのが朝鮮出兵。地味に結構なインパクトがありました。未だに韓国人に日本が攻めてきた、て言われますが、なんでこんなことしたんでしょう?

 

秀吉が高齢化して頭がおかしくなったから、みたいなよくわからない理由が意外と主流の理由で語られていますが、そんなことあるでしょうか?正直教科書レベルで説明が必要な話なのに、まともな教育とは思えません。先の世界情勢から解きほぐしてみてみましょう。

 

(割愛)

つまり、スペインイエズス会は、中国利権を手に入れるために、常に日本を中国とぶつけようとしていた。これは明治以降も、そして今も常に西欧諸国が日本に仕掛けてくる構造です。カブラルの意図は、日本と一緒に明を取る。そしたら朝鮮半島は簡単に手に入る。朝鮮半島に軍事拠点を置き、時間をおいてキリシタン大名を寝返らせて日本を二分して戦う。こんなシナリオを描いていました。

こうした考えを、秀吉は察知していたのでしょう。

=unquote=

 

時の為政者が持つ視野や、それに基づく各種判断というものは、後世に生きる我々には評価するのが難しいですね。一民族の趨勢として考えると、結果論としては秀吉に救われていることになります。

 

少し時代は下がりますが、北米での先住民族を活用した国家間の代理戦争や、先住民族同士の紛争に武器を供給するスキームを連想させますね。お互いに弱ってくれる分には問題ない、と。

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位5%【2021年8月6日から】

 

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Posted by senki