小6/記事レビュー:Yahoo「中学受験で人生が決まるわけじゃない」
2021年10月29日(金)。
・2021年10月28日:Yahoo「中学受験で人生が決まるわけじゃない」
=quote=
朝比奈 私も子どもが中学受験の真っ只中にいた時はあまりに真剣になりすぎて、毎日すごく緊張しながら過ごしていました。この先どうなるのかと不安で、愚かしいこともたくさんしていたんです。それから8年が経ち、ようやく自分自身の言動やママ友との会話などを振り返ることができました。やっと中学受験を客観視できるようになったから『翼の翼』が書けたんです。
おおた 中学受験は、親自身が人生を考えるきっかけにもなりますね。そのきっかけを子どもがくれるんです。『翼の翼』を読めば、そのことにも気づくと思います。僕はこの小説を読んだことで、『なぜ中学受験するのか?』では、あえて心情的な部分を排除して、中学受験の仕組みやその背景にあるものを解説することに徹したんです。やはり心情的な部分は、小説のほうが伝わるということが『翼の翼』を読んでよくわかりました。
(中略)
おおた なぜ損得勘定にとらわれてしまうかというと、現代の人々が何事もビジネス的な観点で評価するようになったからです。何を買うにしても何を選ぶにしてもコスパなど目に見える数字で判断してしまうんです。その延長線上で中学受験を見てしまうことが根本的な問題だと思います。だけど子どもを育てるには、思い通りにいかないことも思いがけないよろこびもたくさんあります。ビジネス的な論理と合うわけがないんです。
=unquote=
若干、違和感があります。
正確には、
「ビジネス的なマネジメント手法や投資手法の論理は武器になるので積極活用すべき。しかし、その対象が、①我が子であること(=交換できない)、②相手が小学生であること(=成熟していない)、そして、③学問領域という資質にも関連する分野であること(=不確実性が大きい)、という特殊性を考慮して実施しないと、ビジネスの論理の応用はうまくいかないどころか、逆効果になる。」
だと思います。ビジネス的な論理を完全否定するのは、流石に無理があると思います。ビジネスの論理を応用しつつも、中学受験向けにカスタマイズする、というのが正しい方法論だと思います。まあ、「一歩引く」というのが難しいから、筆者は警鐘を鳴らしているのかもしれませんが。
論理的なマネジメント抜きで中学受験を情緒的に行うのは、武器を持たせないままに前線に送り込むようなものだと思います。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位5%【2021年8月6日から】
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