SenkiChat:「新1-2年生のサピックス入試テストに合格しましたが準備は必要でしょうか?」

2021年11月(小6)


2021年11月21日(日)。

 

サピックスの新1年生の入室テストの結果も出て、小学校受験の結果も揃ってきた時期と理解します。SenkiChatで質問を頂き、ディスカッションになることが増えてきたテーマがあります。

 

「新1-2年生のサピックス入試テストに合格しましたが準備は必要でしょうか?」

 

低学年サピックス(=小1-3)のカリキュラムですが、娘が小1だった2016年から大きくは変わっていません。まだ我が家は中学受験本番を経験していませんが、現在の立ち位置から振り返って言えることは以下の通りです。

 

(1)結論

準備は必須。基礎への準備をしてからサピックスへの通塾を開始しないと、あとで後悔することになる。

 

(2)理由

以下の通りです。

 

①サピックスは基礎を扱わないから。サピックスは「(世間一般の意味での)基礎」を扱わない特殊な塾です。天才児以外は、基礎を家庭学習で先取りしておかないと、ついていけないと思います。サピックスでは「基礎が既に構築できていること」を前提として授業が進みます。具体的な例を示すと、例えば小2のサピックスでは夏期講習で九九を扱います。でも、九九を渡されて、いきなり九九を活用した思考力系問題を解きます。このスピードで九九をマスターできる自信がある方は、先取りは不要だと思います。

 

②サピックスは最上位層が満足する高いレベルを求めるから。低学年サピックスの問題は、最上位層の知的好奇心を刺激するレベルで作成されています。サピックスは論理的思考力が問われます。国語でも算数でも、つまるところ「設問の趣旨を正確に理解できないと太刀打ちできない」です。リードセンテンスは同学年の他のテキストと比較すれば分かりますが、2-3倍は長いですね。なので、そもそも題意を取れないお子さんは、解くことすらできないという悪循環に落ち込むことになります。

 

(3)よくある誤算

僕は過去5年間、中学受験市場を観察してきましたが、以下が良くある誤算です。

 

①公文エリート組の誤算

「え!うちは公文算数と国語で先取りをしてきたし、学年相当以上をはるかに進んでいる。それなのに、なんでサピックスでは点が取れないんだ?」

 

理由は簡単です。公文は「腕相撲という競技」であり、サピックスは「なんでもありのストリートファイト」だからです。確かに、腕相撲でチャンピオンになるくらいの腕力があるとストリートファイトでは有利に働きますが、それだけではストリートファイトには勝てません。後ろからローキックされたら、あっけなくダウンすると思います。

 

②市販教材で努力した組の誤算

「え!うちは算数はトップクラスとか最レベをやってきたし、国語についても長文読解をやりこんできた。それなのに、なんでサピックスでは点が取れないんだ?」

 

理由は簡単です。トップクラスも最レベも、問題傾向がサピックスとは違うからです。両者は算数については直球算数に近いのですが、サピックス算数は直球算数から程遠い内容です。サピックス国語も、実際の教材を見てみればわかりますが、記述の方向性が市販教材とは違います。市販教材をやることで学力は向上するのですが、その向上する方向性がサピックスとは異なるように思います。設問の雰囲気も違いますしね。

 

③共働きの誤算

「え!うちは、子供が自宅学習で頑張ってきたはずだ。それなのに、なんでサピックスでは点が取れないんだ?」

 

理由は簡単です。頑張る方向性が間違えている可能性があります。進捗管理はできていましたでしょうか。答えを写していた可能性は皆無でしょうか。

 

(4)解決する方向性

以下の通りかと考えます。再現性が高い順、すなわちリスクが低い順に書き出してみます。

 

①きちんとしたデータに従って、算数に取り組んでみる。大量の誤解答のデータを持っているサービス会社が強いです。我が子だけが特殊事例なんてことは、ほぼあり得ません。

 

②子供が間違えた瞬間に、その場で厳格に採点される仕組みを導入する。共働きだと厳しいですね。低学年のお子さんは忘れるのも早いので、その場で直さないと効率が悪いんですよ。

 

③算数を論理的な文章で記述されている教材を試してみる。でも、なかなか良い教材が「紙の世界」ではないんですよ。理由は大量に文章で記述すると、印刷代が高くなるからだと思います。

 

・・・2021年11月現在では、RISU算数をとりあえず試してみるというのが、再現性が高い準備方法だと思います。娘は小2の夏休み前にそれまでの算数が崩壊したので、市販教材で小1からやり直しました。また、小3の夏には、それまでの基礎算数が穴だらけだったので、RISU算数で補強しました。以後は、算数は順調に進捗しています。RISU算数で基礎を構築しておいたのでサピックス授業を吸収できて、フォトンへの先取りにつなげることができた、というかんじです。だったら最初からRISU算数やっておけよ、小1当時の僕に言いたいです。

 

とはいえ、RISU算数も万能(=これだけやっていればよい)ではありません。四則演算の練習量の絶対量は、別途紙の教材でやる必要があります。この点さえ勘違いしなければ、サピックスで順調に発進できる基礎を構築できる可能性は高いと思います。

 

低学年で大事なのは、とにかく、いろいろな教材を試すことだと思います。何がお子さんにfitするかは、試さないと分かりません。そのFail Fastの延長線上に、お子さんにとっての最適解があるように思います。試してみて合わない場合は、即撤退する。この損切りの判断を重ねることが大事です。

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】

 

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Posted by senki