小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (10) 2018年開成中学校社会①より 近現代史 リットン調査団
2021年12月2日(木)。
「歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!
しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。
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結論
・もともと不毛地帯の満州の住民の大半が支那人。日本の地位経営の成果。
・満州主要勢力だった張作霖は独立を志向せず、あくまで支那政権と自認。
・支那中央政府の権力が脆弱で日本人が保護されていない。
・柳条湖事件及び日本軍の活動は自衛的行為とは言い難い。
・満州国は地元住民の自発的独立ではなく、存在が日本軍に支えられている
・満州国に日本が持つ条約上の権益、居住権、商圏は尊重されるべき。国際社会や日本は支那政府の近代化に貢献できるのであり、居留民の安全を目的とした治外法権はその成果により見直せばよい。一方が武力を、他方が不買運動という経済的武力や挑発を行使している限り平和は訪れない。
日本にとって完全に都合がいいものではありませんが、結果的に満州権益を実質上認めている内容です。特殊と言っているのは植民地ではなく現地独立としている点です。治外法権がないから襲われる。国際世論の急速な悪化はどちらかというと上海事変で軍事力を用いたことなんです。
しかし上海は共同租界でいろんな国が入っていた。それを独占強奪する気なんじゃないか?と思われたのがよくなかった。しかし日本の民間人が殺され、キレてしまった。「上海権益放棄」「各国利益保護を宣言」などで、国際紛争解決はできたと思います。しかし報告書締結前に満州は急いで独立宣言。日本も満州国承認。上海、山東など支那権益も手放せず、満州だけにとどまれない事情が発生し、泥沼に引きずり込まれて行っています。
=unquote=
リットン調査団の結論が日本にとって都合が悪かった、というよりは、①上海事変での軍事力行使、②報告書締結前に独立を急いだ、ことが問題のようですね。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】
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