小6/記事レビュー:Yahoo「年収1000万円でも親の口癖は「うちは貧乏」そのワケとは」
2021年12月25日(土)。
・2021年12月25日:Yahoo「年収1000万円でも親の口癖は「うちは貧乏」そのワケとは」
=quote=
私のケースなのですが、子どもの頃に、母親からよく「うちは貧乏」と聞かされていました。
(中略)
そこで、突然知らされたのですが、私が子供のころの父親の年収は1000万円近くあったというのです。
その内容は「自分が子どものころに聞かされていた話と違う。うちは貧乏だったはず」といったのですが、そこには母親のいい分もありました。
=unquote=
上記はその通りだと思います。年収1,000万円で教育投資をしようとすると、貧乏になります。
中学受験のコンテクストで考える場合、最も「貧乏」になるのは、以下条件に合致している場合だと思います。
①住所:都心部(特に、港区、千代田区、渋谷区、文京区、中央区)
②世帯収入:夫が大企業サラリーマン激務で給与所得額面1,000~1,800万円/年で、妻が専業主婦
③住宅:ローンでのマンション持ち家
上記だと、かなりキツイ生活になると思います。家計のCashは回るのでしょうけど、貯蓄もできないし、もっというと資産運用なんてほぼできないと思います。
家計運営を決定してしまうのが、住む場所。住む場所がドライバーとなり、「中学受験をしない」という選択肢が無いので、中学受験をすることになります。しかし、給与所得が1,000~1,800万円の層は所得税・住民税・社会保険料が高いので、手取りにすると712~1,162万円/年程度。サピックスは小6だけで約150万円のCash Out。また、こういうご家庭は、それこそ未就学児時代から各種習い事に普通に投資していますから、まあ、100万円/年以上の教育投資はしていることになります。子供が1人ならばともかく、2-3名だと家計を大きく圧迫します。
また給与所得1,000~1,800万円/年の層が苦しいのは、生活水準を落とし辛いことだと思います。全て割高なものを選択する(とういか、選択せざるを得ない)ことが多いからです。奥さんが倹約家ならば良いですが、、、高年収の夫を選択するタイプは、、、。
経済的に考えて、且つ教育投資が最大化されるのは以下パターンなのではないかと考えます。
①夫婦:共働きで、サラリーマンとしての給与所得は手取り効率が良い800万円/年までに抑える。その代わり、激務と残業は回避する。手取りで591万円ですので、1,182万円/年/世帯のCash Inになります。夫のみサラリーマン1,800万円の手取りが1,162万円ですから、これよりも上になりますね。可処分時間が多いので、きちんと我が子の教育も見れることになります。
②住む場所:都心部を回避する。いろいろと学校見学しましたが、埼玉南部とか最高ですね。今の都心部の不動産価格が安いと思う方は少ないと思いますが、埼玉南部はまだこなれています。そして、中学受験熱も都心から比べると穏やか。そして、共学ならば栄東、男子校ならば開成、女子校ならば豊島岡にアクセスが容易です。
③住宅:経済的には賃貸が最強ですね。サラリーマン(=給与所得者)しかしたことが無いと知りえない世界なのですが、「サラリーマン+個人事業主(または個人所有の株式会社)」が可能な場合は、事務所として活用することになりますから。今どき、雇用主が副業禁止だとしたら、時代錯誤も甚だしいと思います。
・・・纏めると、令和時代の中学受験で一番苦しいのは、
「エリート大学卒で日系大企業で給与所得1,000~1,800万円で激務をこなす一馬力世帯で、東京都心部に住んでいて、住宅ローン活用して持ち家の世帯」
だと思います。給与所得3,000万円で激務でないならば最高なのだと思いますが、そんなポジションも無いでしょうしね。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】
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