2022年中学受験本番:鉄緑会についての仮説(渋幕合格鉄板組が合格発表前に取るかもしれない行動)
2022年1月23日(日)。
渋幕・桜蔭・豊島岡のどれかに合格したら、現実的な課題となる「鉄緑会」問題。
さて、突然ですが、僕は「先取り学習肯定派」です。まあ毎日たんたんと積み上げていると、いつの間にか「先取り」になるのであり、先取り自体がゴールではないのですが、ともかく肯定派です。
娘が中学受験の準備を開始した6年前の2016年には、小1-3の低学年時代における「先取り学習否定派」がネット上の意見としては主流派でした。「そんなの長期的に意味が無い(=効果に対する疑問)」とか「抜け駆けするなんてずるい(=倫理上の疑問)」とか、ともかく批判的な意見が多かったです。わざわざブログに攻撃しにくるから凄い。教育論争は宗教戦争に近いな、と当時思いました。僕は「先取り学習肯定派」ではありますが、「先取り学習否定派を攻撃する」スタンスはありません。我が子の教育なんざ、各家庭の趣味の問題なので、正解も不正解も無いと考えるためです。
あれから6年後、2022年現在では「先取り学習否定派」は6年間分の競争原理が働いたことで絶滅寸前のようにも思いますが、まだ火が残っているならば、今年の鉄緑会のパンフレットを熟読しておくと良いかもしれません。
(1)原文
=quote=
合格おめでとう 次は東大!!
中学合格おめでとうございます。しかし,中学入学はそれ自体がゴールなのではありません。有名進学校から東大に現役合格しているのは卒業生の2,3割に満たず,一流中学校に合格したからといって決して安心することはできません。大学受験の準備は早ければ早いほど有利となります。中学への入学は,6年後の大学入試に向けてのスタートの時でもあるという認識が重要です。
=unquote=
(2)中学受験に読み替えてみました
サピックス合格おめでとう 次は御三家東大!!
サピックス入室テスト中学合格おめでとうございます。しかし,入室中学入学はそれ自体がゴールなのではありません。サピックス有名進学校から御三家東大に現役合格しているのは卒業生の1割5分であり2,3割に満たず,サピックス一流中学校に合格したからといって決して安心することはできません。中学大学受験の準備は早ければ早いほど有利となります。サピックス中学への入室入学は,6年後の中学大学入試に向けてのスタートの時でもあるという認識が重要です。
・・・全く違和感がありません。
(3)さて、渋幕合格鉄板組が合格発表前に取るかもしれない行動
以下のようになっているのかもしれません。僕の想像です。
「明日、2022年1月24日(月)14:00が渋幕の合格発表だから、そろそろ現実的なことを考えないといけない。鉄緑会は悩ましい。医学部目指すならば分かるけど、我が家には本当に必要なのかな。どうせ渋幕から鉄緑会へは通えないから現実的ではないけど、渋幕に合格すると鉄緑会のオープンコースの土曜日枠は最速で確保できるから、2月校の合否に関わらず、25,000円払えた座席確保できてしまう。渋幕だとオープンコース土曜日は授業があって無理だから、本当に渋幕に通うならば平日に振り替えればいいし。渋幕合格したら、基本動作として鉄緑会の座席はとりあえず確保しておくべきなのかもしれない。レギュラーコースの試験である「新中1選抜試験」は、2022年1月29日(土)、30日(日)、2月5日(土)、6日(日)、と結構あるが、渋幕合格したら緊張がゆるむから、とりあえず29日(土)でも受けさせてみようか。でも、オミクロン感染が怖いから、2月校の合否が揃ってからでもいいかも。中学受験が終わっても、すぐに次の段取りが必要になるね。親は考えることを停止できないね。。とほほ。。」
(4)「先取り学習否定派」が抱える構造的問題
文部科学省がつくったスケジュールに従うべきだ。これはこれで信条としては良いのですが、子をマネジメントする親として「脳死状態」になりがちだったことが問題点だったのかもしれませんね。気持ちは分かります。脳死状態になり、何も考えなくてよいのは本当に楽ですから。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】
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