中1/記事レビュー:Yahoo「誰も指摘しない教育のタブー「子供の格差」を引き起こす親の経済力以外の”ある要素”」
2022年8月7日(日)。
・2022年8月4日:Yahoo「誰も指摘しない教育のタブー「子供の格差」を引き起こす親の経済力以外の"ある要素"」
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■「落ち着いて、集中して勉強する」という概念がない
したがって、子供たちがかりに勉強をするとなれば居間しかないが、そこには案の定大きなテレビがあり、おもちゃがあり、雑誌がある。雑然としたモノに溢れている。親兄弟や親戚がつねに集まってガヤガヤとしている。そんな場所では集中して勉強に打ち込むことは容易ではない。いや、そもそも家族のだれも「机に向かって集中して勉強する」という“発想”それ自体を持っていないといっても過言ではない。
文章で表現すると直感的には理解しづらいかもしれないが、貧しい人びとが暮らす街の日常生活のなかには「落ち着いて腰を据え、集中して勉強する」という概念自体がないのである。貧しい街にある貧しい家庭では、「勉強する」という営みは、自分たちの認知的枠組みのなかには含まれておらず、自分たちの生活や認知の「外側」にある逸脱的な行為として位置づけられているのだ。
(中略)
貧しい暮らしのなかに根深く共有されている習慣や文化や価値観こそが、そこで暮らす子供たちが得られる教育の質的・量的な乏しさをつくりだしている。国や自治体から「子育て世帯の(教育費)支援」の名目で多少のお金が入っても、それでは「貧しさをもたらす慣習や文化」そのものを変えることはできない。
しかしながら「貧しさはカネがないことと同じかそれ以上に、貧困層に共有される慣習や文化こそが原因だ」――と述べることは、現代社会では差別主義者として非難されるリスクをともなう。そのため「教育格差」の問題の核心部を理解している人も、自身の社会生活を危うくしかねない不名誉なレッテルが貼られるのを恐れて「各家庭の経済格差や貧困をなんとかしなければいけませんね」とお茶を濁す。
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★現時点の立ち位置:
①公文:英語LII、数学L、国語K
②英単語:パス単準1級までを熟成中
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