スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑫桜蔭→東京大学教養学部2年)

2022年11月(中1)

2022年11月25日(金)。

 

中学受験で目指す一つのゴールが、鉄緑会指定校14校への合格。

 

鉄緑会指定校生の強力なパートナーとなる「スタディコーチ」。娘は中学受験直後の2022年2月から本格開始しました。

 

 

 

憧れの第一志望校で深海魚生活。そんなの嫌ですよね。種々研究していると、中学受験終了を始点として中学校生活を円滑にスタートする場合、各学校の「個性」を認識しておく必要があります。というのも、各校の中身は驚くほど違うためです。中学受験をしている最中は、志望校の偏差値とブランドの先入観を持つために中身は良く見えないのですが、実際に通う現実に直面すると、その個性を理解しておく必要があると考えます。

 

僕も娘の進学先の個性についてはじっくり研究できるのですが、他校について把握するのは難しい(当然だが)。とはいえ、「教育投資と資産運用」がこのメディアのテーマなので、せめて鉄緑会指定校14校の個性については理解を深めたい。

 

以上を理由に、趣味の資産運用益を原資に、スタディコーチに在籍する鉄緑会指定校→現役東大生に取材活動を開始しました。

 

 

・2022年08月15日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(①女子学院→東京大学法学部)

 

・2022年08月31日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(②桜蔭→東京大学理科二類2年生)

 

・2022年09月08日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(③渋幕→東京大学法学部4年生)

 

・2022年09月15日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(④駒場東邦→東京大学工学系研究科修士2年)

 

・2022年09月23日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑤麻布→東京大学理科二類2年)

 

・2022年10月01日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑥開成→東京大学文科一類1年)

 

・2022年10月21日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑦聖光学院→東京大学文学部3年)

 

・2022年10月28日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑧豊島岡→東京大学前期教養学部2年)

 

・2022年11月03日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑨筑駒→東京大学教養学部/文一 1年)

 

・2022年11月12日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑩開成→東京大学教養学部(工学部応用化学科内定)2年)

 

・2022年11月20日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑪開成→東京大学教養学部2年)

 

・2022年11月25日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑫桜蔭→東京大学教養学部2年)

 

 

第9回までは学校別で、残りは5校(海城、筑附、雙葉、渋渋、栄光学園)ですが、取材対象者が見つからない!

 

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戦記:「桜蔭出身者への取材は2人目です。本日、宜しくお願いします!」

 

Hさん:「宜しくお願いします!」

 

戦記:「桜蔭において、学力的に成功する人と、そうではない人の違いは何でしたでしょうか。」

 

Hさん:「自らの意志をもって勉強できるか」が鍵になってくると思います。中学受験と大学受験は全く別ものですから、進学校に入ったからといって大学受験も安泰、というわけではありません。勉強が大好きと思えればなんの問題もないですが、たとえそう思えなくても、大学受験のその先にある夢や目標を描き、それに向かって自らモチベーションをもって勉強に取り組めれば、その質も量も格段に向上すると思います。」

 

戦記:「桜蔭において、差がつく時期はいつですか。中学時代からしっかり勉強しておくべきだとお考えですか。」

 

Hさん:「勉強の進度は人それぞれだと思いますが、中高一貫校に入った場合は、中学生のうちもある程度勉強はしておいたほうがいいでしょう。ある程度、というのは学校の勉強をきちんと理解する程度でいいと思います。大学受験レベルになると、初歩でつまずいてしまうとその先に進めなくなってしまいますから、中学生のうちにきちんと基本を理解し、受験期に応用のきいた問題にスムーズに取り組めるといいですね。」

 

戦記:「桜蔭から東大を狙う場合、何に注意をすべきだと思いますか。」

 

Hさん:「桜蔭の中にいると、東大受験者は圧倒的多数で、入学当初から塾に通い東大を目指す人も数多くいます。大事なのは、周りに流されず自分のペースで勉強することです。塾選びに際しても、みんながいっているからなどといった理由ではなく、説明会や体験に行って、自分で選択をしましょう。勉強には、自分のやりかた、自分のペースというものが存在します。周りに乱されず、自分にあった勉強法を確立できるといいでしょう。」

 

戦記:「コーチとして中学生、高校生を指導していて、鉄緑会指定校に通う生徒の共通課題は何だと思いますか。」

 

Hさん:「既に申し上げましたが、課題があるとすれば、自分の意志で勉強をできているか、という点だと思います。進学校や進学塾に長年の実績とカリキュラムがあるのは確かですが、それが絶対解であるわけではありません。その点をきちんと理解したうえで、あくまで自分の勉強の手段として塾を使えるか、自分で目標や意志をもって勉強できるかが大事だと思います。」

 

戦記:「ちょっとピントがずれた質問で恐縮ですが、鉄緑会に通っていれば、東大に誰でも合格できると思いますか?」

 

Hさん:「決してそういうわけではありません。鉄緑会には確かな実績と確立されたカリキュラムがあり、生徒が東大に合格するために十分な素材を提供してくれています。しかし、実際に勉強をし、試験を受けるのは生徒自身でありますから、入れば合格できる、という認識は間違っています。塾の雰囲気や講師との相性も考えつつ、自分にあった塾や勉強法を見つけるのが最も良い方法だと思います。」

 

戦記:「これまた変な質問というよりも、答えが見えている質問になりますが、鉄緑会に通っていなくても、東大に合格はできるとお考えですか。」

 

Hさん:「もちろん可能です。私自身鉄緑会には通っていませんし、周りにも他塾や、塾に全く通わず合格した友人もいます。塾に通うのか、通うのならばどの塾にするのかは、周りに相談しつつ、自分の意志で決めましょう。」

 

戦記:「難関の中高一貫校の生徒が、現役東大生コーチにコーチングしてもらう場合、どういうメリットがありますかね。」

 

Hさん:「大きなメリットとしては、より個人単位で、リアルな体験をもとに指導ができることにあると思います。塾などの大人数授業では、どうしても個人の進度に合わせた指導はできませんし、チューターなどへの相談も内容に限りが出てくるでしょう。しかし、現役東大生のコーチングならば、生徒さん1人のためだけの時間があります。ですから、勉強計画に限らず、学校生活の悩みや進路の相談など、より生徒さんのニーズにあった時間を提供できると思います。」

 

戦記:「本日はお時間頂き、ありがとうございました!」

 

以上

 

 

 

 

 

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Posted by senki