ヨンデミー:リニューアルについての取材②(「読書が人生を伴走してくれるような状態」を作ることが私たちの目的)
2022年7月25日(月)。
笹沼さん:「そして、目玉の変更点は、ヨンデミー先生の存在を大きく打ち出したことでしょうか。お子さんにとっては、先生の存在と役割は、大人が考える以上に大きいものがあります。各種サポートも、ヨンデミー先生に紐づいて展開しています。ヨンデミー先生がお子さんに伴走する、ことが大事なメッセージになります。」
戦記:「年齢によって三段階の悩みでの偏りはあるのでしょうか?」
笹沼さん:「どの学年でも、悩みは満遍なくありますね。低学年でも高学年でも、お子さんの発達度合いによって、三段階の悩みのどれかに該当することになります。」
戦記:「なるほど。学年ごとに大きな違いは無い、というのは興味深い発見ですね。」
笹沼さん:「そして、三段階のそれぞれのステップを飛び越えることが難しいことも、データで分かって来ました。低学年でホップをクリアできないと、次のステップには行けません。学年が上がるにつれて、三段階のそれぞれのギャップが大きくなることも、新たな発見でした。楽しく読書をすることにおいて、確かに「選書」は大事なポイントなのですが、ヨンデミー先生のような存在がお子さんに寄り添うことが、更に大事な要素となります。先生が感想を聞いてくるから感想文を提出するとか、そういうコミュニケーションが発生しています。」
戦記さん:「お子さんも、親御さんから本を渡されるよりも、第三者的な存在であるヨンデミー先生から渡された方が、リラックスして読めるかもしれませんね。」
笹沼さん:「毎日読むのは難しいお子さんでも、1日に3分、本について教えてくれるミニレッスンを受講することで、本のことを考える、本に向きあう時間になり、これが習慣化につながります。本を読まない日でも、ヨンデミー先生と3分チャットをすることが、大事になります。」
戦記:「私も娘に読書をしてもらっているときは、1日に20分とか30分とか、時間割を決めて時間を確保してきましたが、かなり大変でした。」
笹沼さん:「大変ですよね。それだけの時間を取ると。この習慣化するアプローチが大事になります。最近追加した機能ですが、読書をするとスタンプが貰えるような仕組みをアプリのトップ画面にしています。これは、ラジオ体操のスタンプ集めに似ているかもしれません。そのような感覚で、お子様に読書を楽しんでもらいたいと思っています。」
戦記:「懐かしいですね!夏休みのラジオ体操のポイント集め(笑)。」
笹沼さん:「三段階の最後のジャンプにおいては、幅広く読むことが大事ですが、ヨンデミーの強みでもある選書機能が活躍すると思います。ヨンデミー先生がお子さんの状態を把握しているからこそ、お子さんの関心のツボにはまりそうな、そういった本を提案して、読書の幅を広げることができるわけです。」
戦記:「ヨンデミー先生がお子さんに寄り添っているからこそ、お子さんの読書経験がジャンプするような提案ができるのでしょうね。」
笹沼さん:「本のジャンルにしても、いろいろな感想データが集まってきました。このデータを活用することで、アルゴリズムそのものも改善を重ねてきました。ノウハウとして大きいです。」
笹沼さん:「LPの新しい項目としては、保護者様向けのサポートも集約させて、よりわかりやすいようにしました。保護者様のこともサポートさせて頂いて、親子で成長できるようにしています。保護者様向けプチレッスンは、その一つです。ご家庭でどのようにお子さんをサポートすべきなのかのガイドになり、また教育に関する本のご紹介もしています。」
戦記:「なるほど。「ヨンデミー知恵袋」というのが新設されているのですね!」
笹沼さん:「はい、そうなのです!これまではLINEで相談受付をしていたのですが、いろいろなご質問を頂きましたので、それらを記事化することで検索して探せるようにしました。過去のヨンデミー先生としての回答例を見つけることができます。」
戦記:「他の保護者様のご経験を活用できるというのは良い取り組みですね。」
笹沼さん:「はい。もし検索して見つからなければ、ご質問して頂くことで、更に拡充されていくことになります。保護者様が悩まれていることも、人それぞれでポイントが異なります。国語力が上がって欲しいという方、語彙力、コミュニケーション能力の向上など、いろいろなことを目指して読書されている保護者様が多いです。それぞれのニーズに対応する形でサポートができるように、研究開発を進めています。」
戦記:「保護者様がお子様に求める読書のゴールは、たくさんあるということなのですかね。」
笹沼さん:「ヨンデミーをご活用頂く保護者様は、読書は良いものだ、という価値観は共有していらっしゃいますが、その先にある「なぜ良いのだろう?」というところについては、かなりの多様性があります。その観点は保護者様によって異なりますので、きめ細かくサポートをさせて頂ければと思います。」
戦記:「私の場合、中学受験ブロガーというか、教育投資に関するブロガーですので、どうしても低学年時代にしっかりと読書をしないと、高学年になった際に国語力が伸び悩んで大変な目に遭いますよ、というコンテクストで考えてしまいがちですが。学力以外に関する悩みもたくさんある、ということですね。」
笹沼さん:「はい。戦記さんのお嬢さんがご入会した頃はあまりフォーカスしていませんでしたが、今ではご入会頂く際のアンケートにて「お子さんにどうなって欲しいですか?」ということを聞いています。まずは文字に慣れて欲しいとか、表現力を上げたいとか、選択肢形式でお伺いしています。これによれば、親御さんが希望することは、どれも分散していますね。また、学年と段階は関係がないと申し上げましたが、それぞれ意図が違いますね。」
戦記:「具体的には?」
笹沼さん:「お子さんの状況と親御さんの認識がずれていることが多い、というのが大事なポイントかもしれません。保護者としてはいろいろな本に出合ってジャンプをして欲しいと考えていても、実はお子さんは文字が苦手でホップの段階にいるとか。こういうときにはきちんとサポートをさせて頂くことで、このギャップを解消することができます。」
戦記:「保護者は、どうしてもお子さんへの期待値が大きいために、古典とか文学とか、難し目の本を選んでしまいがちですしね。」
笹沼さん:「ヨンデミーとして目指す真の意味での読書教育は、国語力向上でもなく、読書習慣確立でもなく、大人になってから自分がやりたいこと、チャレンジしたいことがあるときに、「学ぶ手段として読書がある」とか、何か辛いことがあった時に小説に救われるとか、「読書が人生を伴走してくれるような状態」を作ることが私たちの目的となります。そこへ向けて、幼少期の時から段階的にサポートをさせて頂くことを重視しております。」
戦記:「ご指摘の通り、学力に関するというのは読書経験のごく一部でしかないですよね。情緒面も含めて。自分の人生に活かすことが大事かなと。」
笹沼さん:「ピアノ、そろばん、習字などについてはスキル的な向上というよりも、お子さんの人生の土台になるような体験をするために習い事として活用されている方が多いかと思います。その意味において、「読書というものは習い事の一つである」という価値観を持っていただけると、お子さんの人生の糧になりやすいと考えます。お子さんが大きくなった時に、ヨンデミー先生がいたから、今の自分がある、そんなふうに考えて頂ける方が増えることを目指しています。」
戦記:「習い事はたくさんありますが、親御さんの感覚として、自分で全部教えられると思うことが、最大の誤解のスタートかもしれませんね。図書館に行けば本はいくらでもあるが、大半の方は使いこなせていないわけですし。実際、本が多すぎて無理ですよね。」
笹沼さん:「今回の改訂でも、この点は強調しています。図書館通いをしていても、お子さんがまだホップの段階にいるなんて事例はたくさんあります。尚、最近はメディアさんに取り上げられたことが増えてきましたので、紹介もしています。」
(続く)
★現時点の立ち位置:
①公文:英語LI、数学L、国語K
②英単語:パス単準1級までを熟成中
















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